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返事の中までKUONです。

  1. 今の思い
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追い詰められて

昨日は用で大阪まで出かけていて、帰宅を焦って(四時までに帰らねば、の必要がありました)タクシーに乗ったら、いきなり

「日大の子、出て来ましたね」

と。旧知のヒトのように話しかけられた。あ、出て来はりましたか。と応じたワタシ。

運転手さんは概要を話してくれ、大人があかん、間違っていると怒り、ついでに安倍首相の「なっとらん」具合を語り、他のせくはら・ぱわはら・とにかく馬鹿としか思えない=サイテー男たちの最低具合を論じ、降りるのに一番いい場所で降ろしてくれて、「また乗って下さいや」とにっこり、去って行かれました。所要時間12分。

バスの都合がいいので、こちらへ来てからあまりタクシーを使わなくなっているのですが。ランチ一回分くらいのオカネがかかりますし。

で。今これを書き始めている朝の10時過ぎまでに、およその映像は見ました。

どなたの感想もほぼ同じでないかと思われます。あの二十歳の男の子が、可哀そうでたまりません。鍛えられた大きなカラダの青年ですが、私には「男のこ」。立派な態度、誠実な物言い、お辞儀の仕方も美しい。

もうずいぶん以前に、今は指導者になっておられる柔道の井上康生選手のお辞儀が、美しくて感動しまして。

昨日の日大選手のお辞儀も、武骨ながらいいお辞儀だな、と、見とれました。あれがこの国の正しいお辞儀です。両手をちまちましながらのあの、あの方の・・あ、脱線しそう、元に戻ります。

名も顔もどうどうと正面から晒しての謝罪、事実の説明。若者の気持ちを思うと、なんとも言い難い思いが胸の中に溢れています、立派です。

この世に「if・・もしも」は、無いけれど。

日大のあの監督その他にとっての「if」と、追い詰められてやってしまった、しかし自分がやったことではある、と語った彼の「if」は、一致しなくて、合致しなくて、思い上がった傲慢な大人たちは、まさか、このような[if」を想定していなかったでしょう。

自分たちが「追い詰められる」考えは、無かったはず。


私が十代の子どもだった頃。

養父の家で、養父を訪ねて来た沢山の人たちの中に、いまの日大のアメフの監督のような人もあれこれいた気がします。いました。表向きは一つの総合学園の理事というのみであった養父は、実は他にもいっぱい、いろんな顔やな立場を持っていて。いろんな人が出入りして、いろいろな話をしていました。以前も書いたことありますが、子沢山の学者の宮さまは、すました顔でおいでになり、すました顔で退出された。ご自分ではお金などには触れられません、当然のこと。来て、帰るだけです。何かの用は果たされたのでしょう、で、済めば来て、お茶を出されても召し上がることは無く、すっとお帰りになられる。それでコトは片付いたのでした。

学校も抱えていたし、それが発展したなんとか協会、などというものの、どう言うのか、幾つもの顔であった養父でした。

スポーツという名の下でケガしたりさせられたり、それで体が壊れて第一線から退かざるを得なくなったり、大学のみならず高校スポーツの世界でも、練習でなく学寮でのいじめの結果、命を落とした生徒もいた、当時はそういうことは表に出ませんでした。新聞にも出ずテレビも報じませんでした。でも私は、ああ、あれは、と、ひそかに知ってしまっていることもありました。幼く半端な知りようではありましたが。

知るな見るな語るな、ではありましたが、私は残念なことに、、そういうことに、びんびんと傾いて行く神経を持ってしまっていて、養父は私のような子は好きでなく、もっとおっとりと、とろーんと、アイスクリームやリボンのことを考えている女の子が好きだった。ひねくれていた私でしたが、なんとか養父に認められたい、優しい顔を向けてもらいたい気持ちはありました、ので、好かれていないことは、悲しく惨めなことでした。そんなことを、今更思っても言っても、どうしようもないことではありますが。

昨日会見した日大の選手は、本当に立派でした。そして、かわいそうでたまりません。どんなに勇気が要ったかと思います。自分の人生の大きな岐路であることを、漠然とは、少しくらいは「わかって」いて、その不安もあったでしょうし、とにかくとにかく。

関学の方の監督さんが、コトの内容に憤怒しながらも、彼の態度を称えておられたこと。ケガをさせられてしまった側の親子さんも、彼の謝罪を「うなずく形で」受け入れて下さったことも知り、ものすごく祖母ちゃん視線の感覚で、ああよかったなあ、ありがとうございます、なんぞと。

むかし風なら、もしかして、あの選手にすべてオッかぶせられて、おしまい、にされたかもしれないと思うと。

一人の、とてもまっとうな日本の若者が、追い詰められた結果は「潰されて」幕引き、だったかもしれないのに、と。

学生が、一人で、弁護士はそばにいたとはいえ、出て来て、あんな大勢の前で懸命に話した。おかしなことでした、それも。

それが。

結論の出ない思いで、そんなことを、ゆらゆらと、考えていました。


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  1. 2018.05.23 (水) 14:44
  2. URL
  3. ぶぶる
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お辞儀の美しさ

こんにちは。
いつも楽しく拝読させていただいております。

私もあの方のチマチマお手手、コンビニ店員さんらのコンスもどきから、自分自身のお辞儀の仕方を気をつけるようになりました。

今回の日大選手の方のお辞儀を見て、「よーし!」とテレビに向かって叫びました。
あのお辞儀がコンスもどきなら、彼に肩入れしなかったかもです。

悪かったことはきちんと謝罪するのが、日本人の美徳なはず。
絶対に謝らない国の方々には、わからないでしょうが…。

彼のこれからの人生に、幸あれと願うばかりです。
  1. 2018.05.23 (水) 18:59
  2. URL
  3. KUON
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・ぶぶる さん

