今日も元気でいましょうね^^

返事の中までKUONです。

今上のものではない


歌集「ともしび」に於いて

昭和20年から始まっている皇太子(現・今上)のおうたは、たいへん素直、絵画にはさして興味は持たないが真面目な学生の水彩画のような趣のお作が、淡々と並べられています。

指導される方も、形を、淡々と整えられたように思われます。

国内のあちこちのうた、英国女王陛下戴冠式出席のため渡英、続いて欧州、米国を訪問された(このために大学は卒業でなく半ばで終了された)時のおうたも、さらりと、あっさりしておられます。

スウェーデンにもドイツにもスペインへもベルギーへも。あの時代に,、訪うて。そんな経験をされつつ、こんだけの感想、感慨ですかい?と、ちょっと突っ込みたくなるような、若き皇太子の淡々ぶりです。   私感です。

ただ、歌集の初めのころの昭和26年「皇太后宮崩御」と註のある・・貞明皇后さまの「崩御」の折りに、3首、詠んでおられる。

3首も、という感じです。淡々殿下にしては(笑)。

中の一首、

   今一度あひたしと思ふ祖母宮に

   馬の試合の話をもせず


と、うたっておられるのを拝読し、それまでさまざまな話をされていた空気を感じ、皇太子はおばあさまを慕っておられたのか、こころ近く接しておられたのかと、初めて聞く話のように感じたのでした。

ご両親、ごきょうだいから離されてお育ちで、ただただ孤独をのみ、深めておられた皇太子、の印象を持っていた・・・擦りこまれていたのかな、と、感じた次第です。

外国への訪問、帰国の後に、思い出されてのおうたは幾つも見られます、端正な「皇族らしい」おうたが続きます。

正仁親王・・現・常陸宮殿下の成年式には

・・・峰々を越えてひろがる秋空は

   奥深くしてすみわたりけり


兄殿下らしく詠んでおられる。昭和30年の御歌です。


昭和32年の歌会始儀、お題は「ともしび」、ここで、


   ともしびの静かにもゆる神嘉殿(しんかでん)

   琴はじきうたふ声ひくく響く


五七五八八の、字余りのおうた、以前わたしはこのおうたを、

「びっくりするくらいヘタ」

など、失礼千万なことを書いてしまいました。

ともしび、は、揺れるものだろう、燃ゆるもんじゃないぜ。とも。これは、今でも思っていますが。

申し訳ないことをしました(謝りようが無いので、あえては謝りませんが(笑))。


それ以来、引っかかり続けている一首でもあります。

皇太子には、詠草を整える役目の方がおられる。ということを、明確な前提として申しあげております。

そのお役の方にしても、他のさまざまなうたにはできたこと。和歌の三十一文字の定型に当てはめることが、叶わなかったか、あえてなさらなかったか。そこは私などにわかるはずは無いのですけど。

わからないまま言うと、なぜ、皇太子は「新嘗祭」を詠まれたか。

御題は「ともしび」だった。ご自身、皇太子としてその場におられて、神嘉殿のともしびに、そこまで心が引かれた、のか。

こういった特別のことは、それまで、うたになっていなかったのではないかと、まず、考えました。

「禁」「とか「秘」とか。

人の目に触れるような「こと」でないのではないか、と。

感じていましたので。

秘中の秘、特別に「口伝」で伝えられるのが、天皇の祭祀の・・・と、ものすごく畏れる感じで、考えていたのです。

それと。

明治、大正、昭和の天皇陛下の御製に、祭祀および祭祀の場を詠んだ、こういったものがあったかと・・・ありましたか?

無いような気がします。・・・控えめに書いておきます。

・・・

昭和33年には「婚約内定して」のおうたがあります。

   語らひを重ねゆきつつ気がつきぬ

   われのこころに開きたる窓



有名な一首で。この、皇太子のおうたを基に、美智子さんは「窓」という言葉を、自分自身の特別な言葉にされた、と、うかがっているのですが。

さまざまな折りに美智子さんは「窓」を、意識的に使ってうたを詠んでいます。で、皇太子も(意識されてかどうか)

