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人間だった気がする

小出裕章先生の「黒い物質」についての記事をうつす前に、自分の聞いた話を書かせてもらいます。

青い・・・・・・・・・・から下が、小出先生の「報告」です。



中学生の男の子が、孤独の中で十三年の命に自らピリオドをうったとか。

生み出してくれた人にむごい仕打ちを受け、汚れたおむつのままで、お腹を空かせたままで亡くなっていった幼い子たちとか。

・・・清潔な外観、家族の安心をうたう病院や施設の中で、ひどい目に遭っておられるお年寄りが少なくありません。

見ていられなくて辞めちゃったという旧友二人が、ナースとして、ケア・マネージャーとして、見たと言うことを、書きます。



昨日までなんともなかった方の鼻が、腫れあがっている。

目の縁、頬、おでこ、突然腫れている。

髪をむしり取られたかのような不自然な空き地が、頭にできている。

皮下出血は引きにくいので、歩けなくて転ぶことも出来ない方の脚にも顎にも増えて行くことがある。

さっさとご飯が食べられないと、暴言を浴びせ続け、早くに切り上げ、記録には「食欲が無い」とする。空腹を訴えても「痴呆」のせいにする。

ゆっくりなら食べられるのに、手間を惜しんで「刻み食」果ては「流動食」にするよう、医師に働きかける。

医師は現場のおばちゃんに太刀打ちできない人も多い。

入浴の際、熱すぎる、ぬるすぎる湯を浴びせる。

便通が無い方に薬を与える。それはする。出ないと浣腸はする。それでも出ない時にするべき処置を何日もしないでおく。便摘、ということをしないと、お腹が張って苦しいのです。

寝たきりの方の頭上から、掃除機で髪を吸う。細かい粉を吸いこんで清潔にするのだとか。

大人用のおむつの股間に、何枚も・・・五枚ほども、パッドを重ねる。汚れたパッドだけを一枚ずつ引き抜く。おむつはそのまま。蒸れて大変だそうです。

お尻をはたくのは日常的に行われている。背中も、頭も、元気で体力のある従事者が、ぱしーんとはたくと。

お年寄りたちは、家族に、帰りたいと訴える。帰して、と、口で言えなくても身振りで訴える。

泣いたり、腕にしがみついたり、されるそうです。

家族は、あれこれ想像、目視しながらも、辛がりながらも、なかなか、引き取ることは出来がたい。生活を支えるにいっぱいいっぱいの家が多いのだそう。

旧友たちが言うには

「上の人たちも、知らないわけではない、でも、同じような考えか、そういう極悪な従事者は力があるので、辞められるのをおそれて見て見ぬふり。私たちも、自分だけが辞めてすむことでないとは、重々、わかっているけど」。

「自分たちが受けた教育も、職業人のプライドも粉々。世間知らずだなあと思った、自分のプライドなんか、この際いいけど、これは何なのだろう、って現場が、現実にあるよ」。

「新聞に時々出るような・・・爪を剥いだとか、体重をかけて肋骨を折ったとか、そんなの、氷山の一角じゃないかとさえ、思う」

ということです。

平和で、豊かで、と、来たわが国。

少し前に少し書いた、若い私が少しだけつとめた精神病院。

もちろん問題もあった・・・けど。

病院の中庭で男の解放病棟の患者さんの「大将」や「閣下」が、野菜を作っていた。

女性の閉鎖病棟に、何十年もい続けのタナカのおばあちゃんは、最後まで、住み慣れた病室の端っこで、世話を受けながら寝たきりになっていた。同室の患者さんに、お粥を口に運んでもらっていた。

