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今日も元気でいましょうね^^

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ジャムのかなしみ  四   下界では準備中




      ジャムのかなしみ   四


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東宮家の愛子さんです。

私にはこの写真が、とても複雑な思いを呼び起こします。

写真は、言うまでもなくKUONの戯文には無関係ですが、

愛子さん、新学年が始まりましたね。

お元気ですか?。




娘は横で、ちこくだめ、と、繰り返しながら父親のスーツの裾を引っ張っています。ランチとやらには、よほど待たせたくない誰かが呼んであるようです。ジャムにはわからないせかいです。

娘の肩を抱くようにぽんぽん叩きながらこうたいしろは、おばさんを見、SPを見、ちろちろ目を泳がせながら、じっと、まっすぐ立ったままです。


前回は ↑ の場面で終わっておりました。

続きます。


じぶんたちでやとってるくっきょうなものたちって、あのおじさんいってるけどそれも、ノッポン国のこくみんがおさめてる税金なんだぜ。そんな声が聞こえてきます。

あのおじさんは、ほんとうはおばさんなのよ、ひでぇんかというおばさんなのよ、と、ジャムは教えてあげたいのですが、声を出すことができないのが、瓶に詰められた姿のジャムのうんめいです。

それに、ザツコさんが「おじさん」でなく「おばさん」なのがじじつかどうかも、解り切っていません。

じれんまです。ジレンマ。そうです。


「捕まるわよ、あなた」

ふふん。おばさんは、口の左側をぎいいっと歪めて笑って、すると、とってもおそろしい人の顔になりました。

「エラそうにして通ると思ってるの、わたしを誰だと、何だと思ってるの、はぁあ」

ジャムは、今やすっかり、SPの味方です。頑張れ~、の気分です。

・・・捕まるのが恐ろしくて、ひでぇんか、あなた様のごとき訳知らずのお方に話をしようとは、もとより考えておりません。SPは、少し笑いながら、おばさんを見つめました。こうたいしろより年上のようですが、声は低くて、かっこいいオジサンです。

「すべての覚悟は定めて、計画をしてまいりました。

1年前から今日のこの日に、向かって参りました。ひたすら人心を集めさせてもらって参りました。ひでぇんか。ご存じないかもしれませんが」

と、SPは、優しい柔らかい目になって、おばさんに、話すのでした。おばさんは、フンと鼻を天井に突き上げて、ペンギンみたいに立っているこうたいしろに、バカみたい、と憎らしそうに言って、手に持ったままだった大きなチーズの塊を、ドスンと投げ落としました。

あ。チーズの悲しそうな声が聞こえたのは、誰と誰なのか、ジャムの耳(?)には届いた悲鳴でした。

「閣下、時間が足りなくなります」

もっと低い声がし、SPさんは、ん、と短く応えました。おばさんにまっすぐ向きました。


「太陽は、あなた様の上にだけ現れて、あなた様のみを照らすものにてはございません」

おばさんは、もう一度ふん、と鼻の先っぽを上に突き上げています。

「誰の上にも陽は照っているのでございます」

「早くここから出して。私だけでもいいわ、とりあえず。それか、電話かしなさい」

「報道の人間も政を行う者も、このデパートの株を所有する者も。社員も派遣の社員も、顧客も司法の関係者にも。あなた様の惨状を見難く感じる者がおります。国のため、憂うる者もおります。日ごろは微細な力であって、のっぽんはこれからどうなって行くかと、心痛めつつも、如何にするもままならぬと、強き諦念に身を委ねております者が、日を追うごとに、ひでぇんか」

「うるさいわアタマ痛いわ」

「増えまさっております、実際におります。そして、この美しいのっぽん国の、これからのために、微力ながら叶うならばなんらかの力を、と、望む者が、数多くいるのでございます」

「何言ってるか解らないわ。むずかしいこと嫌い、うるさいの大嫌い、のど渇いた、お腹も空いて来た、脚が棒になって来たわ、私をこんな目に遭わせて、どうなるか覚えていなさい」

「国民は苦しんでおります、ひでぇんかの慎みの無い態度、なすべきをなさず勝手気ままなご行動怠惰に過ぐるおんありさま、血税を貪るにお身内までも交えての傍若無人、お子さまを甘やかし遊ばすのみにて、公人にふさわしい」

