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詩の礫三回目。ほか。

こんばんは。

ビートたけしさんが司会される番組の声を背中に、書いています。

「安全派」と「危険派」に分かれて発言しておられるのですが、な意見にとなり、自分としてはうんうん、な意見に、うん、うん、とうなずいております。

私が怒って、何を言うかお前は!、など、テレビに向かって吼えていると、四年生の男孫が、何事かと画面を見ています。この孫に、祖母である自分の考えだけを「いい」として押し付けて、いいのかどうか。

後ろめたい、など言うと、ある種おこがましい感じになるのは承知ですが、自分は、いつどんな病気になっても、なぜだと言うより、そうなのか、と、考えると思うなかで、とりあえず身近にいる子どもである、孫たちは、私の知らない日本を、生きて行くのです。

未来がどんなものか解らない。

そこを、深く考えると、時に逃げ出したくなる自分です。

・・・沢山獲れた魚のほとんどを、そのまま海へ捨てている画像に「可哀そう」と、一年生の子が声を上げます。放射能の影響を調べる、サンプル検査のための漁であることを、どう教えればいいのか。

どう言いましょうか。孫息子の友人たちは、放射能、という言葉すら、知りません。

ただ、いっしょけんめい、言葉をかけて行こうと、考えています。

「詩の礫」ご紹介を続けます。

3月28日

真実は窓を開けたままだ いくら説いても 分かってもらえないことがある 腹が立って でも 相手の顔を見たら きれいに消えてしまうこともあり どんな時も そしてこの星はゆっくり回っている

3月29日

@お願いです。詩を書かせて下さい。みなさんのメッセージだけが、心の明かりです。

3月30日

僕たちは その木の下で無くなってしまった木の影を探している

3月31日

@それでも 花は咲き 野に風は吹き こんなにも 誰もいない

4月1日

@切られてしまうと分かっていても、桜は咲いた、満開に。切られてしまうと分かっていても、桜は散った、無くなった。

@私たちは、汗をかいている。ある男が言う。「昨日は、飯舘で何も知らない牛が、トラックに並べられて、処分されにいくのを見た。何台もトラックが牛を乗せて、走っていった」。私たちは精神に、冷たい汗をかいている。

@私は地震の日の夕方、ある大きな建物へと出かけた。知人と会わなくてはいけなかったからだ。知人を待っている間に、警備室のテレビを、盗み見た。その時からだ。私の本当の震災が始まったのは。

黒い波、全てを飲み込み、辺りを覆い尽くす、今という脅威。何百、何千の・・・。繰り返される画面映像。知人に肩をたたかれた。。すぐ尋ねた。「これ、何?」。私たちの震災の素顔だよ。

@某月某日。ものみな図書館の本は散乱して、本棚は斜めに傾いている。それを一つ一つ本棚に入れる。書物も瓦礫になるのだ。気仙沼で、ずっと母親を探しているあなた。南相馬市で、八人の行方不明の親族を探しているあなた、心は大丈夫ですか。僕は駄目です。

@おまえの弱音を聞いていたら、今日も嫌になったわい。特におまえは相当、弱っているな。悔しいか、苦しいか。フン、相変わらず、取るに足りない男だな。

殴るぞ、殴るぞ、殴るぞ、殴るぞ。助けてくれよう、福島があぶないんだよう、うわああん、うわああん。・・・

@俺じゃない、福島の風と土とが、泣いている。

今夜は、ここまでにさせていただきます。

えまさん。説明のしようもないし、説明いらない詩ですね。

詩、として、冷静に見れば、違うつぶやきを取り上げることになるかも知れないのですが、なんとなく、この詩人の、生の声に感じられる部分を、拾っている気がします。

何度もこの詩集を読み返していますが、何度読んでいても、涙が出て、出て、止まらないんです。


山イチゴさん。

アタマに「障害者の」と付けられて褒められるのはイヤ、と突っ張りたかった気持ち。

私はあなたに会ってあなたを見ていないので、あなたを「障害者」とは思っていません。障害のある方だとは、知っているけどね。されたくないことをされたら、それ、私イヤ、と、フツーに言います

