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なみのおとしか。




平成六年のお誕生日文書回答に、当時二十代半ばの紀宮清子さまが、以下のことを出しておいでです。

                「ひと日を重ねて」紀宮さま 御歌とお言葉集  より

   皇室報道について

 皇太子様のご婚約が決定する前には、マスコミによって騒がれた多くの人々の生活が乱され傷つきました。今、私のことについて同じような状況が繰り返されているのをとても心苦しく残念に思います。

 実際とまったく違うことが事実として報道され、その真偽が問われないまま、その上に批判が加えられると言うことは、大変危険なことだと思います。

 昨年の皇室報道の中で、皇太子様ご成婚の折りの*「君が代問題」のような大きな事柄までもが、そうした扱いを受けたのは恐いことでしたが、私自身にとっては、もの心がついた時からお傍で拝見している両陛下のご生活自体が、まったく違う伝えられ方をしたことが一番悲しく思われました。

          *皇太子ご婚儀の決定による饗宴の儀
          における「君が代」演奏の取り止めにつ
          いて両陛下や皇后様の意向によるものと
          した記事が報道された。      p.083~084



この時の清子さまは、二十代半ば。

大切なご家族に関しての非道な報道にお怒りのように思えますが、この時から二十余年の歳月が流れたいま、このご回答の内容は、再吟味されるとしたら、どうなのか。など、感じます。

「まったく事実で無かったこと」とは、実際、そうであったのか。

ご降嫁された内親王に、あれこれ不躾なことを申し上げることは、避けたい気もしますが。

今まで語られて来たのとは異なる面からの美智子さんを、逆に知り得る気もして、この本ももう少し読みこみたいと思います。

いまはもう、何も語られない清子さま。

そう、清子さまは、冷静に、地道に、饒舌に語ろうとなど、なさらない方だったイメージがありました。

黙っていられないご家族愛の発露か、こころ苦しいの傷ついたの悲しいの。大変危険だの。

けっこうはっきり発言なさっておられます。

今はもちろんのこと、かつての日々にも、

むき出しの感情は、言葉にも表情にもあまり出されない内親王さまでいらしたと感じていました。

この本の中には、私が「清子さまらしい」と感じていた清子さまと、へえ、こういう風にメンチ切って(表現は悪いですが実感のままに)来られるのか、と、驚くような清子さまとが、混在している。一読後の感想は、それです。

さまざまな折りのご発言もそうです。あの方でない気のする内容、語調があり(くどくどと言葉を重ねながら正当性を主張して来られるような)また、

あくまで内親王としての節度を意識されているような優等生の(申し訳ない表現ですが実感のまま)清子さまが、そこにおられる時もあります。

今の私の中では、伊勢の神宮の御遷宮の折りの、やはり普通の方ではあられない特別な存在感、圧倒される高貴なお姿でいらした、あの、黒田清子さまが「清子さま」なのだと思います。

なので、たしかに清子さまの「御歌」=この表記でいいのかどうか、もうどうでもよくなってきた、ともかく、清子さまのおうたや、お言葉を網羅された本の中の、異質だったり「???」だったりする清子さまを、見て行きたい気持ちです。


・遠い海今は見えないこの目でも波の音しかきこえない海

 ・とおいうみ いまはみえない このめでも なみのおとしか きこえないうみ


七歳、小学校二年生の紀宮さまがお詠みの、初めて歌会始の機会に詠進された一首だそうです。

エラそうに感想を述べさせていただけるなら。

とてもすばらしいと思います。こういううたを詠む女の子、すてきだな。

うたも、文書やご回答と同じく、すっとしてまっすぐで硬質、な感じのもの、こてこてとシナをつくったようなうた、さまざまあって、興味深い。清子さまのおうたの本質は、

筆おきし夜のしじまに聞き入ればドレミとなりて雨のそほふる

 ・ふでおきし よるのしじまに ききゐれば ドレミとなりて あめのそほふる

                         平成十六年 筆


特に迷って選んだのではありませんが、技巧に走っておられない、香淳さまの御歌に通ずるまっすぐなおおらかな世界が、清子さまのおうたの世界のように思えます。

いろんなうたを、たくさん、作っておられるのですが。最後に、平成九年、当時二十七歳の紀宮さまが、お詠みになられたという、一首を、ご紹介させておいて頂きます。

被災の地、被災された方々を、おとしめる気持ちはいっさいありませんことは、ご理解いただきたく存じます。

紀宮さまのおうただそうです。

・傷ましきがれきの上に手向けたまふ君が水仙は白く花咲く

 ・いたましき がれきのうえに たむけたまふ きみがすいせんは しろくはなさく

          両陛下、阪神淡路大震災被災地お見舞ひ  平成九年


ただ。

まことにどなたかの手が入って・・入り過ぎて・・・そこどきなさい、お〇〇さまが代わりに書いて差し上げましょ、・・・でなかったのなら、お母さまに傾倒し過ぎておられる方なのね、と。

率直に、思わないでもないのですが。

伊勢でのあのお姿に。

信じていたい、そこだけは、の、気持ちが、うずくわけなのです。

本物でいらしたもの。黒田清子さま。黒田清子さまになられて、お米がしゅくしゅく削られて削られて、上質の酒米にしあがるようになられたのか? 。





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コメント

おはようございます。

私の中でのさーやのイメージは小さい頃はあーやと仲良し。
成人してからは内親王として両陛下を支え、娘として両親に仕え、皇太子、雅子さんにもはっきりと意見なさった。

結婚後も御所に通われていましたが、最近は距離を置かれた居るのではないかと思っています。
なんとなくですが・・・

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やはり赤い口紅が好き。


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