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梅ちゃんの夜。

土曜日の夜。

誘っていただいて大阪へショーを見に行って来ました。家の中に心配事があり、最後まで迷っていたのですが、せっかくだから行って来たら、の言葉に後押しされて、行きました。

梅垣義明、梅ちゃん。梅ちゃん、と呼ぶらしい。全く知らない芸人さんだわと思っていたら、シャンソンの歌い手さんなのでした。いや、芸人さんなのだわやはり、WAHAHA本舗の。

ロングドレスに長いファーのショール、濃厚なメイクで現れて、現われた瞬間、爆発的な拍手と抑えきれない爆笑が湧きおこり、それは始まりました。しばらく止めていて、再び戻って来たのだとか?。

伴奏のピアニスト、三年前のレコード大賞の受賞者であるという「杉ちゃん」さんとは20年の付き合いだと梅ちゃんは紹介。自分をイロモノ扱いに落として、杉ちゃん・杉浦哲郎をもちあげつつさりげない喋りっぷり。こういうの私は好き。

舞台は始まりからつまり「お下品」でした。この梅ちゃんのステージの特徴は「お下品」なのだと、帰宅後に調べて知ったのでしたが、私にはぜんぜん下品に思えなかったのでした。

たった一人で唄い、笑わせ、走り回って満席の客の隅々まで目を配り、時に客を舞台に引っ張り上げて「お下品」につき合わせ、そして必ず、自分がいじり倒した客への拍手を客席に求め。

「ブラボー係」と、勝手に設定し命令した、最前列の数人の客たちは、梅ちゃんの、あるいは引っ張り出されてしまい歌まで唄わされてしまった「会社役員です」の男性客の唄が終ると、立ちあがって全身で全力で「ブラボー!」と叫んでいました。

むかし昔「銀巴里」で三輪明宏を聞いて以来、ファンであり、シャンソンを目指したと。

何曲も唄いました。唄うことにだけ没頭するのでなく、いろんなことをしながら唄うことが多く。息がはずんで途切れて、これも勝手に設定、命名した「水係」の差し出す水を頻繁に含みながら、飽きさせずだらけさせない舞台に、全力で立ち向かっていました。

梅ちゃん。

「芸」にこだわるあまり、酷くなった歌もありました。客の靴下を脱がせて釣竿の先に結わえつけて、ふり回しながら…カモメなのだそうだ・・・場内を走り回って唄うのです、確かに歌は酷くなった、でも私は、全身で拍手を送ってしまいました。

下品とは感じなかった。自らのハラワタまでさらけ出す迫力で・・・さらけ出したのはハラワタでなく、文字通り、そのものずばりの紙パンツ姿だったりしたのでしたが・・多少は開演直前に芸風を聞いていたので驚きませんでした・・・「ばばあはいるがイケメンがいない」と、階段を走り登り駆け下りする梅ちゃんは「本気」で。

本気は下品でない。

すでにはっきりとは覚えていないのですが、客の手を引っ張りながら、女装の、ウィッグを放り投げてしまってウィッグが無くなると途端にお腹のだぶついたおっちゃんにしか見えなくなる58歳の芸人は

「人生は美しい!」

朗々とそのフレーズを、うたいあげるのでした。

「人生は美しい!」

有名なシャンソンの、その一節を。拳を突き上げながら。私は拍手も出来ず、のどが詰ってしまい、涙が溢れ出たのでした。すばらしい歌でした。

「行かないで」を唄う梅ちゃんは、圧巻でした。

行かないで、

行かないで、愛する人よ行かないで、

私を置いて行かないで、一人にしないで、行かないで、行かないで行かないで。

・・・そんなに多くいろんな舞台を見ているのではなく、夜は大人しく家にいること多い、現在の私ですが。

下品ってどういうことか、理屈で言えなくても、感じてわかることはあります。

土曜日の夜、楽しかった。誘って下さった友人に、感謝します。また行きたいな。

思いっきり笑った。久しぶりにあんなに笑いました。





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  1. 2018.01.22 (月) 15:23
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  1. 2018.01.23 (火) 13:38
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梅ちゃん

ご無沙汰しています。

梅ちゃん・・きっと私も大好き。
だって綾小路きみまろが大好きですもん(笑)
とても熱く伝わってきましたよ、その場の幸福なKUON様。

きみまろさん。両親を立て続けに見送ってしばらくぼーっとしていた時、いとこが誘ってくれた独演会でね。
笑って笑って。そして泣いてまた笑って。大きな声で。
自分でもびっくりするくらい大きな声で笑ったことを思い出しました。

おうたはふた月もスルーしてしまいました(笑)
なんだかね、何も感じない。
悲しいというわけでも幸せというわけでもなくて心が動かなくて。
ああ、悲しみって感動のひとつだったんだなあ、って気が付きました。


そういえば、あれから里親ボランティアさんがすすめてくれて、本当は気が進まなかったのにまた猫ちゃんをひきとって。
そしたらこれが亡くしたあの子と正反対の、我が強くておしゃまで食い意地の思い切りはった女の子で(笑)
一日中、人の顔を見ればおしゃべりやらお返事やら要求やらでにぎやかで、
そしてしぐさのとろけるように愛らしい。

まあ、そんなこんなの日常を過ごしています。
すみません、非公開にしたほうがいいかな、と思うくらいのつまらない私信。
でも、書いちゃいました。ごめんなさい。

いつも、ひっそりこっそり記事を読みに来ています。
KUON様、皆さま、どうぞお体ご自愛ください。
  1. 2018.02.02 (金) 20:26
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  3. KUON
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お返事遅くなりました。

・ヒミツの〇さん。

書いて下さったこと、身に沁みます。ありがとうございます。

これからもよろしく。よろしくお願い申し上げます。


・ROMさん

つまらない私信ではないですよ。ありがとうございます。

でも、きみまろさんと梅ちゃんは違うなあ~(笑)。どちらもいいけど、梅ちゃんは、何というか。・・・いとこさん、優しいお心遣いを下さったのですね。いろんなことって、まとめて来る傾向があって。私の母など、夫と父親と長兄を半年の間に亡くして、われを失ってしまったのでしたもの。

気が強くてで食い意地の張った、魅惑のしぐさのニュー猫さん。ぜったい美人さんですね(笑)。一緒に、楽しい時をいっぱい、お過ごしになって下さいね。人と猫とをつなぐのも、きっと、縁。

>なんだかね、何も感じない。
>悲しいというわけでも幸せというわけでもなくて心が動か>なくて。
>ああ、悲しみって感動のひとつだったんだなあ、って気が付きました。

軽薄な言い方になりますが、よおおおく、わかります。ホントわかる。でも、うたは詠んで下さいね(笑)。

詠めなくても、なにか好きな歌など読んでみるのも、気持ちを揺らしてくれるものですよ。



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KUONの久遠

Author:KUONの久遠
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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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