オモニもいた。長い間、いた。

あの、ある種のゆるさが、思い出される。

鉄格子と、分厚い鉄のドアと、長く頑丈な鍵に閉ざされた空間だったけれど。

患者も、看護者も、拒食だった一人がごはんを食べたと、幼い子にするように頭を撫でて笑っていた、呑気だった医師も。

人間だった気がする。

・・・旧友たちは、何かの形で行動を起こして行くと言っています。

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6月29日 「黒い物質」の測定に関する覚書 「南相馬市で採取された黒い物質には、1kg当たり200万~600万ベクレルものセシウム 東京の下町、葛飾区水元公園で採取した黒い物質には1kg当たり20万~30万ベクレル」 小出裕章
2012年7月12日


2012年6月29日付けの『「黒い物質」の測定に関する覚書』(小出裕章)が、南相馬市市議会議員・大山こういちさんのブログに掲載されていました。

▼小出先生から : 南相馬市 大山こういちのブログ
http://mak55.exblog.jp/16318274/

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2012年6月29日
「黒い物質」の測定に関する覚書
京都大学原子炉実験所  小出 裕章

Ⅰ.はじめに
 福島原発事故からすでに1年以上の時が流れた。
原子力発電所から北東に広がる60万ベクレル/m2という猛烈な汚染地域からは、
約10万人の人々が追われた。

 しかし、日本の法令を守るのであれば、
放射線管理区域に指定して一般の人々の立ち入りを禁じなければならない、
4万ベクレル/m2の土地は、東北地方、関東地方の広大な地域に広がっている。

 日本の国は、その広大な土地を捨てることができないと判断し、
人々をそこに取り残した。被曝を避けたければ、その土地を捨てて逃げるしかないが、
国は何の賠償も支援もしないという。

 力のある人の中には自力で逃げた人たちもいるし、
せめて子どもを被曝させたくないとして、子どもと母親を逃がし、
父親は汚染地にとどまっている人もいる。

 しかし、農民や、酪農・畜産家などにとっては、土地そのものが命であり、
容易には逃げられない。

 今現在、数100万人の人たちが、放射線管理区域の中で生活し、
子どもを産み、子どもを育てている。

 国は、除染をすれば、被曝量を減らせるかのように言うが、
人間には放射能を消す力はない。

 「除染」とは汚れを除くという意味だが、本当のことを言えば、汚れは除けない。

できることは、汚染を移動させることでしかない。 

 そのため、私は「移染」という言葉を使っている。

 そして、人間が自分で汚染を移動させる他に、自然もまた汚染を移動させている。

 山に降った汚染は、里に降りてくるし、川に流れた汚染は海に流れる。

 また、被曝にとって最大の問題であるセシウムは土などに固着して濃縮する。

 人々が取り残され、子どもたちもそこで日々の生活を送っている場所に
「黒い物質」があるとのことは、ずいぶん前に聞いた。

 それについての調査は、神戸大学の山内知也さんが素早く取り組み、
猛烈なセシウム濃度になっていること、
その正体が藍藻類の死骸であることを突き止めている。
  
 すっかり遅くなったが、
私自身もその「黒い物質」を測定する機会を得たので、結果を報告する。

Ⅱ.試料と測定
 「黒い物質」の試料はほぼ同時に2つのルートで私の手に届いた。
一つは東京の下町さらに多摩地区のもの、そして2つ目が南相馬市のものである。

南相馬はセシウムの汚染密度が10万ベクレル/m2を超える汚染地帯であるし、
葛飾区、江戸川区など千葉県に接する一部の区は、
4万ベクレル/m2を超えた汚染を受けている。
 試料の一覧を表1に示す。

表1  「黒い物質」試料一覧
試料名採取場所番号など受け取り形状
東京1東村山市、学校0(1/2) 100ccポリ容器入り
東京2東村山市、学校0(2/2)100ccポリ容器入り
東京3葛飾区水元公園3100ccポリ容器入り
東京4葛飾区水元公園4100ccポリ容器入り
東京5葛飾区水元公園5100ccポリ容器入り
東京6葛飾区水元公園6100ccポリ容器入り
福島県南相馬市1川房奥01ポリ袋入り
福島県南相馬市2金谷商店前07ポリ袋入り
福島県南相馬市3金谷商店前08ポリ袋入り
福島県南相馬市4シャーレ入り