いつも読んで下さってるって。ありがとうございます。

>今回の日大選手の方のお辞儀を見て、「よーし!」とテレビに向かって叫びました。

これも、ホントに私、それが「いいな」でしたので、これも嬉しいです。ごっつい男の子(失礼)が、嘘のない態度で、考えながら一所懸命答えていて、立ち上がってお辞儀したら、武骨ながら、きちんと育ててもらったことのわかる、ちゃんとしたお辞儀を。

私は(ご存知のように(笑))性格的にイヂワル要素をたっぷりもっています、少しでも、ん??、なとこがあったら、感じたと思います、しかし、そういう面はいさい感じなくて,おっしゃるように

>彼のこれからの人生に、幸あれと願うばかりです。

同感です。そういう方は多いとも考えます。しばしの間は大変でしょうが、あの選手さんなら大丈夫。確信。

そういえば、高須院長が、「わたしのとこに欲しい人材」と、さっそく声を上げておられました。あれこれ言われてもいる方ですが、私は、恋人の西原理恵子さんと共に、あの、ものすごくまっとうな人である高須先生の大ファンなんです。(笑)。

これからも読んで下さると嬉しいです。
  1. 2018.05.24 (木) 14:58
  2. URL
  3. ラム酒
  4. [ edit ]

相手の男子が、頸損や脊損にならなくて良かったです。

もし、車椅子生活になっていたら、
彼も周りも一生涯、苦しむことになるので。
今は先ず、相手の男子が一日も早く回復される様に祈っています。
そして、
彼の今の思いが多くの人に届きますように。

ミテコ……
もう、アノ挨拶は論外です。
あと、一年の我慢でしょうか…
一年で済むなら万歳モノですね…


紀子様に希望を託したいです。

  1. 2018.05.25 (金) 01:50
  2. URL
  3. かかおます
  4. [ edit ]

追い詰められてやっちまった
悪い大人にそそのかされてやっちまった
自己保身のためにやっちまった
そんな弱い心では、いけない。

罪は反省し、怪我をさせた相手に、謝罪しなくてはいけない。
世間をなめてはいけない。

武士道もスポーツの精神も同じ。
礼で始まり礼で終わる。
正しさを学び、相手を尊ぶ社会性、不善を恥じ自己の醜悪を憎むことを、学んでほしい。
  1. 2018.05.25 (金) 09:04
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・ラム酒さん

背後から不意にタックルされて、はずみで海老ぞりになって、前方へ倒れた。膝部分に全治三週間のケガ。そういうことなのだそうです。

額をうちつけなくてよかったです、あの体勢なら脊椎損傷のおそれはなかったかな・・でも、日本代表選手のタックルですものね。ケガが、幸いなことに、のレベルで済んだのはさいわいなことでしたね。ごく普通の(こういうことでない)試合で、亡くなったK大の選手もおられたし。格闘技は何があるやらわかりませんね。

元通りの体に、被害学生さんが戻られることを、ミジンコKUONも願わせていただきます。あの選手に、1パーセントの落ち度もありませんでした。やたら出て来ている「お父さん」は、なんだかな~、と感じますが。

「あの」肖像画。私物つまり「御物」だそうで。以後、民の目には触れないものだと。意味不明、私には。

紀子さまは、ただ、ただ、大変でいらっしゃるのでしょうね。


・かかおます さん

私に向かって書かれましたか。
放っておこうかと思いましたが・・

あの学生さんにとって自分に指示や命令や恫喝をした「大人」は「悪い大人」でなく・・あの時点では・・監督、コーチという立場の大人だったのではないですか。

あの「加害学生」は謝罪しています。個人的にも、衆目の目にさらされた場でも。反省はしているでしょう。私の目にはそうとしか見えませんよ。

など、書き始めましたが、あまりにも正しそうなご意見決めつけ苦手なんです私。私の個人的状態です、でも私のブログですからね。自分が絶対的「よし」とは、もちろん当然思っていないけど、イヤなものはイヤですよね、正論説教は、しかるべき場所でどうぞ。

次回からは即、消させていただきます。あ~イヤだ。




  1. 2018.05.26 (土) 13:42
  2. URL
  3. さと子
  4. [ edit ]

だから

>追い詰められてやっちまった
悪い大人にそそのかされてやっちまった
自己保身のためにやっちまった
そんな弱い心では、いけない。<

正論を言うのは簡単!・・だから追い詰められてという題名なのに。
正常な判断を出来ない所まで追い込まれた学生の立場を想像すれば、軽々しいコメントをわざわざ投稿出来ないと思うが。

どんな理由があっても実行した自分が悪い、アメフトをする権利はないとまで本人は公で語っているのだから。。
  1. 2018.05.27 (日) 01:07
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・さと子さん

私の気持ちをわかって下さるコメントを、ありがとうございました。わかってもらえなくても仕方のないこと、自分は自分の思うままに行くんだ~、と、最近、特に強く考えるようになっています。わがままを許している、自分の。で、思いをくみ取って下さっての発言は、嬉しかった、仰る通りと思っています。

書こうとすると長くなりそうですので、お返事の代わりと言ってはナニですが、新しい記事を書こうと。

いま午前1時。なかなか眠れないでいて、起きだして来ました。ハムスターの夜間活動タイムで、ハム車をガンガラ鳴らして走っている音が、響いています(笑)。

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KUONの久遠

Author:KUONの久遠
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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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