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  1. ゆれ・ふら・とーく
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たけのこ

友達とほぼ一日、しゃべった。会いに来てくれた。

新西宮ヨットハーバー。ついこの前まで桜が咲き盛っていた。いまは葉桜の時、新緑がまぶしい。駅からバスで15分ほど。もよりのバス停は、ベンチが、他と異なりバス通りの方を向いていない。通りに背を向けて、海の方を眺められるように設置してあるのだ。

敷地内には駐車場だけでなく広い広場があり、よく育った桜の樹が整列して繁っており、樹の下に等間隔に多くのベンチが置かれ、海からの風がさやかに吹きわたっている。

大好きな場所の一つになった。犬を散歩させている人がいつもいるが、犬の落し物は見受けられない。皆さん当たり前に、始末して行かれる。

・・外で、緑陰のもと、風に吹かれて話をしてもよかったのだが。

天井の高い、一部分は三階まで吹き抜けになったレストラン・カフェがある。そこへ行こう。

アプローチを行くと、かつて堀江健一さんが「太平洋独りぼっち」、単独で太平洋を横断した時のヨット、マーメイド号が、初夏といっていい日差しを浴びて、白く輝いている。さりげなく置かれている。

こんな小さなヨットで、と、見るたび感動のような気持ちを覚える。ここから、アメリカへ行ってしまった、パスポートを持っていなくて、と、そんな話だった。当時、自分とヨットというものの間には、何の関連も無かった。(今だって無い・笑)。

レストランは空いていた、外に出られるドアがあることは前回、目で確かめていた。友達と外へ出た。海に面したスペース、ウッドデッキに簡単なテーブル・セットが何台も置かれ、そこにいる客たちのほぼ全員が、犬連れなのだった。

犬用の水の容器が無造作に用意されている。犬の食べ物もオーダーできるようだ。

きれいに手入れされた犬たちは、飼い主の傍ら或いは膝の上で、おとなしくいい子している。大きいトイプードル、小さいトイプードル、アーモンド色の子たちがいる。見れば、二か月前まで一緒に暮らしていた銀蔵を思う。

銀ちゃんは、まだ、海の匂いをしらないな・・。

冷たい紅茶を頼んで、なにやかや、数か月ぶりの友達と、話が弾んだ。

体のすぐ脇を、飼い主に連れられた黒い短毛種の精悍な犬が通り過ぎる。よく訪れているブログで写真を見る、おとこまえの垂れ耳の犬を思い描く。一途な目をした犬だ。

黒犬は、ささっと少しだけおしっこをして、知らん顔でデッキを降りて行ってしまった。

何十台、というのか何十艘、もしくは艇、なのか、白いたくさんの⛵がたぷたぷと波に揺られている。

「昔つとめていた会社に、ヨットを持っている家のお嬢がいて」

友達が思い出し笑いをする。

「ここだったかな、誘われたことがある、そのお嬢、私帆があげられないからお願い~って、、男の人たちに当たり前の感じで」

けけ、と笑う、私も、

「乗ることは乗れるけど転んだら起こせないライダーなのね、つまりそのお嬢。

と笑った。そこから「いま」の話題である朝日なんとかの記者の女性の話に飛び、

「お前なんかにせくはらするか、とか言われるの、それ恥ずかしいよね~」

と、うなずき合うのであった。もっとあれこれ話したが、この問題は単線でない、複線。面白がって話はしたが、面白がって書けはしないのだ。

やんごとないあたりも、常に食べ物と体調の話題ばかりが大なる「ひ」、徘徊激増の「へーかがた」、下半身方面への憶測すさまじい「ないしんのう」、鶴田浩二はうたっていました、

