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返事の中までKUONです。

  1. ことばのたのしみ
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今日は濃い珈琲を

寺山修司の短歌をすこし。


ころがりしカンカン帽を追うごとくふるさとの道駈けて帰らん

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり

夏川に木皿しずめて洗いいし少女はすでにわが内に棲む

パン焦げるまでの短きわが夢は夏美と夜のヨットを駆らす

夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず

一本の樫の木やさしそのなかに血は立ったまま眠れるものを

胸にひらく海の花火を見てかえり一人の鍵を音立てて鎖す


        マッチ擦るつかのま海に霧深し
              身捨つるほどの祖国はありや


没後35年。

お母さんの言葉が残ります。

「五月に咲いた花だったのに

   散ったのも五月でした。」




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  1. 2018.05.10 (木) 21:20
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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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