結婚の定まっていた年、昭和34年の歌会始に(ちなみに、御題はそのまんま、「窓」です)。

   冬日さす木斛(もっこく)の葉は白く光(て)り

   風にゆらぎて窓にうつれり


抒情的に詠んでおられます。

続いて、35年に浩宮が生まれ、浩宮が生まれた時のうたは無いものの、36年の歌会始には

   見るごとに若芽のびゆく白樺に

   春深まるを目にしみ味はふ


このようにうたっておられます。わかる者にはわかる。

白樺は、美智子さんの「おしるし」。

見るたびに伸びて行く若芽とは、愛しのナルちゃんでいらっしゃるでしょう。

お幸せでいらしたのですね、皇太子殿下。

お幸せそうなうたが続きます。

旅先を、妻を、子を詠み、穏やかな日々をお楽しみだったようです。

いま、何だかだと言われているようですが。

今上陛下は、温かいホームをあげたい、など出過ぎたセリフをお吐きになった夫人との家庭生活が楽しくて(ですよね?)、その生活を守らんとして(ですよね?)

「朝の9時から夕方まで、天皇としてのつとめを果たすために通い、以後は住居に帰りたい」

希望を、お持ちになっていらした。

今上さんの本心だったか、その希望の本来の主の代弁者だったかは、これも私などにはわかりません。


唐突ですが。

昭和45年。結婚後11年が経過した頃です。

皇太子(現・今上)は、新嘗祭の連作、7首を詠んでおられます。


   松明(たいまつ)の火に照らされてすのこの上

   歩を進め行く古(いにしへ)思ひて



   新嘗(にひなめ)の祭始まりぬ神嘉殿(しんかでん)

   ひちりきの音静かに流る



   ひちりきの音と合はせて<歌ふ声

   しじまの中に低くたゆたふ



   歌声の調べ高らかになりにけり

   我は見つむる小さきともしび



   歌ふ声静まりて聞ゆこの時に

   告文(つげぶみ)読ますおほどかなる御声(みこえ)



   拝(はい)を終へ戻りて侍るしばらくを

   参列の人の靴音繁し



   夕べの儀ここに終りぬ歌声の

   かすかに響く戻りゆく道


・・・・・・・・・・・

以上が、今上陛下の皇太子時代の「新嘗祭連作七首です。

連作とは、ある題材について何首かを詠むことで、ひとつの世界を大きく表現するもの・・・と言って、大きな間違いは無いと思います。

それでいて、一首一首は、独立して、何を詠んでいるのか、わからなければならない。

構成力も言葉の流れ、調べの緩急も、細かいワザが必要です・・・と、私は考えています。


ごじゃごじゃ言うより。

いま、このブログを、いま、書き続けていて、今上の連作を、間違えないで書き写そうとしていて。

感じます。

歌の言葉の選び方。うたのリズム、持って行きかた。

今上のものではない、あの陛下のものではない。

これは・・・・・・。

無礼を承知で言えば、今上には、このように連作をまとめることは、お出来になれない。

今上のものではない。

私の心臓の音が、そう、しきりに、訴えかけて来ます。

(わたくしが、あのうたを、もっとうまく、直しを入れてまとめてあげましょう、もっと感動的に、目立つように)

>告文(つげぶみ)読ますおほどかなる御声(みこえ)

・・・美智子さんの作る世界そのままです。


「読ます」=読みたまう、お読みになる、の尊敬語も。

「おほどかなる」=おおらかな、おうような、大きな様子でいらっしゃる、も。

「御声」=み声、「声」を、うやうやしく表現する、も。

美智子さんのやり方、、それ以外の何でもない、断言したいのです。



何を言いたいか、わかって下さいますでしょうか。

こういうことの、できる方。

何だってなさる方。

皇太子になり代わって、新嘗祭なる神事を、自分流に。 
     

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コメント

No title

KUON様、
私は歌は判りません。
股子のどへたはいくらなんでもわかります。
KUON様の今までの解説にいつも感心していました。だから、信じます。KUON様の感覚(ごめんなさい。上手く表現できません)を・・・

