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照準


ずっと以前に書いた短歌が、ひょいと出て来ました。「帰休兵トム」というタイトルで、賛否はげしく分かれた連作です。ふうん、こんなの出していたんだ~と思い出しました。後ろの方に、うつしておこうと思います。


・・・↓「たねまきジャーナル」より、小出裕章先生のおっしゃっていること。一部です。

原発は40年使いましょう、使える、という問題について、です。


小出「まあ私から見れば呆れた人たちだと言うしかありません」

水野「これ中にね、細田元官房長官…がこういうことをおっしゃっていまして」

小出「はい」

水野「部品は定期的に交換されており、40年経ったものを技術的に劣化しているとは断じがたい。まあ、交換してるんだから部品を、40年経っても大丈夫かもしれない。っていう意味だと思います」

小出「そうではないのです。」

水野「はい」

小出「たしかにそのポンプとか、え…弁とか配管とか交換できるところは交換してきたのですが。原子炉圧力容器という容器自身は、決して交換できない」

水野「決して交換できない」

小出「はい。それが原子炉の寿命を決めるということで、私たちは寿命はまあ40年60年ということでやってきた、のです。え…でも、寿命を伸ばせば伸ばすだけ、原子炉圧力容器という鋼鉄が、もろくなっていくということ自身はもう避ける事が出来ない…」

水野「はい」

小出「のです。なるべく早めに、ガラスのような状態になる前に、本来であれば止めるべき、なの、だと私は思います。」


↑・・・ワタシも、本当に、そう思います。

大飯原発のある町は、関連施設におつとめの方が多いそうで、稼働に反対、とは言えないのだそうですね。

なんとも言えませんね。

      帰休兵トム・照準


一日に三食喰らひ人を撃ち眠りて覚めてまた銃を取る

ベトナムにも白き犬をり本国(ステイツ)の路地に見たると同じ痩せ犬

ベトナムの犬を撃ち得ぬ兵士トム人間を撃つ朝から晩まで

敵と呼びて撃たむ理由の希薄なれど撃たねばならず兵士にあれば

死ぬ時は背後よりの一発が何よりと言ひしは腹を撃たれて果てぬ

気紛れのやうに撃たれて死にゆくを顔伏せてをれ死神の眼より

インディアン・サマー ベトナムの空 見開きて果てたる兵の眼を染むる

死にたるをなほ撃ち砕く敵兵へ明確に憎悪の照準合はす

死刑台を背負へるごとき戦場より出で来てまばたくこれが平和か

ハーレムに貧しく生きて兵となり戦場抜ければ元のブラック

帰休とは死への時間の休止符か黒人兵トム ビールを呷る

本国にてかはいい女(ひと)の待ちゐると言ひて自嘲す「それならいいがね」

帰休兵トマス・レインは二十二歳死は扉口まで来てゐるやも知れぬ

釣り銭はもはや不要と米軍の帰休兵トム闇にまぎれぬ
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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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