KUONのブログへようこそ。

ブログタイトル変えました。中身は変わらずKUONです。

次ぐをもて家とす。



一度だけ、奈良・興福寺の薪能(たきぎのう)を見る機会がありました。

屋外で、かがり火の燃える中での能です。

鼓の音がぽーんっと響き、そこからは幽玄の世界、なじみの薄かった古典芸能の世界に、引きこまれて行きました。

能を完成させたのは、世阿弥(ぜあみ)。

1400年、37歳の時に

「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」

など父の遺訓をまとめた能楽論書『風姿花伝(花伝書)』を著しました。

風姿花伝は、芸術の、技術論ではなく精神を論じた書であって、このような書物は世界にも殆ど例がないと言われます。

素敵なことばがいっぱい、ここにはあるのですけど、

今日はどうしても、この「花伝書」の最後の言葉を、どうしても、読んでみたく思いました。


「家、家にあらず。次ぐ(継ぐ)をもて家とす」

この意味は、

「家というものは、血筋だけで繋がるものではない。その道を伝える(に足る)者がいてこそ、家と呼べる」

ということでしょうか。

皇太子のあまりに実の無い、まともなひととさえ思えない会見文の内容に、ぐったりした身には、実感としてしみる言葉でした。

秘するが花、とか言っても、な~んでもいっぱいいっぱいに盛り盛りのあのひとたちには、わっかんねえだろな。

嘘でも偽物でも借りものでも、なんでも来い、のあの「跡継ぎ」にはな。

目立たなきゃ負けなのよ、キリっ、みたいな、あのひとにも、なあ。



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コメント

お能

こんばんは。

ナルさんの会見の様子が気持ち悪くて見ていられませんでした。偽の娘とニヤニヤして

ナルさんの友人にお能の関係者がいたと思いますが、ナルさんやミテ子さんがお能を見た記事はなかったと思います。
一度道成寺を見ましたが、舞台は素晴らしかったです。しかし彼らには分からないでしょうね。

人間が出来る限りの表現がお能にはあると思うし実力のある人しか家を継いではいけない。これが理解できるかどうかは重いです。

身に沁みます

いつも本当にありがとうございます。今日はブログ主様の何とも言い難い悲哀感に思わずコメントしてしまいました。さすがに今の皇室の姿は末期的です。開かれた皇室等と言うならいっその事、美智子皇后も引っ込んで限られた年金程度の予算で隠居して頂きたい。祭祀という神秘性を捨てるのなら居なくても結構。

伝えて行く言の葉

kuonさま
日本人の日本の文化は何と素敵なの
でしょう。
全てを剥き出しにするよりも、
その中から大事なものだけを注出して、削ぎ落とし削ぎ落とししたものに大事なものを隠し入れる。
また、受け取る側も想像性から
それを見出す。
そう言う貴族の遊びごとが大好きなのですが、
今のアノカタたちは、対極に位置しますね。
明らさまで我欲剥き出しです。
秘すれば花なりなど何処へやら。
俳句や和歌やお能、茶華道などの
簡略化された中にある
内面性の深い意味など知る由も
無いのでしょう。
文化、祭祀の継承もしないで、先を
敬うこともせず、日々鑑賞慰霊と
明け暮れて、其れも又、マスゴミ狙いとビデオ撮影の為、DVDを売り出す為の公務なりせば、何とも…
先の御代の御心をも受け継ぐことが
無ければ何の存在か。
皇居の中の武蔵野に見立てた先帝が
お愛しになられた植物の林。
先帝は植物の研究に、先皇后は
日本画の題材を見出され、
何かの時には国民の為に使うことを
願われた林を、
伐採して、自分達の為だけの宮殿を
建てたのは何方でございましょう?
思い遣りも減った栗もございません!
今は下級芝居なる皇室ごときを見せられているようでございます。

金持ちの無駄話。

食べるのに精いっぱいです。能なんか知らないで生きていけます。

なんかむかつくこうゆう人。

コメント投稿者さん

皆んな色々な立場での意見でしょ?
其れを見てあなたがムカついてどうなるのですか?
金持ちが悪い訳ではありません。
お金持ちでも働いていますよ。
自分で稼いだお金で趣味を持とうが
どうしようが勝手でしょ?
何もしないで地位に甘んじ、国民を
騙して税金で飲み食いし、鑑賞し、
ご静養に行く方には何も感じないのですか?
自分達が出かける為に通行止めにして、検問するし、検便するし、
警備の警官を動員させる。
莫大な税金でレジャーをするのは
オーケーですか?
矛先が違うでしょ?
公務も祭祀もしない方に寛大でいられるのですかね。
お能に何でそんな反応をするのか分かりません。
お金があっても病人を抱えていたり
親の介護をしていたり、
あればあるだけの苦労があります。
時間に追われている人がふっと安らぐひととき、お能などを見て自分を
振り返り、また、耽美な時間が荒んだ心を修復する時かも知れません。
都や市の広報でも安価な額で日本の
伝統芸術を見る機会もありますよ。
今の日本で明日食べるお米もないなんてことは、あまり聞きません。
あなたもこうした時間が持てるでは
ありませんか。
無駄も大切な時間ですよ。