そうだったのですか。
下手でも自分で詠むものではないですか。
「御製」と謂われる歌は・・・
アノヒトの作と・・・
もう、なんと言っていいか・・

情けない・・・

わかります。

わかります。
安倍晋三さんのサイトに書き込みました。(KUON様のご判断で非公開でも結構です。)
明日の15時の天皇陛下のお言葉、何をおっしゃるかわかりませんが、政府のあり方を左右するような、政治的発言は、うまくかわして下さい。
もし、退位を、という望みなら、皇太子に天皇位を譲らないでください。
秋篠宮殿下に譲ってください。
皇室の宝をヤフーオークションで売払い、愛子内親王の替え玉、ダミー、影武者を臆面もなく出してくる厚顔無恥な輩と思われています。そんな人間に、天皇位を継がせないで下さい。日本のために、よろしくお願いします。

読み進めて、キョェーっとなりました。

ミテコは、本当に、おそれ を知らないのですね。

開かれた皇室、、、なんだったのでしょう??

韓国風味

KUONさま 日々雑事に追われているうちに、ふと気付けばもう「残暑お見舞い申し上げます」になってしまいますが、お身体大切にお過ごしください。

さて、このたびの一連のドタバタ。何だか韓国ドラマで観る財閥の跡目争い、みたいなことになっています。ほんのりキムチ臭がして来ます。
天皇が実務上も代表として取り仕切る会長職。社長は長男だというだけでボンクラが就任していますが、とても後継者とは認め難い悪行の数々。長男嫁の実家が財閥にユスリタカリ、一緒に財産を食い潰しています。
片や次男は出世の欲もなく清廉で、高齢の会長の代理で身を粉にして働く本部長。社長がスライドして会長職に就くとしても、同じように支える覚悟はできていました。
しかし会長は隠居して跡目を長男に譲り、社長はその娘に、と会長夫人の勝手なプランをぶち上げてしまいます。それが財閥の破綻を招くとは思いもしないで。

今後財閥が健全に機能して行くには、長男嫁の実家やその勢力が娘を利用して未来永劫タカれないように、スパッと切り去らなければなりません。
本来なら次男が後継者としてふさわしい人物であり、周囲の人事も含めて刷新し、その息子へと引き継ぐのが由緒正しい道なのですが。

こんなくだらない三文芝居に例えられてもおかしな話でなくなった理由は、今上さまはご自身を職業として生きて来られたから、なのでしょうね。
やはり教育というものは大変に恐ろしい、と改めて痛感いたします。今上さまがこういう選択をするように誘導したのは、夫人を送り込んだ勢力の教育が深く影響しています。

長々ととりとめない話で申し訳ございません。それでもこのままで良いはずがない、健全な皇室に立ち返られますように、と切に願っております。

歌だけでなく、、、

今朝は、
この記事や記事のお題が、
なんとも不気味に感じられました。


歌だけでなく、、、

今日の原稿まで、、、

と感じて寒気がしました。

歌だけでなく、一時が万事、、、そうだったのか??
新築されていたアノ豪華宮殿も?
ヤフーオークション事件を許してきたのも?
ナル一家に学習院が乱されるのを、そのままにしていたり?

キリスト系の美智子にとっては、学習院が乱れていく方が、都合がよかった??
だから、ナル一家をあえて放置?


怖すぎます!!

歌までも。

では、やはりテンさんエロエロ
であったのは本当だと思います。
何をしていたのでしょうか?
祭祀も歌も慰霊の旅も皆んな
演出者の通りに動いただけ。
フィリピンでもミテコの指図がなければ動けなかったのですね。
だったら行かなければいいのに。
存在する皇室ではなく、見せてあげる皇室。皇室劇場にしたのは、
女優崩れのミテコですね。
マタコなら頭の弱さで操れますからね。
お生まれもお育ちも由緒ある
東大大学院の先生になる程の
お嫁さんでは、ぜーんぶバレてしまいますからね。
それは必死に阻止したのですね。
馬鹿は馬鹿をもって制す、
毒は毒をもって制すですか。
国民は堪ったものでありません。
平成硬質馬鹿一家。その中で咲く
蓮の花。秋篠宮ご一家だけですね。

お気持ち…

お気持ちを話される陛下を、NHKで見ました。
個人としての思いだとの前置きに、まずここでガクリと来てしまいました。個人としての思いなら、ご家族の中で話してお終いにすれば宜しいのに。個人として、と言いながら、最後は国民の理解を切に願うと結んでいましたね。理解、つまり「摂政置かずに退位することを国民は認めろ」と、言いたいのですよね?摂政では象徴天皇の務めを果たすのに不十分であるとお考えのようですが、個人としての思いという前置きがあったとはいえ、皇室典範の否定とも受け取れる発言、随分と大胆におっしゃったなぁと思いました。
個人の考えです、と前置きすればそんなことも言えてしまうんですね。充分、政治的発言だと思いますけど…。