 測定はGe半導体検出器を使うガンマ線スペクトロメトリで行った。試料は次章で示すように高濃度のセシウムを含んでおり、試料の開封、測定容器への移し替え操作などをできる限りしないようにした。それでも、特に南相馬で採取した試料の中には、放射能量が強すぎて、測定システムのデッドタイムが90%を超えてしまうものがあり、試料の分取をせざるを得ないものもあった。しかし、受け取った状態のまま測定した試料もあり、その場合、あらかじめ効率校正した容器を使っていないため、定量結果に10%程度の誤差があるだろうと思う。その点お含みおき願いたいが、環境試料であることを考えれば、十分に受け入れていただけるだろうと思う。

表2  「黒い物質」試料測定条件など
試料名測定形状測定日測定試料重量測定時間
東京1100ccポリ容器のまま2012/5/305476.2
東京2100ccポリ容器のまま2012/5/3057100.7
東京3100ccポリ容器のまま2012/5/30618.1
東京4100ccポリ容器のまま2012/5/305111.3
東京5100ccポリ容器のまま2012/5/30729.55
東京6100ccポリ容器のまま2012/5/30659.93
福島県南相馬市1大面積試料皿に分取2012/6/70.686.28
福島県南相馬市2大面積試料皿に分取 2012/6/71.09.8
福島県南相馬市3大面積試料皿に分取 2012/6/71.016.7
福島県南相馬市4シャーレのまま2012/6/71209.95

Ⅲ.測定結果
 代表的なスペクトルを図1に示す。
 これは「東京1」(東村山市の学校で採取した黒い物質)試料を効率校正済みの容器に移し、982分(夕方から翌朝まで)測定したものである。長時間の測定をしたため、測定系のバックグランウンドである天然のK-40やBi-214もスペクトル上に見てとれる。しかし、Cs-137、Cs-134が高濃度で含まれていて、明瞭なピークとして現れている。
 南相馬市の黒い物質はさらに高濃度のセシウムを含んでおり、表面でのガンマ線量率を測ると100μSv/hを超えた。それをGe検出器にかけたところ、検出器のデッドタイムが90%を超えてしまい、正常な測定ができなくなった。そこで、1g以下の試料を分取し、効率校正が済んでいる大面積試料皿(50cmφ)に薄く広げて測定した。そうして得られたスペクトルの一例(福島県南相馬市1、川房奥)を図2に示す。この場合、わずか0.68gの試料を6.3分測定しただけで、Cs-137とCs-134のγ線が明瞭のピークとなり、測定系のバックグラウンドである天然の放射性核種などまったく見ることもできない。

******************************

それぞれの試料に存在するセシウム134と137の濃度を表3に示す。
表3  「黒い物質」試料中セシウム濃度 単位はBq/kg
Cs-137Cs-134合計
東京1    14,000±8,500±59    22,000±140
東京2    13,000±8,400±51    22,000±120
東京3170,000±870110,000±720 280,000±1,600
東京4180,000±860110,000±640 290,000±940
東京5150,000±68089,000±500  240,000±1,200
東京6120,000±59074,000±470  190,000±1,100
南相馬1
3,800,000±21,0001,900,000±14,000 5,700,000±35,000

南相馬21,500,000±8,800760,000±6,100 2,300,000±15,000
南相馬31,900,000±7,600990,000±5,400 2,900,000±13.000

南相馬4    6,700±79      4,300±63   11,000±140

南相馬市で採取された黒い物質には、1kg当たり200万~600万ベクレルものセシウムが含まれている。また、東京の下町、葛飾区水元公園で採取した黒い物質には1kg当たり20万~30万ベクレル、東村山市の学校で採取したものにも、1kg当たり2万ベクレルを超えるセシウムが含まれている。
 これまでの日本の法令では、1kg当たり1万ベクレルを超えるCs-137、Cs-134は放射性物質である。そうした物質は、放射性物質として厳重に管理されなければならないものであったし、放射線管理区域以外に存在することも許されないものであった。それが今では、人々が普通に生活している場に存在してしまっている。

