今日も元気でいましょうね^^

返事の中までKUONです。

青のさびしさ限りなければ


   さだめなく鳥やゆくらむ青山の青のさびしさ限りなければ


大正七年(1918)、竹久夢二が島原で詠んだ一首です。

その前年、夢二は、相愛の女性、彦乃(ひこの)と共に数十日にも及ぶ旅を楽しみました。 
   

   湯涌なる山ふところの小春日に 眼閉じ死なむときみのいふなり


彦乃の父親に猛烈に反対されていた仲であり、監視の目をかいくぐっての、逃避行のような旅。

恋としては極上、明日が見えないだけに激情、の、二人居だったでしょう。

そんななかで想うのは、

このまま、眼をとじて何も考えないで、死んでしまいたい、死んでしまえればどんなにか、と、

願ったのか、彦乃は。

やがて彦乃は、夢二と引き離されたまま、翌年、大正9年に亡くなりました。

旅の日から、彦乃が無くなるまでの鬱々のときに詠まれたのが、冒頭のうた。

夢二は寂しかった・・・それは、本当のことではあったでしょう。


夢二には最初の妻とのずるずるの歳月の中に生まれた三人の子もあったし、彦乃の死の後には、有名な「お葉」さんとの出会い、同棲もあった。

その後にも女性はいた。世の父親族にしてみれば、強力な殺虫剤漬けにして・・・

・・・なんてことは、ここではおいて。

冒頭の一首。

なんとも好きなうたです。


 さだめなく鳥やゆくらむ青山の青のさびしさ限りなければ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


私事ですが。

工場を移転させます。

時には敷地内をキジの親子が歩いていたり、朝、工場に着いたら、門の脇のフェンスに猿の子どもが座っていたり。

生真面目な小さい顔の小猿で、かわいかった・・。

駐車スペースの、コンクリで固めていないあたりを、夜なか中、イノシシが走りまわっていた痕跡が新ただったり。

このイノシシ氏は、放っておくと危ないからと、工場のある村の有志の方が考えて下さり、ある日、脂紙に包まれたドシっとした何かを、持って来て下さり・・・

「味噌味の鍋にして食うといいよ」

と。大きなカタマリのボタン肉でした。

娘ムコ君が、久しぶりやぁ、と喜んで、ほとんどを食べてくれました。独身時代には、自分でも猟をしたらしい。

春には、年中水の溜まっているところ(池、という趣ではない湿地)に、もうれつな数のオタマジャクシが孵り、ぴょんぴょんと跳ね上がって散らばって・・・あのオタマさんたちは、どこへ飛んで行ったのか、次の春にも、湿地の底には、もにゅもにゅと、なが~いカエルの卵は蠢いていました・・・

そんな、山の中から今度は、まっすぐに行ってしまえば海に至る。

海の上の空の、ほがらかな水色。太陽が照らしている海の明るさが、新しい(中古物件ですが)工場の方に及んで来てくれるような。

そんな場所へ、引っ越しします。

私が何を運ぶ訳でも無い、どちらかと言えば、じっとしていて下さいと敬して遠ざけられるヒト、なのですが、気分的には、すっかり済んでしまうまでは、落ち着き切れないのではないか、と。

したいことはするので、ブログは変わらず続けます。

お返事も、これは義務でなく楽しみでさせていただいていることですので、続けますが、遅れたり、幾つかのコメントには、まとめたお返しをすることに、なっちゃうことも、あるかと。

どうぞ、ご理解をいただけますよう、ひとこと、おしらせ書かせてもらいました。



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コメント

陣中見舞い?