「バイコのことは誰にもとやかく言わせません」

ひでぇんかが怒鳴りました。バイコさんはぴくっと震えて、体中が固くなったみたいに、ぱぱから離れようとして斜めになったまま動かなくなっています。

「バイコのことは何も言わせません、言うな、ワタクシに聞かせるな」

「ではお嬢さまのことは」

「他のことも、何も、言わないで」

「しかし本日は聞いていただくために」

「聞かないっ 何も言われたくないっ、ちょっとダル、何とかしなさいよ、この男、何とかして」

こうたいしろの名は「ダル」なのですね、ジャムは学習しています、わかりました、ダルさんは体を前後に揺らしながら

「はははははい、何とか、ですね、心得ました、何とかしましょう、しかし、が、どうすれば何とかなりますかね、ええと」

困りながらこうたいしろは、ブワンっと飛んで来たひでぇんかのバッグから、ひゅいと身を屈めて直撃を避けました。

すごい技だ。慣れてるな。ひそひそ声がジャムの耳に伝わって来ます。実にすごい反射技でした。多分。

「早くここを出しなさい、言うことはそれだけ、お腹が空くとワタクシはね、何も考えられなくなるの、子どもの頃・・・若い頃・・・」

ひでぇんかは、何かを思い出したようです。

「・・・時間に食べさせてさえくれれば、お母さまが人に言い触らすくらい、料理を作って時間に間に会うように並べてくれれば、ワタシだってオトコのことばっかり考えるようなことも無かったのよアタクシ・・」