兎にも角にも、皇太子に即位させたいんだなぁという印象が強く、とてもがっかりしました。
私の中に僅かに残っていた、陛下への尊崇の念が、粉々に砕け散ってしまいました。

No title

お返事遅くなりました



・まりりん さん


信用して下さり、ありがとうございます。

おそらくライターはミテコ、読むくらいはできるヘーカ、の構図と描いていましたので、その前に、あの夫婦の「合作」いや、ほぼミテコ作、の状況について、書いておきたかったのです。

天皇に、夫人が、自分の妄言を発言させる。

重大な罪だと思うのですが。



・鈴蘭さん


安倍首相は、お忙しい時に、ヒマのたっぷりある特権享受者の相手をさせられて、ものすっごくご迷惑、と、お案じ申し上げます。

ただ。正面から押し返せないから、うまいこと、時間を味方につけて動かれる賢いやり方で行かれるかと。

厚かましい内廷がたは、自分たちの思い通りになんでもなると、思っているかもしれませんが。

鈴蘭さんのように真摯なお方のメッセージが、沢山届いていると思います。

もっと、どんどん、数が必要と考えますね!。



・華さん


そうです。御製だけではないと思うわ~、今上・発の、あれこれ、すべてが。

そう、言いたかったのです、今も、もっと言いたいです。






No title

お返事遅くなりました



・きく かおる さん


視覚だけでなく聴覚の芳しさも加わってのご改名、しかと承りました。

>こんなくだらない三文芝居に例えられてもおかしな話でなくなった理由は、
>今上さまはご自身を職業として生きて来られたから、
>なのでしょうね。

同感です。

中学生までに育った情緒があやふやだったところへ、敗戦、自身の誕生日を狙い澄ましての(としか思えない・それが狙いだった)大量のデス・バイ・ハンギング。

でもね。どんな人だって、自分に都合のいいばかりの人生を与えてもらうわけではない。

もともと、不足しておられたところへ、個人だの自由だの、いい匂いのする(ような)結婚生活が始まってしまわれた。

国民には迷惑です。

一代ならず。女郎蜘蛛の巣は、見た目よりずっと強烈で。

中身全て、侵略されてしまわれた。

そう感じています。



・硬質憂子さん


>存在する皇室ではなく、見せてあげる皇室。>皇室劇場にしたのは、
>女優崩れのミテコですね。

女優さんも、プロデューサーも、夫人なる立場も。一流のもの。少なくとも、一流を目指す志のある者なら、ぐだぐだにはならない、と思うんです。

積み重ねの可能な「その人」なら。

こずるい、こざかしい、ハイソ気取りの愚者が、何もかもぶち壊しました

現・内廷の惨状、国民は大迷惑です。

このままでいいとは思えません。浅墓なマスコミを使って、まだ、どうしようと言うんですかね。

舐められたモンですね。



・大樹さん


>私の中に僅かに残っていた、陛下への尊崇の念が、
>粉々に砕け散ってしまいました。

こういう方、他にもいらっしゃいますね。

でも、な=んにも考えずに、いいじゃん、おいたわしい、で、やっすい理解を与えちゃう人も多いですね。

本当に、いいのですかと、震える思いですが。

陛下のあれは、甘えであり恫喝であり、傲岸不遜な宣言でした。

天皇が、ワタクシを語ること。そこからまず、考えないといけないと思うのですが。


不遜なKUONも、最後まで、ヘーカだけは、と、自らを制する思い、多々であったのですが。






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・・・・・

五月雨の露もまだひぬ奥山の真木の葉がくれ鳴くほととぎす

さみだれの つゆもまだひぬ おくやまの まきのはがくれ なくほととぎす
   
金槐和歌集 源実朝


真木は「高野槇」ともいいます


・・・・・・・・・・・・・・・


やはり赤い口紅が好き。


ものすごく唐突ですが、私、口紅(だけ)はシャネルよ。(笑)。

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