KUONさま、お忙しい中のお気遣いと更新、ありがとうございます。
どうぞ、お体、お気持ちにご無理なく お続けになられますよう。
次のアップを楽しみに お待ちしています。

まさか。。

奈良ですよね?
海ですか?えっ?
大和川近くだと思いたい私です。

勝手ながら、そばにいてはるんやぁとときめいておりました。すみません。

No title

・まめはな さん



お優しい陣中見舞いを(笑)ありがとうございます。

移るのは工場だけですので、重機や大きなものなどはほとんどは人さま任せです。肝心なとこは、徐々に用意して来ていましたので。

すべて終わるのは月末くらいか・・・できるだけ気が張らないように、していたいと思います。

ホントに、感謝です。




・カムバックさん


「ときめいて」下さってたなんて、嬉しいですやんか(笑)。

住まいは奈良、のまま動きません。初めは住み替えも考えましたが、姑と遠くなれないし(痴呆、絶賛進行中、明るい方向なので、やや助かってる(笑))。姑とずっと同居している方が、頼れなくなってしまっているので、もう腹を据えました。長男のヨメやもん、ウチは。

工場は、川でなく海のそば。詳しくは云わんときますね。行き帰りがどうなるかこれから考えます、親会社のご都合、意向、なので、素直に行きますねん。

そわそわしつつ、たまに遊んだりもしながら、進めます。

ありがとうございました。

センチメンタル

KUONさま こんにちは。

工場のお引越し、何かと気ぜわしく大変だと思います。まだまだ暑いのでご自愛ください。

竹久夢二、私の母がなぜか激しく憎んで(笑)おりまして。
「ちっとも良い絵だと思わない」とか、気に入らないなら黙っていればいいものを、わざわざ憎しみを表明してましたっけ。
キリスト教的(というかキリスト教原理主義)なモラルの持ち主なので、夢二みたいな生き方が気に入らなかったのかも知れません。

>湯涌なる山ふところの小春日に 眼閉じ死なむときみのいふなり

センチメンタルの極致だと思います。
私は好きです。キュンキュンしちゃう。どうしようもない恋愛にはまっちゃって、今のままいっそ死にたいっていうの、生産性ゼロですけど。

最近、ジャスティン・ビーバーというまだ22歳の大スターの「Cold water」という曲が好きで。
>君が沈んでいくと感じた時は 僕も飛び込むよ
どんなに冷たい水の中でも

なんて歌詞なんです。
こういう歌を歌われたら、女はイチコロ。
夢二もそういうセンチメンタルなアプローチのカード、いっぱい持っていたんでしょうね。


No title

お返事遅くなりました



・laviniaさん



母の憎んだ夢二。大笑い。(笑)。

それも、よく、わかる気がしますよね。私の母は、学生だった長姉と駆け落ちして子を四人も作ったあげく、会社の事務員と、有り金持って買ったばかりの車で逃げた、長姉の夫を、一生、ニクんでいました。

露文中退のヒトで。イメージはそれ!。顔はなかなかでしたが、実生活はまんま、夢二。私も、イヤな記憶がいっぱい残っています。身内に関わりないなら、また、感じることも違うでしょうね。

夢二の絵は、いい悪いでなく、好きか、嫌いか。

煙草やお酒みたいな嗜好品みたいな面もある、画集や絵葉書集、たくさん持っていましたが、ぜんぶ手放したが、惜しくは無かったです。

でもイメージ的には、今も、きらい、より、好き、に、揺れるかな・・・作品的に。うた、がいいので。

ジャスティン・ビーバー。名前もヤンチャもしってす、まあまあまあ。

聞いたこと無いけど、ホントに、いちころになれます? 試し聴きしてみようか。

私にはちょっと、効かへんやろなあ(笑)。

男としては、夢二みたいな(たぶん)アプローチのオトコは、あっち行け、ですよ私は。(笑)。

No title

お疲れ様です。

昔の恋人達はエネルギーがありますね(笑)
本妻、内縁、恋人・・・

あっちにもこっちにも情熱的で
その合間に詩を詠んだり
若いからなのか、マメなのか
そんな人だから名作もできるんですよね。

文豪達の私生活、恋愛事情おもしろいですね。
私もそういう思考なのか
ちょっとダメになりそうになると
あぁ、死んじゃいたい
あぁ、私は悲劇のヒロイン って昭和枯れすすき並みに妄想してます(笑)


ものを書き続けるという変わらない情熱
KUONさんもすごいです!


お引っ越しで落ち着かないでしょうけれど
お薬飲む時は水分もたくさんとってくださいね!



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・・・・・


三好達治『乳母車』

母よ――
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり


・・・・・・・・・・・・・・・


やはり赤い口紅が好き。


ものすごく唐突ですが、私、口紅(だけ)はシャネルよ。(笑)。

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