「個人的な不幸の追憶でございますね」

「うるさい」

ひでぇんかは叫んで、左右の手の人差し指を、がばっと、ご自分の耳にお突っ込みになられたのでした。ぎゅぎゅっと力を込めて。

「うるさい黙れわたしを責めるなうるさい黙れわたしを責めるなうるさい黙れわたしを責めるな」

目を据えてぶつぶつと始めました。

「やはり、ひでぇんか、お考えいただきませんか」

「・・・考えると、頭の中をぶんぶんハチが飛ぶの」

「そのまま、静かにご自身と向き合われることなさらず、お考えなさらずでこの先も参られますか」

「私にどうしろって言うのよ、わからないことばっかり言って、お可哀想なザツコさまって、あなたは思わないのね、トカゲ男ね」

「卑しくもひでぇんか、のっぽん国のひでぇんかならば、おん自らのお考えをいただきたく存じます」

誰にも一つずつ備わっているおつむは、お帽子の台にてはございませんのですよ。SPさんが言うと、いきなりバイコさんが

「おぼうし。お皿。ばばあ。おぼうし、お皿、ばばあ」

少し笑いながら声を出しました。こうたいしろが、嬉しそうにそばに寄って、バイコさんのあたまを撫でました。

お皿。バイコさんがぱぱを見上げ、ぱぱさんは、バイコさんに合わせるように、おぼうし、おさら、おばあさま、と繰り返すのでした。

「ちがう、ぱぱ」

「何がちがうのかな?」

「おぼうしお皿ばばあ」

「ん? お帽子お皿ばあば?」

「ばあばちがうぱぱ」

「ばあばじゃないの? バイコちゃん」

「ばあばちがう、ばばあ」

言いながらバイコさんは、さっと、ひでぇんかを指さすのでした。


{はあああああ?}

SPに、何やら耳打ちされていたひでぇんかが、ふぎゃ、と叫んでそして、


「じゃあ父をどうやって、救ってやるの」

「・・・」

「がんじがらめなのよ、父だって」

「ご実家のお父上に関しては、あくまでひでぇんかのお案じなさるべきことにはございません」

「気になるじゃん、父だもの、親孝行が人間の基本と、ワタクシ、かつて灯台にておそわりましてよ」

「苦笑」

SPさんの顔に、本当に、「苦笑」の文字が浮かんだのです。

ぴっと顔が引き締まって、

「お立場よりお考えいただきますれば、カワッタ氏は市井の一人物にすぎません、ひでぇんか、そうであるべきなのでございますよ」

「冷たい切り捨て方ね」

「常識の範囲のこと」

「わたしのために必死で来たの、わたしの父は」

「お国のために、ひでぇんかはあるべきお方」

「父の今後をどう言うのそっちは」

「虚虚の栄華はお身の続く限りのこと、一夕の夢、砂上の楼閣、諸行無常にして、桜散らしの春の風、失礼、わたくし実はロマンを愛好する身にて」

「ロマンがあいこなの、へえ、ちっともわからない、どーゆー意味よ、さっぱりわかんない、お腹すいたのど乾いた、カップめんでも運ばせなさいよ、子分いるんでしょ」

「同志はおりますが子分はおりません」

「おんなじじゃん」

「いーえ」

「たばこ吸うわ」

「お立場を退かれて、なんぼでもお吸いなされませ」

「今の方が楽だもん退かない」

長引きそうだな。誰かの囁きが響き、SPさんはそちらの方に目を向けました。

すごい目だ、と、ジャムは、きっと、これがビビると言う・・が、ひでぇんかは平気。

間を置いて、やがて

「俗に申すに、まともに生きる天が下、なれば、お天道様とごはんは、付いて回ると」

「説教は嫌いなのよ私。本当は、いろんなこと何も解らないの、何聞いてもわからない、ただ、考えさせないで欲しいのよ」

・・・困りましたねえ。

SPは、本当に困っているみたいに、う~んとうなってぐるぐる首を回しました。

ひでぇんかは、脚が疲れたのか、片方ずつぶんぶん振り回し始めました。靴が一つ、飛んで、外国製のクッキーの、積み重なった袋たちの上に着地しました。

ひでぇんかは、けんけんして取りに行って、すぐに片足床についてしまい、靴を取って、床を歩いたままの足に、ひでぇんか様は、すぱん、と履いたのでした。

こうたいしろは、すこし立ち尽くしていましたが、何か気づいたように、周囲を取り囲んでいるSPたちに、笑顔を振りまき始めています。

「わたしは平和を愛しております、誰と争ったことも無いです、負けるとイヤな者ですね、」帽子を取られたり、ええ、平和がいいです酒も飲めますからね、コツレンの総裁にもなっておりますしね、殴られるくらいなら、土下座ってもんをしてみてもかまわないと考えておりますよ、ええ」


ねえ。ちこくだめ。ぱぱ。気になるのか娘は、突っ立ったまま一層つよく、目が据わって来ているようです。

あと、10分だ。

背後で声がします。



                              続く・・・でないと。

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9 Comments

はしびろこう・ウナ  

お返事を書きました

あのような目にかかる髪は
何かの陰に隠れて(電柱とか)
世を窺がう卑しき者のものです
柳の揺れの間から人を見る?
幽霊ですか?

あの人攫いも
ISへ行こうとして連れ戻された朝鮮人も
同じ気味の悪さと不衛生が窺がえました

一位という『嬉しさ』から
つい
写真を貼ってしまいました
ご迷惑でしたら
スミマセン
Nさんにもよろしくお伝えください・・?。

2016/04/06 (Wed) 18:57 | EDIT | REPLY |   

KUON  

No title

・はしびろこう・ウナさん

お返事ありがとうございました。

あの画像見なければ知らないままでいました、やっぱり嬉しいのですよ、一番って(笑)。迷惑など、とんでもね話です。

愛子さんの写真には私は、悲しいのです。

皇室の、東宮の、一人娘さんで、こんな表情をしている女の子って。

空虚。空っぽ。その感じ、甘いかも知れませんが(よく言われます、裏のコメントで、甘い、愛子さんに同情はおかしいと。同情でも何でもない。一人ぽっちなのだな)と、感じるのです。

感じ方は一人一人さまざまでしょうけど。

Nさんとは(どなたとも)ほどよい距離で、とてもいいです、ヨロシク、は、ご自分でおっしゃいませ(出た、KUONのバッチーン、が)。お許しを、おほほ。

2016/04/06 (Wed) 19:41 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/07 (Thu) 15:16 | EDIT | REPLY |   

ワッ・タ・シ熟女N〜  

こんばんは

♯- の試しです。

このコメントが 
私も熟女Nの後に ♯- でなく
何か英文字出るかどうか・・・・

今回私もパスワードっていれてみました。

多分、コメントするときに
パスワード 打ってはります?

これを自分で打たなければ
HNの後は ♯- だけのようです。

ややこしいんですが
テンプレート設定 のHTML編集 で
わけわかめ の文字列が出ます。

このだだだーーーとある中の
<%comment_trip> を削除 するといいらしいです。
でもテンプレートによって
元々入ってるの と 入ってないのと。

変にいじると、その前後がリンクされてるようで
私も試してみたのですが
みなさんのもらったコメントの
記号文字列なくなった代わりに
初めのスライドして動く写真が消えてしまいました。

そもそもこの記号みたいなのは
なりすまし防止のためにあるようです。

私がKUONさんと名乗って 
ヨソにコメントしたら 
この記号文字列でバレる みたいな・・・・


↓ 参考
http://paro2day.blog122.fc2.com/blog-entry-645.html

http://10plate.blog44.fc2.com/blog-entry-86.html



ややこしいです(泣)

2016/04/07 (Thu) 20:00 | EDIT | REPLY |   

KUON  

Nさん。

ご丁寧にありがとうございます。

消すとこ、近眼乱視老眼のお目目にムチ打って、消してみましたが、シャープだけになりません。

このコメントはパスワードなしでお送りしてみます。

この♯だだだー、の無いテンプレートもあるのですが・・・

やってみます、

行け~~~~~~

2016/04/07 (Thu) 20:23 | EDIT | REPLY |   

KUON  

やった、できました、

みなさまご存じなかった方は、パスワード無しでコメント、、おいれ下さい、

もしかしてダダーの列があると、コメントを下さる方に、何か(何かは不明ですが、ばくぜんとした不安、と申しましょうか(笑))不都合なことがあるにでないかと気になっていたのです。

