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  1. みんなのうた
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十二月の「みんなのうた」。

12月のうた、まとめさせていただきます。

休むなく続けられて、とても嬉しいことでした。

来ん年もまた、皆さまと、ごいっしょに、おうたを。激しく、やわらかく、うたを。


うた1gyosei2

   昭和天皇御製

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   KUONの詠める

・あひし日も別れし日にも高く澄む青空ありき遠き水無月

・黄昏の師走の街に手を振りて別るる友よ次の在るがに

・もの想ふこころに倦(う)みて雨を見る雨に煙れる生駒嶺を見る

・深く沈む色にはあらぬセザンヌの青の誘(いざ)なふひとつ思ひ出

・長き尾の純白の猫ひいらりと師走たそがれの街に消えたり

   おてもやん の詠める

   「師走のうた」

〇マンションの工事ネットもはずされてツリーの光窓に溢るる

   わすれんぼ の詠める

赤々と炎もゆるごとき紅葉葉の一瞬の秋心に刻む

山奥に宝石のごとき湖水あり心奪われる美しき青

山の神がサファイアの巨石投げ込んで溶かしたような湖の色

温泉旅館の迷路のような長廊下 休みに行って疲れて帰る


母犬の乳房の記憶忘られず毛布吸う子は夢見心地で

久しぶりママと寝るのがうれしくて盛大なウレションする子叱れず

かちゃかちゃと餌鉢ひっかき夕飯の催促するは元気のしるし

愛犬のねこっ毛ピンとはねあがりアーティスティックなり静電気の技

   白萩の詠める

   「春待月に」

・雪降らぬこの地も既に息白し冬は等しく訪れにけり

・残り1枚となりたるカレンダー訪う新年いかなる年か

・ほのぼのとともる灯りのあたたかきいろに心もぬくむ冬の夜

・一人ではわびしき夕餉君居れば鍋をつつきてたわいない会話

   ラプスラズリの詠める

   「師走のうたと想い」

一年(ひととせ)は 早も巡りて
われのみぞ 置き去りにして
時は過ぎ行く

ゆく春を 共に惜しみし 人いずこ 花いかだの果て われを待つらむ

墓場には この世の秘密 静まれり 陽がさんさんと降り注ぐなか

   パールの詠める

   「師走のおうた」

☆師も走り私も走る街角に
 ポインセチアはいとも鮮やか

☆ノンアルで乾杯をする忘年会
 写真の貴女に話しかけるよ

☆電車内まわりの皆の目はスマホ
 活字を読むは私とも一人

☆あと何度あなたに会えると問う母の
 言葉に詰まり受話器を握る

☆夜も更けて子の奏でいるギターの音(ね)
 ふっと脱力やすらぎの音(おと)

☆情けない好き勝手する隣国に
 我が身護れるすべのない国

☆恥知らぬ家にぞ嫁ぐ姫君の
 暗き未来は日本の姿か

   ワ・タ・シ熟女Nの詠める

   「また アホなうたです」

瘋癲と
接吻するは
愉快なり
きな粉に醤油
ソースの味す

イチゴ食べ
胡麻を喰んでは
呻くパパ
歯肉に刺さる
ツブツブ旨し

噛み切れぬ
フランスパンを
噛み切って
口ちから口へ
渡すはエロか

入れ歯抜き
打ち鳴らしては
俄役者
我は春『狂』鏡獅子なり

妾はな
罪、恥、お馬鹿
振り返り
こでれいいのか
これでいいのだ

歌詠めば
呆けぬと言う
はなと瘋癲
俄一茶に
俄芭蕉

   かりそめ の詠める

<ベトナム1994年>

・案内すレジスタンスのトンネルをそのころ彼は少年だつた

・密林に展示されたる拷問具空耳ならぬ呻き絶叫

・しなやかな笑みを浮かべて少女行く白きアオザイなびかせながら

・安宿のこよなく旨き朝ご飯さすがベトナム食の国なり

・ホー・チ・ミンわが青春に逝きし人街の名とての位置さだまりて

   黒猫アビの詠める

・皇室を敬う心無くなりて 
 映像みるやすぐ消すテレビ

・皇室に思いえがいた清さうせ 
 語るに落ちてたんなるセレブ

・早師走今年も残りわずかなり
 来年もまた増税ばかり

・冬の街散歩しながら猫みかけ
 我猫の名をそっとつぶやく 

しだれもも の詠める

<運慶展>

・運慶展 奈良の都のみほとけは和紙にくるまれお江戸へ出張

・やはらかき和紙をとかれて東博に立つ神々の伽羅の香りよ

       (東博・・・トーハク。東京国立博物館の略称。)

