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返事の中までKUONです。

  1. うたのおべんきょ。
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おべんきょ 第三夜

こんばんは。今夜もしっかり寒いです。この色の部分が、KUONが皆さまに「たっち」してしまっている部分ですだ。

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   かりそめ

<ベトナム1994年>

・案内すレジスタンスのトンネルをそのころ彼は少年だつた

当時の「少年」は、観光客(と(一概には呼べないかも)に、レジスタントたちが命を懸けていたトンネルなどを、案内して生計を立てているのかな。凄まじい少年期のベトナム、生き延びていま在るベトナム。生き残ったことは「是」なんです。

・密林に展示されたる拷問具空耳ならぬ呻き絶叫

わたし、ここの写真をたくさん見ました。カンボジアのもアウシュビッツも「終わった後」の写真はいっぱい見ました。写真では臭いも呻き声もわかりません。多分しっかりと見て感じて、されたのだろうと思います。本当のことは、どんなことも、後にならないとわかって来ないのですね。

・しなやかな笑みを浮かべて少女行く白きアオザイなびかせながら

ベトナムの若い女性のアオザイ姿は、本当に美しい。「しなやかな笑み」がリアルです。

・安宿のこよなく旨き朝ご飯さすがベトナム食の国なり

・ホー・チ・ミンわが青春に逝きし人街の名とての位置さだまりて

>「サイゴン」だったのですよね。日本では「ドイモイ」は難しいかな・・・ううん。

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   黒猫アビ

・・・先週の初めにパソコンがネットに繋がらなくて、いろいろ
調べたあげく無線ランに問題が・・・
私の手におえず息子の休みを待って直してもらいました。
今月のおうた間に合って良かった~
まだまだ、だけど楽しんでおります。

・皇室を敬う心無くなりて 
 映像みるやすぐ消すテレビ

・皇室に思いえがいた清さうせ 
 語るに落ちてたんなるセレブ

・・・言ってよければ、セレブなんぞとはちゃんちゃらおかしいわ。と、感じてしまいました。清さが失せた、のは、まことにまこと、何と言いましょうね。

・早師走今年も残りわずかなり
 来年もまた増税ばかり

・冬の街散歩しながら猫みかけ
 我猫の名をそっとつぶやく 

このままで十分と思います、けど、ひとつポイント。「わが」という言葉を使いたいとき。
「我が」は間違いではありませんが、好みもあるでしょうが、「わが」とひらがなで書くと、やわらかい感じになります。「吾が」ですと「わが」でなく「あが」という音になる。これは、「あ」という響きが「わ」より美しいから、という感じ。女性らしい感じも出ます。猫、猫と、二度出て来るので、

「~猫見かけゆきて戻らぬ名をそっと呼ぶ」あたりにされると、恋しいわが猫は「もういない猫」と、事実を知らない読者にも、よくわかります。


エラソーな言い方と自覚しつつ申します。先月のうたと比べると、とてもまとまりがよくなっておられます。調べもなめらかに。ご自分で、書いて、読んで、アタマ傾げて直して、と、うたに向かっておられるのだと思います。

短歌は、病床ででも詠め、紙とペンがあればいいのでお金もかからず、人には見えない空想が大きくふくらむ、いいことばっかりの(笑)世界ですね。


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   しだれもも

はずかしながら(といいつつしっかり提出)12月のうたよろしくお願いいたします。

<運慶展>

・運慶展 奈良の都のみほとけは和紙にくるまれお江戸へ出張

・やはらかき和紙をとかれて東博に立つ神々の伽羅の香りよ

お江戸へ出張となった、運慶作のみほとけ。みほとけなれどマッチョであります。和紙にくるんで運ぶ床しさ、その和紙を、いざとかれて、あの東博に立たれる。「立たす」という言葉は「立つ」を丁寧に言う言葉です、「伽羅」と読んで、ああいいなあ、と、ずきんと。いまではもう、あまり沢山は無い香木、少しずつ、大切に、惜しんで惜しんで・・・つかって。伽羅や沈香の香りは、「パヒューム」ではないのです。そこが何とも。

