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ブログタイトル変えました。中身は変わらずKUONです。

眠れませ~ん。

小出裕章先生が語っておられるにつき、以下の文字起こしをお借りして来ました。

2013年1月19日、8bitnewsインターネットラジオ【ペイフォワード環境情報教室】第13回目に小出裕章さんが出演されていましたので、このブログでも共有させていただきます。 以下、小出さん出演部分を文字起こししました。

▼出演者
聞き手:ロッキー沢田
ゲスト・小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)

▼文字起こしは以下。

第13回目の今日は、京都大学原子炉実験所の小出裕章先生をお迎えして、福島第一原発についてのご意見をいただきました。

◆沢田
今日は、小出先生いらっしゃっています。
よろしくお願いします。

◆小出
よろしくお願いします。

【2号機について】

◆沢田
あの〜、新年初めということですがね、昨年末に福島第一の2号機のほうの温度の上昇についていろんなところで報道されたというのがございましたけれども、この2号機について、現状と今後の見通し、危険性について、もう一度お話いただけますか。

◆小出
はい、2号機の原子炉圧力容器のあちこちの温度が、え〜、昨年の暮れに上昇してきたというデータがあるのです。
で、それがなぜかということで、え〜、従来と同じように2号機の原子炉圧力容器の中には、水が注入され続けていますので、もしその温度の上昇が正しいということであれば、これまでとは別の発熱源が生まれたと考えなければいけないと思います。
え〜、これまでの発熱源は、炉心の中に貯まっていた放射性物質そのものですけれども、それが増えることはありませんので、別の発熱源があるということは、原子炉が再び臨界状態になったということ以外にはあり得ないと思います。

え、ただし、私自身は、原子炉が再び臨界になるということは限りなく可能性が少ないと思ってきましたし、今もそう思っています。
そうすると、温度計が上昇するという物理現象を、ん〜、これだろうという風に推定することはできませんので、私としてはたぶん温度計の故障だと今は思っています。
ただし、まあデータの推移を注意深く見なければいけないという状態です。

【3号機について】

◆沢田
はい、ありがとうございます。
またですね、別の話で3号機っていうのが元々MOX燃料を使っているというところで、1、2と比べてですねぇ、また更に注意が必要か否かというようなところはいかがなんでしょうか?

◆小出
はい、え〜、3号機は猛烈な爆発を起こし、たので、その爆発についても、核爆発ではないかという指摘をしている方もいらっしゃるわけで、3号機が1号機、2号機と少し違う事故の経過を辿ったということは、たぶんそうだと思います。

ただし、MOX燃料というのは、どういうものかというと、元々はウランを原料に使っていた燃料に、プルトニウムという物質を混ぜて燃料にしたというのがMOX燃料ですが、プルトニウムはウランに比べればたいへん危険性が高いものですから、MOX燃料を使うということは、それだけで危険性が増えているということは、確実なのです。

しかし、私は、ウランが核分裂してできる核分裂生成物というものが途方もなく危険なものだと思っていますので、え〜、その途方もなく危険なものの中にプルトニウムの危険がなにがしか加わったとしても、被ばくという意味で大きな危険の増加にはなっていないという風に思います。

え〜、ですから皆さん、MOX燃料を使っていたということで、例えばプルトニウムが大量に吹き出してきたのではないかというご心配をされているかもしれませんが、おそらくあまり関係ないと私は思います。
ただ、事故の経過自身が、1号機、2号機、3号機、すべて、少しずつ違っていますので、3号機独自の危険というものはあった、大きな爆発が起きたとかあったわけですから、もちろんそのことの意味がどうことなのかということは、今後検証しなければいけませんし、これからも3号機の事故の進展が1号機、2号機と違うということはあり得ると思いますので、データをしっかりと見ていくということが必要だと思います。

【4号機について】

◆沢田
それに続きまして、4号機が常に言われているところでありますけども、4号機の今後ですね、あの〜、数年かけてという中で、足場を組んで、キャスクに入れてという中で、取り出すのも難しい、でまた保管する受け手のほうも難しいというような話もありますけど、これについて今後の展望といったらというとこと、あと何ですか体制としてもですね、あの〜、先生からのアドバイスというか、先生は、僕らの願いとしては、先生にぜひアドバイザーとして入っていただいて、もう少し、先生以上にもっといろんな方も集めてと思う中、ずっと東電1社を見守る形で経産省がやってきたというところがあるかと思いますけれど、今後どういう形をとっていけばいいのかというなんか先生の私見も含め、アドバイスをいただければと思います。

◆小出
はい、え〜、4号機の使用済み燃料プールの中には、既に使用済みとなった燃料、つまりもうウランが燃え尽きた、それだけ大量の放射性物質が含まれているという燃料が1331体沈んでいるのです、プールの底に。
その他に204体、まだ燃やしていないという燃料が、プールの底に沈んでいました。
そして、東京電力は、まずは、燃やしていない新燃料というものを、2体だけプールの底から引き出してみたという作業をした、のです。
それは、え〜、もう既に行われましたし、大きな危険を伴わずに、とにかく取り出すことができたということになりました。