Nさま(様づけ(笑))感謝です、感謝感謝、うっほっほ。

ないすまし防止、という意味の方は、KUON、よおく考えて対処することにします。

おおきにな、ありがとう、やでぇ。

2016/04/07 (Thu) 20:29 | EDIT | REPLY |   

ワッ・タ・シ熟女N〜  

♯- だけにはなりましたね!

ぐちゃぐちゃにならないために
テンプレートのこのだだだーの元を
ワードとか どこかにコピペして 
そのソフト上で 文字拡大していじくれば
少しは 目も作業も 助かります。


今回のこの テンプレート
ちょっと地味かなぁ〜 (≧ω≦。)

このややこしい だだだだーーーーを勉強したら
基本のテンプレートもらってきて
部分部分、色や写真変えるとか 
アレンジできるですが
難しい、細かい! 

私も今日の♯- お題もらってから
いじくり倒してますが
ま、いいかになってしまいます(笑).

これはパスワードナシでいきます〜

2016/04/07 (Thu) 20:38 | EDIT | REPLY |   

よみびとしらず  

花散らしの雨になりました。

ジャムちゃんが、バイコちゃんに幸せを感じさせてあげられますように。
ジャムちゃんの優しい甘さが、さびしいバイコちゃんを癒してあげられますように。

願わくば、コーゴーさんの御実家で、作られている遺伝子組み換えでなく、防腐剤・防カビ剤・残留農薬にまみれていない、ほんものの小麦で、焼いたパンに、ジャムちゃんをのせてあげられますように。

こうたいしろ殿下とヒデェンカ(&コーゴーさん)には、コーゴーさんの御実家の小麦をたくさん食べてくれますように。
果物の全然入っていない、人工甘味料と人口着色料と合成香料で作ったジャムちゃんじゃないジャムを召し上がっていただけますように。
(全てがおかしいひとたちだから、まがいものでも違和感がないでしょうから)

こんなふうに、思ってしまいました。

(HNをひらがなにしました。どうでもいいことですが。)

2016/04/07 (Thu) 21:38 | EDIT | REPLY |   

KUON  

・ヒミツのKさん。

お返事が前後になり、申し訳ないことでした、お許し下さいますよね(笑)。

そうですか。

なにか、名乗っていても中身は偽物、が多い世上ですね。

皇室がああですものね。

いつもながらぶれない信念、やり通されるお気持ち、励みにさせていただきます。

私も、微力ながら(微力過ぎるのね~~~~)泣。

いや、進みます

 


・ワッ・タ・シ熟女Nさん。

勝手なお願いに、即、こたえて下さり、ありがとうございます、おかげさまで、何年もの???が解消しました。以前、一度、これも教えていただいて「できて」喜んだのでしたが、テンプレート変えてまた、わからなくなって。

やり方保存しました。他のあれこれも、してみたいけど、今はまだ、無理かなあ(笑)。

画像も入れられるようになり、シャープの家来たちの件もオケーで。書きたいように書ける範囲が広がりました。ありがとう! また。

地味目の爽やかテンプレートをお借りしたのは、ワタシが貼って行く画像が、めっちゃ大変なものもある予感がするので、そゆことで。読んでもらいやすそうなことも、いいな、の判断の一つです。



・よみびとしらず さん。

ジャムちゃんのモデルは・これ、以前の記事の焼き直しで、その頃も書いた気がするのですが。

大好きな友人と、徳島の美術館で待ち合わせてデイトをしたのでした。

世界の名画が、原寸大でタイルの上に焼き付けられている、大好きな美術館です。そこで、バイキングのランチを貪り(彼女はお上品)、海のそばの、波の音の聞こえるティルームで、お茶した。

心地よい時間でした、その時に、彼女が下さったジャムが、オレンジでなく、ミカンのジャムでした。

透明の小さな瓶に、きれいなみかん色のジャムが、詰められていた。可愛かったし、美味しかったです。

そんな記憶から、この物語が出来て来ました。私の中では、すべて繋がっていることなんです。

あの、かつてのご実家のモノって、そんなんなのですか。

先日、関係あるかどうか、体調不良のみなもとは、小麦だぜ、みたいなネット記事を読みましたが。

お母上がデリバリー好きなので、どうなのでしょうね。食生活。










2016/04/08 (Fri) 13:09 | EDIT | REPLY |   

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