障害も一つの個性、だなんて言う気も、さらさら無い。それは、当事者でない他人が言う言葉ではないですね。

障害、無い方がいいに決まってる。自分の足で歩けたら、その方がいいに決まってるではないですか。しかし現実に、障害を、持ってしまうことだって、あるのですね。

私が、猛烈に創作欲・・・誰かに認めてもらいたい欲でもあった・・・を発揮し始めた頃。十代の頃。

私の生殺与奪の権利を持っていた養父は、ものを書きたいなんて外道だ、と、説いてくれました。

外道だ、と吐き捨てられた時の気持ちは、まだ、自分の中に残っています。いろんな意味で。

驚きやショックや、不安や、どこか「おお、いいぞ、それ」という感じ。

私の長姉が、露文の学生と学生結婚をして、シアワセとは言いにくい生活をしていたので、養父は、ことに、神経を尖らせていたと思います。

私が不服がましい顔をしていたのでしょう、珍しく優しい顔で(本当は、情の深い心の底に熱いものを秘めている方でした、私とは相性がよろしくなかったが)こう、言ってくださいました。

「不幸の木に、文学の花咲く。わたしはあなたに、わざわざ不幸を目指してゆくような道を、行って欲しくないのです」

・・・心からの養父の言葉を、当時の私は、受けられなかったですね。

平穏なんてつまらない、それに私は、十分、不幸だという権利があるではないか。何か、できるのではないか。きっと、そんな風に思っていたのだと思う。

ナマイキで高慢ちきな女の子でした。まあ、そうでないと、自分を保っていられない気持ちもあってね。

私のことは、いいです。

山イチゴさんは、もう、誰に何を思われても言われても、いいんですから。

これからです。しっかり書かれればいいと思います。

いま「詩の礫」をご紹介している和合亮一さんは、こう書いておられます。

「僕は作家井上光晴さんと出会って、詩を書き始めました。二十歳になったばかりで、きょとんとしている私に、先生はこうおっしゃいました。「いいか、書くんだぞ。書いて、書いて、自分を創造していくんだぞ」。

私も、やさいさんのブログに、おずおずとコメントさせてもらうまでの、けっこう長い間「書く」ことを封印していた歳月がありました。やさいさんに向かって書くようになって、世界に色彩が戻って来たのです。やさいさんは、ふと、ほんとに少女のような表情を見せることもあるが、フトコロの深い、気遣いの細やかでさりげない、大人の女性で、コレ何じゃ?と、とまどいながら、私を、受け入れて下さったと思う。

始めるのに遅いことは無い。書きたければ、書けばいい。でも、多くの方々は、自分の内臓をさらけ出してしまうような書き方はしないものです。その一線を越える(超えずにいられない)のなら、守るべきことがある。

自分自身は、裸になっても恥をさらしても、自分の中の毒がばれてしまっても、覚悟があるならいい。でも、自分以外の何かに触れるときには、細心の心遣いが要ると、私は、考えています。・・・でも、きれいごとではダメだしね。

読者は一人でもいい。一人、いてくれたら、書けると思います。

井上ひさし先生に言われた言葉があります。

あなたには、生まれつきの嘘つきの才能がある。そう言われて、その時はわからなかったが、後で、ようく、わかった。

書いていれば、山イチゴさんにはわかってくると思う。

自分を、自分であまやかさずに、書く。うっとりは可。自己陶酔できることも、ものを造り出すことの醍醐味だと、思っています。

たとえば柳美里みたいな、超・私小説を貫くにも、覚悟と才能と技術と業が要りますね。私小説家としての成功と、家庭の幸福は両立しにくい面もありますね。それは、そうですね。

子ども時代のことを、素直に、今のように、書き始めたらいいと思う。新鮮な作品が生まれてきますよ、きっと。他の誰かのようでない、山イチゴさんだけにしか無い、お行儀は多少悪くても、無垢がにおい立つような作品が、生まれることを、願う。









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  1. 2011.12.29 (木) 19:43
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  3. yuuta
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KUONさん こんばんは

山いちごさんへのKUONさんの言葉に頷いちゃった

自分の何かを表現するって できるっていいなと思う
どんなことでもいいのですよね

師走にやらなきゃならないこと山積みなのに
ブラブラうろついてるyuutaでした

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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

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