       (東博・・・トーハク。東京国立博物館の略称。)

<12月のうた>

・この夏の夢のつづきを見るつもり冬の蛍のあわき光に

・落ちるのは一瞬だったあきらめる道は遠くて長く苦しい

なんだか分からないけれど、とても共感性のある、なんだか一緒にかなしいような一首です。夏の蛍はもちろんいいが、冬の蛍、となると、もう、あれこれ、想いたい放題です。
夢の続き。みられたら、いいなあ・・・


・線路上つめたい月に照らされた鹿よおまえも群れとはぐれて

・ひとり寝の夜行列車で目醒めれば誰を狩るのか光るオリオン

感性のまぶしい二首です。奈良に住んでいるからか、線路上の鹿、とあるところに、新鮮な驚きを覚えました。

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   イッサ

やれやれの師走なり、です

  
  つかってみました・・・眺むる
  雪が降りました。寒い師走です。
  あやつらの即位だけは勘弁して欲しいです。

*我が家より眺むる山峰綿帽子天地の浄め年毎なるに

*小狡くて中抜け公務男好き眼らんらん幾年月ぞ

*鞄持ち京のお宝運び出し長の年月仕置きはまだか

イッサさん。KUONのタッチ、気に入って下さって嬉しいです。一首目の「眺むる」完璧な使い方です。
二首目は、まさかの「次期こーごー」とやらの、あれですか。人として最低ランク。嘘に塗れた幾星霜。虚しい惨めな人生と思うは周囲のみ、何年振りだのどうだのと「ぶりぶり」言わせてニタニタと。あ~たまらん。

「即位だけは勘弁」。そうなんだが。イヤだ。。



もっともっと今夜も書きたいですが、今夜も、申し訳ないですが、ここにて失礼させていただきます。

明日は、障子の張り替えを頼んでいる業者さんを待って、持ち帰ってもらうだけで外には出ない予定ですので、明日は(明日も・笑)しっかり、書かせていただきたいです。




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  1. 2017.12.20 (水) 20:44
  2. URL
  3. しだれもも
  4. [ edit ]

KUON様

ご丁寧な感想いただきましてありがとうございます。
「立つ」の丁寧語が「立たす」、知りませんでした。ありがとうございます。

運慶に関してはあのノミの神業を詠みたかったのですが、素晴らしすぎて言葉が出ず(やっと出ても、四天王の腰のひねりよ、とか、ふくらはぎの筋肉よ、とかで全くまとまらず)、最終的にああいう形になりました。
(素晴らしいものを見て言葉が出ないなんてうたを詠むうえでは致命傷ではなかろうか・・・)
自分のうたに触れられるってくすぐったいような「きゃっ」と叫んで画面閉じたいような不思議な気持ちです。慣れますでしょうか。
それではまたよろしくお願いいたします。お身体ご自愛くださいませ。
                           よいお年を
  1. 2017.12.20 (水) 21:13
  2. URL
  3. かりそめ
  4. [ edit ]

kuon様

心おやさしい感想ありがとうございます。
お言葉の一言一言が貴重な示唆です。

日本にドイモイ、難しいでしょうか。特に千代田のあたりは。
でもされずにはすまないでしょうねえ、でなければ、大事な大事な日本がつぶれてしまいます。
  1. 2017.12.21 (木) 07:42
  2. URL
  3. 黒猫アビ
  4. [ edit ]

KUON様

おはようございます。

忙しい中、丁寧な添削ありがとうございます。
皆様のお歌や添削も参考にしながら、これからも
お歌を楽しんで詠んでいきたいと思っております。
日本語の美しさを再確認するとともに、
自分の語彙の乏しさも再確認しております。(汗)
ありがとうございました。


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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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