「なにからなにま~で~真っ暗あ闇よ~」。

やがていささかの肌寒さを覚え、注文伝票だけをつかんで屋内へ。も一度、中へ座るけどいいですか? はい、どうぞごゆっくり、と。

大変ゆるやかな鷹揚な態度が嬉しいのでありました。

ピザをつまみ(マッシュルームのそれのはずだったが、最近ひどくなった老眼のせいか、もしかして乱視のせいか、ピザの台の上には、チーズしか目視できなかった。それだけがこの日の残念だった、あとは、とても、よかった。

珈琲は熱々で。冷たい紅茶を頼んだら、銀色のお洒落なカップが来て、どーぞ、お好きなだけお飲みくださいと。

椅子にかけてそのままお尻が張り付いてしまった私の、冷たい紅茶のもう一杯を、友はすたすたと取りに行ってくれた。ここに感謝の言葉を記しておきたい、ありがとう。

ありがとう。

彼女はそしてティラミスに見えるケーキを食べ、私はイカのあんよの唐揚げを食べた。

会ってすぐ、お昼には、海鮮丼・上と、それも丼いっぱいありそうな新鮮なアサリの味噌汁を、おなかに収めていたことは、書いただろうか・・書いていませんでしたね・・。

本気でしゃべるとお腹が空く。その格言通り。格言辞典にあるか否かは、存じ上げぬ。

激しくしゃべった、議論はしない。思うことを口から出すだけ、相手の思うことを、耳から入れるだけ。

こいつアホやなと思ったり思われたり、多分。アホがええねん。中途半端なカシコは、好きやないねん。

アホなら、美しい本気のアホがよろしな。中途半端の、お上手な、誠ってなあに、何より大切なものよね、それって、でもでも、そんなもの食べたって美味しくないのよ、って、世渡りなさるお方は苦手、だって負けるもの、こっちは。

負けてもいいんだけどね。負けは、勝ちなの。


友達は、甘えずおもねず頑張って生きている、情の濃い女。

自分で帆を上げられないヨットに人を呼ぶなんてできない女、そんなことするくらいなら人を招かない、自分でポールを立てようとする、それで失敗して下敷きになって倒れていたって、人のせいにはしない女。

ミズカラの恋によってなら男にぶつかって行っても。不毛な「「おしごと」のために自分の「おんな」を使わない女、とても普通の、とても生き辛い女、の、一人なんだ。

夕方まで話して、いったん立って、無料の椅子があったのでまた話した。彼女の悩みを聞かせてもらった、私には何のアドバイスもできない。ただ、また会おうねと言った。可愛い顔して彼女は笑った。

帰宅して、別れ際にもらった朝堀りの筍、自分で炊いたという絶品のタケノコをおかずに。それだけを美味しい美味しいとおかずにして、ご飯を頂いた。用があって出かけていた夫のために、半分を残しておいたのだったが、それにまで手を出してひとかけら食べて、もう食べられないように、二重のラップをかけたところへ、夫が帰って来た。

たけのこ。ごちそうさんでした。ほろ苦さが美味しかったです、また会いましょうね。



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  1. 2018.04.23 (月) 23:32
  2. URL
  3. おてもやん
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こんばんは。
まだ「昭和」の頃、毎年、祖父の家の裏山にたけのこ掘りに行っていました。長靴のつま先でたけのこが土から出てくる固い所を見つけ、その辺に割り箸を挿し目印にしておくと、父たちがたけのこに傷を付けないように鍬で掘り、リヤカーで祖父宅の納屋へ運びます。みんなで皮を剥がし、大きな鍋に薪で湯を沸かし、米ぬかを入れてたけのこを茹で、アクとりをします。取り出して冷ましたものを分けて持ち帰りそれぞれ料理していました。
鰹節といりこだしで炊いた醤油味や味噌で炒め煮にした(ひこずり)が好きでした。
たけのこ、
思い出話で、長くなりました。
おやすみなさい。
  1. 2018.04.24 (火) 07:34
  2. URL
  3. Nちゃん
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No title

おはようございます

お詠、少し変えていただいただけで
ええ感じになり
まるで自分が詠ったように
友達に見せてしまいそうです(≧∇≦)