・もみじ さん。

>人間が出来る限りの表現がお能にはあると思うし実力のある人しか家を継いでは
>いけない。これが理解できるかどうかは重いです。

私もまったく詳しくないです、ただ、世阿弥の「花伝書」この本は凄いです。

自分が、自分と同じくらいの能力だと思う時 、相手は実は、自分よりはずっと遥かな高みにいるのだ、という言葉を、初めて読んで以来、すぐにピーヒャララと踊りだしそうな自分への重しとして、気持ちのどこかに置いている気がします。

自分、どれだけのものだ、と、自分に対して。

内廷のあの方々に、こういう姿勢がみられないことは、何とも言いようのない気がします。能の家と皇室を同じに言うな、との指摘もあるのですが、では、今の皇室が、どれだけ、どこまで、高みを目指したストイックな姿勢を、国民に見せ得ているか。

ええ、どうなんですかい、とか、言いたくなる。並以下ですやん、と。

会見、本当にひどいモノでした。呆然。わかってたけど。


・ゆき さん。


>祭祀という神秘性を捨てるのなら居なくても結構。

いなくて結構の上を行く、いないで下さい、ですよね。

合理性とか論理的、とかの以前に、神さまのことに「理屈を超えたもの、神秘主義」が取り払われたら、一途にそちらを向いて行く、の姿勢が失われたら、もう、神への道ではないと、極端でも、わたしは信じています。

合理的が何のことじゃい。

皇太子はもう、ひととしての魂さえ失くして、酒毒に侵されたヒトモドキの抜け殻と化しておられると、私は、言い切りたいです。

国民どころか。とんでもない。誰をもしあわせにしない、できない、エゴイズムのごとき妻子への「愛」さえ、宿していない、腐臭を発する肉体です。

せめて親への。せめてツマへの。せめて子への。エゴイスティックな愛であっても、人間らしくそれらを感じさせる存在なら。ここまで言わないと思う、わたし、へたれですし。(笑)。

な~んにも無いの。みごとなほど。あ。誉めてはいません、わかって下さいますよね。(笑)。

祭祀とか、もうもう、そんな話には一億光年くらい遠い俗物ですね、ナルヒト氏。

哀れだ。自分ではわかっていません、何も。彼は。


・ちりぬるを さん。

そんなにいろんなとこへ出かけられるのでもなく、何を詳しく知っているわけでもないのです。

でも、少ない時間でもお金を大量に注ぎ込まなくても、近づきたい方向へは近づいて行ける。

多くを望まなくても得られなくても、小さな自分の空間を持てる充足感。

たまたま「うた」に近い家に嫁いで、大変なこともありましたが、うたに近づくと言うことは、一本の花、一服のお茶に感情を添わせて行くことでもあって。

京都の田辺というあたりに「一休寺」があります、豪壮な寺ではありませんが、清澄な白砂の庭があります。かの一休禅師のお寺で、ひそかに晩年を共にされた盲目の女性のお部屋もあります。

お庭に向き合っていると、心が静かになります。この寺に、世阿弥が、八十歳で世を去られる少し前にとどまっておられた。

私のたどたどしい「魅かれる」が、そうして、点と点が結ばれる感じがすると、自分の「好き」が、大きな力に許されたように思えて、満たされます。そういう幸せがあると思います。

>文化、祭祀の継承もしないで、先を
>敬うこともせず、日々鑑賞慰霊と
>明け暮れて、其れも又、マスゴミ狙いとビデオ撮影の為、DVDを売り出す為の
>公務なりせば、何とも…

仰るように私も思います。

ずっとずっと、そうであったのだ、と。

何やかやと大義名分をつけて、自己満足の道を走って来られたのだと。

あのお顔は、そんな落ち着きのない空虚な日々の、結果なのでしょうか。


>今は下級芝居なる皇室ごときを見せられているようでございます。

美智子さんを「女優」とか称する向きもおありですが。

プロの女優さんは、あんなものではない、と、読むたびに思います。



・名無しですが何か さん。

何とお返事させてもらいましょうか。どう言っても「あんたなんかにわからない」と返る気がします。

誰かに向かって、こういうことを言わないでいられない気持ち、解らないでも無い気がします。私にもいろんな時代がありました。

腹は立たない。でも。

私をどう思われようとかまいませんが、他人に、こういう形でうっぷんをぶつけるのは、甘えです。むかつく相手に甘えるって、カッコ悪いよ。

他人に甘ったれるな。甘えたいのなら、自分なりの精いっぱいで、正面から向かって行くしか無いですよ。

など、説教されるのが大嫌いな私が、きいた風なことを申しました。


・読者の一人さん。

胸の詰まるようなコメントをありがとうございました。

私が書いても、こんな風に行き届いて書けない気がしました。

何より、私を思って下さる、そして情理をわきまえていっしょうけんめい書いて下さっているのが解かり、自分も、もっとしっかりしようと思いました(殊勝にね、てへぺろ)。

何度も読ませていただきました、矛先が違う、まこと、そのことを間違えてはいけませんね。

また、ばしんごしんと、それは違うと思う、ということを、書いて行こうと思います。

これからもよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。








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