しかし、使用済みの燃料というものは、実は吊り出せないのです。
それをプールの水の中から空中に引き出してしまうと、周辺の人々がバタバタと死んでしまうというほどの危険物ですので、新燃料と同じように吊り出すことができない、どうするかというと、私たちがキャスクと呼ぶ鋼鉄と鉛で出来た巨大な容器をまずプールの底に沈める、そのキャスクと呼ばれる容器の中に、使用済みの燃料を入れて、蓋をして、それ〜、そうしたことで初めて水面に吊り出すことができる、そういうものなんです。

え〜、キャスク自体は重さは100トンもあるという、そういう重量物ですので、簡単に吊り降ろしたり吊り上げたりすることができない、え〜、巨大なクレーンが必要だったりするわけですが、既に原子炉建屋は爆発してしまってボロボロになっているし、クレーン自体も壊れてしまって無いのですね。
ですからどうするかといえば、まずはキャスクを吊り降ろしたり吊り出したり出来るクレーンを設置しなければいけない、そのためにはクレーンを支えるためのしっかりした建物を建てなければいけないという、そういうことになっているわけですね。

で、東京電力は今、新しい建物を4号機の壊れた建屋の上にもう一度造り直して、そこに巨大なクレーンを設置して、そして、キャスクを吊り降ろしたり吊り上げたり出来るようにして、それから作業を始めようとしているわけです。
え〜、でも、その作業が始められるようになるまでに、今年の暮れまでかかると言っているわけです。
私はまあそうだろうと思います。
たいへんな作業ですし、時間がかかるだろうと思います。
そして、実際上出来ることはそれしかないだろうと思いますので、え〜、東京電力に一刻も早くその作業を早めてでもやって、使用済み燃料吊り出しを始めてほしいと願います。

しかし、吊り出しが仮に始められたとしても、1331体もある使用済み燃料をキャスクに入れながら吊り上げて、そして別の場所に持って行く、まあ、今東京電力は隣にある共用燃料プールというところに持って行こうとしているわけですけれども、持って行く、そしてまた、次のキャスクを沈めて、そこにまた使用済み燃料を入れて、吊り上げて、それをまた共用燃料プールに移動するということをやるわけですけれども、もう既に4号機の使用済み燃料プールの中には、瓦礫が崩れ落ちて散乱しているのですね。
で〜、まず、その瓦礫も片付けなければいけないし、崩れ落ちた瓦礫で、使用済み燃料が既に破損をしているかもしれない、うまく吊り上げたり、キャスクに入れたりすることができないかもしれないという、そういう状態になっているわけです。
1331体もある使用済み燃料を、完璧に!、外に出さなければいけないというたいへんな困難な作業だと私は思いますし、そのためにまたたくさんの労働者が被ばくをしていくだろうと思います。
ま、注意をしてやるしかないということです。

え〜、その上に、また1号機から3号機の使用済み燃料プールの中にも、まだ燃え尽きて使用済みになった燃料が沈んでいて、それらはどうやって吊り出せるかすらがまだ分からないという状態で、これから何年何十年という苦闘が、被ばく作業と共に続くということになります。

【リスナーの皆さんへ一言】

◆沢田
たいへん厳しいお言葉で、なかなかこう、希望の見いだせるタイミングではないんですけれど、あの私たち国民の意識が段々と遠のいている中ではあるんですけれど、やっぱりこれを持ち続けて、監視し続けて、どうあるべきかということを僕らが考えていって、力にして、やっていくしかないと思うのですけれども、先生からそんな一生懸命考えているこのリスナーの皆さんへ一言アドバイス、エールいただけますか。

◆小出
はい、まあ皆さんもう福島の事故は終わったという風に思ってられる方もいらっしゃるかもしれませんし、国にしても東京電力にしても、積極的にそういう宣伝を流しているわけですね。
で、マスコミはもう取り上げないし、福島の人たちが未だにふるさとを奪われて10数…10万人を越える人たちが流浪化しているという事実を伝えないという中で、皆さんが忘れようとしているわけですけれども、未だに福島原発の敷地の中でも事故は続いていますし、その周辺にいた人々の苦難も未だに続いているわけで、私は忘れてほしくないし、え〜、これからも見守ってほしいと思います。

◆沢田
ありがとうございます。
まあ今年1年もまたよろしくお願い致します。

◆小出
こちらこそよろしくお願いします。

新聞などに、ときどき少し、お米や魚から基準値以上の云々という記事が、掲載されています。まあ一応、ちょこっと、書いておく、書いたからね!、という感じに、思えます。

みんなが忘れて行くならそれが一番いい、みたいな感じです。

先日、一昨年三月の原発の爆発についてのことなど、ある方々が話しておられて、つい私が、そこで話すべきでなかったはずのこと・・・三号機では実際には、核爆発が起こったのだと口から出したら、爆笑されてしまったのでした。

被曝のことについても、相当無茶苦茶な話題として出ていて、何とも言えない思いでおりました。もう、そこでは黙っていました。

自分がおかしいのだろうか。常に常に、その思いがあります。私が「おかしい」のなら、どんなにどんなに、いいだろうと、思います。

私は「おかし」くても、自分で納得しています、だから、笑われてもいい、仕方ない。

いろんなことを、考えています、どうしようもないようなことを。









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