<12月のうた>

・この夏の夢のつづきを見るつもり冬の蛍のあわき光に

・落ちるのは一瞬だったあきらめる道は遠くて長く苦しい

・線路上つめたい月に照らされた鹿よおまえも群れとはぐれて

・ひとり寝の夜行列車で目醒めれば誰を狩るのか光るオリオン

   イッサの詠める

   「やれやれの師走なり、です」

*我が家より眺むる山峰綿帽子天地の浄め年毎なるに

*小狡くて中抜け公務男好き眼らんらん幾年月ぞ

*鞄持ち京のお宝運び出し長の年月仕置きはまだか

   かりそめ の詠める

   「もう一度参加させてください」

・インベーダーゲームはしたことなけれども放射線にて癌攻撃す

・目標は平均寿命でもすこし欲張りすぎかと密かに思ふ

・ひとつとて癌細胞を残すまじわが肉体を戦場として

・人に癖癌細胞に個性あり我が物ゆゑの癌の憎さよ

   へなちょこ一年生<の詠める

・日没の風吹き荒れる寒空に溝の深くに猫寄り添いて

・野良ちゃんはどこにいるのと聞いたらばあっちと仲間が目で知らせおり

・餌食って腹いっぱいのうれしさをコロンコロンとして見せる野良

・階段を小鳥咥えて駆け上がり半ノラにやる純情な野良

・半ノラは連れ戻されてまた家出今日も聞こえる雄叫びの声

・膝に乗り顔を見上げて目をつむる涙のあとの汚れた半ノラ

   アルジェリマン の詠める

晴れ晴れと笑み父は言う明日死ぬと じいとおふくろ迎えに来たと

犬たちに姿を変える雲見上げ 黒犬と行く冬枯れの道

朝は銀昼は金色農道で 黒犬弾み枯れ草を食う

午後2時の透きとおる赤ヤマボウシ 残る葉一枚風に震える

鮮やかに落ち葉散り敷く冬の庭 ほうき放ってカメラ構える

人と犬ものともせずに一斉に田んぼに群れるスズメよムクよ

   KUONの詠める

・癌をしも歌材にさるる読みながらわが身の奥がちりちり軋む

・強くませ確と詠まなと人に言ひ今日もへたれのわたくしでした

・子は子にて幸せとなれよまたの世は会ふことも無き縁と聞けど

・此処よりは見えぬ砂丘の波打ち際見たく素足に砂踏みてゆく

・ぽったりと置きてふくふく焼けるまでお好み焼きを女孫(めまご)と見つむ

・十代の腕に刻まれしナイフの跡いじめのありてと簡素に聞けど

・学校は休めクラブもしなくていい傷つける孫に祖母の診断

・祖父に似て母に似て根っこ真面目の孫(こ)独り泣きゐし10日余を想ふ

   わすれんぼ の詠める

   「運慶展を見て」

仏を守り邪鬼踏みつける鬼神たち荒々しきさま今は異質に

そのすべて完成されて破綻なく生けるがごとき姿に驚く(無著・世親像)

我々と運慶を結ぶ何ものかが確かにあるとわからぬもやもや

魂を抜いたとはいえ御仏を人の集りて眺むる不遜


ラスボスは白鵬なりと見つけたり言うこと聞かぬ若手へのリンチ

「勝てばいい」の汚い相撲見たくなし優勝数もむなしきあだ花

横綱の暴行もどき似非相撲 一線を越え許せぬ域に

興業を優先させて白鵬の増長許す協会の不明


人々が願いを込めた賽銭は宮司一家の贅沢に消ゆ

なぜ父母が許すか怪しきこの結婚皇室の闇深くて見えず

   たまき の詠める

さみしいと
いう感情の
おもてうら
矯めつ眇めつ
見てる冬の午後

分度器で
恋の熱量
計りましょ
あなたは鋭角
鋭い鋭角

   ひろし の詠める

よんひゃくまん あれは贈与と シラをきる 詐欺師母子を マスコミスルー

君は月 僕は太陽 レットイットビー どうでもなるさ 皇族だもの

キムコロが 牛蛙なら 眞子さまは メス丸出しの 殿様蛙


我が膝で 逝きし愛猫の その瞳 その声、仕草 五年後の今も


2018年も、一月、半ばごろにお呼びかけいたします。



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  1. 2017.12.24 (日) 00:54
  2. URL
  3. たまき
  4. [ edit ]

うたに込める想いがそれぞれで、みんなそれぞれの人生を歩んでいるのだな、と当たり前のことを思いなんだかみなさんが他人とは思えなくなりました。
  1. 2017.12.24 (日) 18:56
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・たまき さん」

まことに同感です。

私が神さまだったら(きゃあ怒らないで)。みんな、みんな、いい子だね、頑張っているね、と。

おつむ、なでなで、したくなるんじゃないかな、と思います。

一所懸命暮らしておられる皆さまに。

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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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