私も筍大好きで
今の時期、天ぷら、木の芽和え
焼き筍、メンマ、
豚肉と中華風に炒めたり、筍ご飯…
毎日筍づくしです
子供の頃は、ようけ食べたら
でんぼできると言われました

よく知らず、朝掘り筍だったら新鮮だ!と
思ってたら
筍もオンタ、メンタがあるんですね〜
鹿児島の菜園やってる叔母に聞くと
穂先の黄色いメンタ選びや、
風味も柔さも全然違うよ、と。
でも多分、山城のええメンタなんかは
高額で市場へ出てて
私ら手出せない(-.-;)y-~~~
道の駅へ走りますわ

私の華奢な脚くらいの筍(^_^;)
3〜4本大鍋で
(女一人者がなんで、こないデカイ鍋あるんや?)
糠ととんがらしで湯がいて
一晩寝かせ、鰹、昆布出汁で薄い目に炊いときます。

今日は蕗と炊き合わせにします
一度、いりこでも作ってみます(^-^)v

Nちゃんより


  1. 2018.04.24 (火) 10:40
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  1. 2018.04.25 (水) 19:22
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

No title

・おてもやん さん

素敵な、お子さん時代の思い出ですね。土の匂いが濃くただよって。私のことを言えば、タケノコや他の春の食材に対する愛は、年齢とともに深まっていっている気がします。書いて下さっていることは、お祖父さまの田舎の家であることや、家族みなでのことだったとか、懐かしいとかいう以上の、貴重な思い出・・いいなあ、と、ただいいなあ、と、読ませていただきました。

「ひこずり」という、味噌味?のお料理、恥ずかしながら知らなくて・・美味しそうです。自己流でやってみようか。

炊いたのも果てしなく好きですが、酢味噌和えも好きです。旬のうちに、何度、いただけるかなあ。炊き込みご飯も・・


・Nちゃん さん

美味しいもの好きで、美味しいものうまいこと作らはりますね。新鮮な筍、お刺身でもいけますね。

京都の大山崎というところ、サントリーの工場があるとこでもありますが、いっとき私の小さな工場があって、通っていました。竹林もたくさんあって、ものすごく綺麗に丁寧に、たけのこの出て来る場所を手入れしてはって。筍の出る季節には、竹林の主の方が、ドカッと座り込んで大鍋で一日中、ゆがいてはりました。よほど食べたそうな顔して見ていたのか、通りかかっただけの私に(車の中にいた)、食べるかと差し出して下さった方がおられて。びっくりしたけど「いただきま~す」といただいて、積んでいた和菓子を差し上げて、ごちそうさま~、と去ってきたことがありました。・・・今は行かないけど、思えばいろんなことがあったな、いつも食いしん坊だったな、と。

おうたは、少し触らせていただいても、Nちゃんさんのものですよ。お友達にも読んでもらわれたら、と思います。短歌には、ふだん見えない心の裏の方も出ることありますしね。

たけのこ、中華風も美味しいし、蕗と炊き合わせても美味しい。

食べ過ぎると、肌にぼろぼろ、出ますね、確か。でも、この時期、何度も味わいたいです。


・秘密の〇さん。

三か月ぶりに、あのお店に行かれて楽しまれた。よかったです。話題は尽きなかったですか(笑)。

帰り、ご主人さんが迎えに来て下さるのも、すてきです。よかったです。夜は怖いです。夜のことを「逢魔が刻・おうまがとき」と、昔の人は言いました。自分の身は自分で、できるだけ、護らないといけません。これは私への自戒でもあります(笑)。ダッシュして逃げられないので、危ない場所、時、などは自覚します。ふと、相手を加害者にしてしまうのも嫌なことですしね。

とか。要らんこと書いてます(笑)。また、と。また。また。


  1. 2018.04.27 (金) 23:24
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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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