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返事の中までKUONです。

  1. ことばのたのしみ
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あきのひの

わすれなぐさ


        ヰルヘルム・アレント
        上田 敏 訳


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  ながれのきしのひともとは、
  みそらのいろのみづあさぎ、
  なみ、ことごとく、くちづけし
  はた、ことごとく、わすれゆく。

       

   落葉


              ポオル・ヴェルレエヌ
              上田 敏 訳

  秋の日の
  ヴィオロンの
  ためいきの
  身にしみて
  ひたぶるに
  うら悲し。

  鐘のおとに
  胸ふたぎ
  色かへて
  涙ぐむ
  過ぎし日の
  おもひでや。

  げにわれは
  うらぶれて
  こゝかしこ
  さだめなく
  とび散らふ
  落葉かな。


                 「海潮音」より



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  1. 2017.08.19 (土) 10:15
  2. URL
  3. ROM
  4. [ edit ]

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの・・・

少女時代に胸キュンとした思い出の詩です。

齢をただ重ねて今、あの頃には味わいもしなかったそれなりの悲しみの体験を経て、あの頃とは違う胸に迫る哀しみを共感しています。


先ごろ皇室関連で出会った新参者ですが、KUON様や井沢先生との出会いに感謝しています。
  1. 2017.08.19 (土) 13:50
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・ROMさん


やはり日本語の韻の美しさに胸キュンされてたお一人ですか。

同じ詩を、書いて、書いて、鉛筆を細く尖らせてまた、何度も書いて。鍵っ子で本や文房具だけはそれなりに与えてもらっていたあの頃。淡い色で絵など描いて添えて、眺めて、一人が苦痛でなかったです。子ども付き合いがうまくできなくて。

最近も、家族と些細なもめごとがあり。よし家出してやるもんね、と、近くの駅近くの格安ホテルを検索して。

一人でじんわりの時間をたっぷり、このホテルなら近くのあのイタリアン食べてやるぅ・・など目論んだのですが。

どうせ泊まるなら、いささかでも風情のある、とか迷いはじめて結局、予約はせず。自分の部屋で白玉あんみつ冷やして「太陽」のバックナンバーなどパラパラして。紺碧海岸の砂の白さなどに、見惚れて、眠くなって、バタンぐーしました。

>齢をただ重ねて今、あの頃には味わいもしなかったそれなりの悲しみの体験を経て、あの頃とは違う胸に迫る哀しみを共感しています。

わたしは、シミや皺もそんなに気になりません。お腹もぽこんとしていても。仰るような感じわかります。今になってわかる、滋味のような悲しい事や。

ネット上のご縁でも、気持ちの通う幸せを感じます、若い頃なら気忙しく生き飛ばして行くような、時のあわいの。
  1. 2017.08.19 (土) 21:05
  2. [ edit ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2017.08.20 (日) 13:53
  2. URL
  3. tibineko
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私の本棚には、数冊の分厚い表紙の詩集が並んでいます。
中学を出てすぐ、僅かなお小遣いを溜めて買い始めて・・
途中で挫折してしまった、中途半端な数の「世界の詩集」
その数少ない詩集の一冊がヴェルレエヌ詩集(橋本一明・訳)
最初のページに掲載されていた「秋の歌」の一節から

 忍び泣き  ながくひく
 秋の  ヴィオロン 
 ものうくも  単調に
 ぼくの心を  いたませる

    ・
    ・
    ・
   (中略)

 吹き散ろう
 落ち葉  さながら

「ヴィオロン」「落ち葉」の単語から
唐突にこの詩集の存在を思い出し、本棚から引っ張り出しました。
何度も捨ててしまおうと思いながら、処分しきれなかった
私の青春というには幼すぎた頃の、思い出の欠片

はからずもKUON様に触発されて手に取りました。
  1. 2017.08.20 (日) 14:20
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・ヒミツの〇さん

いつも包んで下さるようなコメントをありがとうございます。

今日教えて下さったことは、知りませんでしたが、とても嬉しかったです。

このところわけの分からないことで無茶なことをあれこれ言われていまして。今朝もチラッと見ただけで以下。

これなどはよほど、よっぽど、マシな部類ですが。面と向かってなら言わないコトバでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>… 創価工作部隊は Name 名無し 17/08/19(土)11:12 >ID:2s8p2QyM No.2145151

>〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇KUONってとこね。
>歌詠み婆のブログが1番、つまらなかった(笑)
>何いいたいんや?って感じ

まあ、いつのどのブログに対するご感想かは存じませんが、「何言いたいんや?」って、わかる方にはわかるし、わからない人にはわからないんでしょ。わかるお方に読んでいただきたいとは願っていますね、私としては。あら捜しにだけなら来るなよとは感じますよね、このコメントも読みに来て、また、何か書くのかな。こでなく、よそで。

KUONのワルクチ収集中です・なう。なんですが。

私は創価でないちょうせんじんでもない。何度言ってもわからないのね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みたいなことで、日々、葛藤したりしているわけです。最近は、つまりまともな皆さまのおかげで、かなり薄まって来てはいます、しかし、ヤカラにはなかなかわかりにくいようで。

ここから本文です、すみません。

そんな中でも、あ、わかって下さっているな(私のことだけでなく)と感じられるコメントに出会うことができると、ホッと肩の力が抜け、固まった関節が温かく緩むとこがあり、心の中で感謝しています。

私は、私の読者様方を信じています、無言の応援を、日々、感じています、感謝しています。

このたび、このヒミツのコメントを下さったあなた様にも感謝しています。

ありがとうございます。

・・・自分のことを離れて。

あまりにも酷い爆風、暴風が吹き荒れています。私が恐れているのは、ファシズム、ファッショ、全体主義。

大きすぎる嵐は、是々非々かまわず何もかも巻き込んで、何もかもをぐちゃぐちゃにします、混乱させます。

自分のアタマで考え、自分の目で見、自分の判断でまっすぐな道を目指さないと、思いがけない結果を生むことにもなってしまう。

敗戦の後の72年間の平和、ありがたいはずの自由。

そこから派生しているものの一つが「衆愚」でしかないとしたら、美智子さんのいわくの「A級戦犯」のみならず。国のため残して行く家族のために、戦地であるいは銃後で尊い命を散らして下さった昭和の皆さまに、申し訳ないと思います。

Mさん、本当に、ありがとうございました。











  1. 2017.08.20 (日) 16:08
  2. URL
  3. KUON
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・tibinakoさん

まだまだ日中は炎夏そのものですね。朝夕だけはいささか、涼しくなってくれました。

中学を出られてすぐの頃から、少ないお小遣いを溜めて・・・昭和の、一途な目をした、美しいものへの憧れを秘めた少女の像が描けます。ソックスはいててね(笑)。私もそうでした。女の子が本など読まなくてもいい、という環境でもありました。ナイショで隠れて、見も知らぬ遠い国に憧れて。

バイオリン、でなく(バイオリンも相当、自分には遠い楽器でした、鰐淵晴子さんという美少女が弾いていた姿・・・晴子さんがフプスブルグ家の末裔と聞き、それにも憧れて・・・ああ、忙しかった、憧れるものが多くて(笑))・・ヴィオロン、という響きに、目へのアピールに、ぼわぁあんとなって。

貧しい青春でしたが、心の中はいっぱいに膨らんでいました、今もそんなに変わっていない気がします。

同じヴェルレーヌの、同じ詩。

堀口大学の訳と、仰っておられる橋本一明・訳のものと。

引かせていただきますね。



秋の歌(堀口大学訳)

秋風の
ヴィオロンの
節ながき
啜り泣き

もの憂きかなしみに
わがこころ
傷つくる。

時の鐘
鳴りも出ずれば
せつなくも胸せまり
思いぞ出ずる
来(こ)し方(かた)に
涙は湧く。

落葉ならね
身をばやる
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風(さかかぜ)よ。


秋の歌 (橋本一明訳)

忍び泣き ながくひく 秋のヴィオロン
ものうくも 単調に 僕の心を いたませる

時告げる 鐘の音に 胸つまりあおざめて
過ぎた日を 思い出し 僕は泣く

性悪の風に吹かれて ぼくは行く
ここ かしこ 吹き散らう 落ち葉さながら

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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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