Ⅳ.なすべきこと
 福島原発事故により、福島県を中心に東北地方、関東地方の広大な大地が放射線管理区域の基準(1m2当り4万ベクレル)を超えてセシウムで汚染されている。日本の政府はそれを知ったうえで、人々をその汚染地に取り残した。今現在も子供を含めた100万人を超える人々が汚染地で日々の生活を余儀なくされている。そうした地では、本報告で示したように、猛烈にセシウムが濃縮された物質がマイクロスポット的に分布している。また、放射線管理区域に指定しなければならないほどの汚染を受けていないところ(例えば、東京の東村山市)にも、セシウムが濃縮された物質が存在しており、本来なら放射性物質として管理しなければならない。
 法令に従うのであれば、当然、それらの物質の撤去と管理が必要であるし、何よりも子どもたちが遊ぶ場所からはそのような物質を早急に撤去する必要がある。

 最後に、これらの試料は多数の人々の苦闘の中で集められたものであることを記し、彼らに感謝します。
=====



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  1. 2012.07.12 (木) 23:52
  2. URL
  3. ディラン
  4. [ edit ]

こんばんは…


葛飾区の水元公園、
子供たちは小学校の遠足で、必ず行きました。

もしや、近隣の小学校は
今も遠足に行っているのかも……。

小学校低学年の子供たちが
遠足に行くには、丁度よい距離にあります…それほど、すぐ近くです。

これ以上、水元公園の話を続けると
またグチグチコースになりそうなので
やめておきます。


以下、福島在住の市民団体の方のブログから、持って来ました。
 
フクシマにおける安全キャンペーンは相当浸透しています。

多くの方が、安全を信用しようとしています。

畑にゼオライトを撒いたから大丈夫だと信じようとしている方がいます。

そしてその結果、人より高い内部被曝をしたりしています。

学校や行政を信じて、プールの授業を受けている子ども、容認する父兄がほとんどです。

同意書を発行し、プールを拒否した者はグランド3000m走、の通知をだして同意させておきながら、同意書をとったとたんにランニングは放射能の事を考えて見送り、となりました。

すべて脅しです。

教育者にあるまじき行為です。

当事者である、意識の高い生徒が気付く程、安易で幼稚なやり方です。



農家の方!気をつけて!

特に有機農業の方。

有機栽培の神話を鵜呑みにして高い内部被曝をされている方がたくさんいます。

そしてこれから、漁師のみなさん。

辛い、辛いです、、、、しかし、農家のみなさん、漁師の皆さん、よく聞いて下さい。

ダメです、測っていない物は口にしないで下さい。

お願いです。

意地にならないでください。

我々は風評をばらまこうとはしていません。

福島産の物だって汚染されていない物はたくさんあります。

気休めでなく、多くの産物がほぼ食べられると思います。

しかし一方で、危険なものも多い事は事実です。

堂々とやりましょう!

隠蔽でなく、お情けで無く、きちんと測って、良いものは良し、ダメな物ダメ。

そうしましょうよ。

ゴリ押し無理強いをするうちは突破できませんし、皆さんが意地になって食べて健康被害が出てしまえば、このさき数十年以上も差別されるのです。

今、しっかりやれば、いいのです。

被害は最小限にとどめるべきです。

我々のような市民団体がヒステリックに騒いだけど、山下先生が仰るように何でもなかったではないか、、、と言われるのが最高の結末だと個人的には想っています。

どうか、少しだけ注意をお願いします。

農家の方の内部被曝ばかりが際立っているように感じます。

御家族のためにも、どうか、お願いします。















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KUONの久遠

Author:KUONの久遠
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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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