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[子」と「児」のはなし。



秋篠宮殿下を詠まれた美智子さまの御歌、うまれて三日目の殿下を詠んでも、成長されて晴れて納采の儀に望まれる日の殿下のことも。

2首共に「みどり児」と書かれていて、浩宮や紀宮さまのうたのように「吾子」と表記されていない。

なんでここに拘るかというと。

短歌は、例外もありますが、三十一文字を一つの世界とする詩形です。

景色も感情もいろんなことを、その中に入れるので、言葉の使い方にも、法則のようなものがあります。

夫、は、昔ながらに「つま」と呼び、書くことが多い。君、とか、背、とかの表記もしますが、おっと、では、うたのリズムが壊れるので、そういう風にされることが多い

まだるっこしいことは省いて、どおんと書きます。

自分の子を呼ぶ、書くときに用いる文字は「子」を使います。

あくまで私が教わった、原則的なことを書いています。最終的には言葉は自分が選ぶ、でも、溢れるような「思い」そのものを歌にしたいときは、原則を用いると、ことが成り易い。うたの形を、ともかくも作り易いのです。

自分の子は「子」。「こ」。

孫をうたう時には「児」、これは一文字のときには、多く「こ」と読みます。

息子のことを詠みたい、けど文字数が合わない。そんな時は「息子」と書いて「こ」と読む。ルビを打つときも、約束事として、うたないで「息子」を「こ」と読むことも。

例をあげてみますが、

・息子は遠く娘も他家のひと甘えてはならぬ老後と夫を戒む

このうたは、

・むすこはとおく むすめもたけのひと あまえてはならぬろうごと おっとをいましむ

と読んでは、うたのリズムが望ましくない。

・こはとおく こもたけのひと あまえてはならぬろうごと つまをいましむ

私はこのうたが実は(キライで笑)・(ごめんなさい)、だんなさんを戒めるなんぞとうたってんと、まず自分に言い聞かせんかい。などと、胸のうちで悪態ついていたのですが。今、思い出して、わかりやすい例として引かせてもらいました。

もっと言えばこの作者は「夫を戒む」と言葉を選ぶことで、自分にはわかっている、自分はちゃんとする、でも、主人が、甘えられないのよ、と言っても、わかんないのよね、と。ご自分優位で、うたっておられるのです。ヤなやつ。(笑)。


三十一文字の短歌のしらべを、とうとく思って、いろんな方法、法則を、みつけようとするのです。

「娘」も同様、娘という字を書いて、これも「こ」と読む。

[子」は、自分の子どもをうたう時に使う文字。

「吾子」=「わこ」、となれば、思い入れの強さが強調されます。

自分の子でない、可愛らしい隣のお子や、姪、甥。みんな「児」。甥、姪の文字をそのまま、ルビをうって「こ」と読ませる場合もあります。

「妹の子」は、その通りに書いてあれば、そのまま、いもうとの「子」でいいわけです。

孫は、わが子の子ではあるが、自分の子そのものではないので、孫は「児」。

この話は、私が学んだ短歌の表示表記についてであると、書かせてもらっておきます。

多くの、うたを詠むことを楽しみ、また生きがいにもしておられる方々も、そうではないかと考えているとも、書かせてもらいます。



辛い不安な胞状奇胎という異常妊娠を乗り越えられて、何よりお世継ぎを望まれる立場、東宮の妃たる御身が、手術後はみごもることを回避して数年を過ごさざるを得ず、その後にようやく、双の手に抱かれた、二番目の親王殿下。

ふつう考えれば、二人目も男子ということで、東宮妃として安堵。もちろん母親としても格別な嬉しさがあった、と、想像することは、そんなに難しくありません。

そんななかでの御歌です。

みどり児、とは、言うまでもない赤ちゃん、赤ん坊。どなたの、どんなお子さんをも、「みどり児」とは詠みます。

子、とか吾子、わが子、われの子、という言い方でなく、赤ん坊としての新鮮さ、あどけない感じを詠みたいとき、何かの感情を込めたい時に「みどり児」のことばを選びたい時もあります。

わが子を「みどり児」と詠むことだってあります。そういう場合は、いささか客観的な視線になるように思います。

[子らみたり」「三人の子らが待つ」、とか詠われている御歌も美智子さんには多くあります。

「ら」。「子ら」と書けば、子どもさんたち、と、読む方は読みます。子ら、とは書きやすい言葉になります。

前記事に記したように、美智子さまが短歌を始められた頃の師は、「母の歌人」と称された五島美代子氏。

想像するところでは、そういったことは、東宮妃に対して、教えられたのではなかったか。

しっかりと師の手が入って世に出た御歌と想われます、それはそういうことも当然にありますので「かまわない」のですが、五島先生は、添削をなさるときに、こういう場合は、と、熱心に細々とご教示になったと考えても、不思議でないと、思われます。

わが子は[子」

わが子でなければ「児」を使うことも多うございますよ、と。



なんで、美智子さんは、あーやさまを「みどり児」とうたわれたのか。

短歌の世界では「みどり児」と「吾子」は、同じようでイコールでは、無いんだよね。

と、衝撃だったのです。









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コメント

中間子

KUON様、いつもありがとうございます。
一つ前の記事と併せて、
「子」と「児」にそんな大きな意味の違いがあるとは!大変勉強になりました。そして背筋が寒くなりました。
生まれた時からこの差別!別腹の噂も立つはずです。

子供の性格を生まれ順の4種類に分ける方法があります。「長子」「中間子」「末子」「一人っ子」です。この中で親が意識して目をかけなければいけないのが中間子。何故なら大人の目が届きにくいからだです。
3兄弟の場合、男女男のように中間子の性別が長子と異なれば目は届きやすいです。
一番気を付けなければいけないのが、男男女と言うパターンの中間子。長子と同性なので親の感動や関心は薄めになり、更に異性の末子に注目しがちになるのです。
秋篠宮様はまさにこのタイプの中間子です。そしてミテコさんは残念なパターンの子育てしちゃったんですね。紀子さまと出会われる前のお写真が寂しげな表情が多いのもわかる気がします。

考え過ぎかも知れませんが、「ナルちゃん」「サーヤ」に対しての「アーヤ」。
例えばですが、ヤマモトさんちの3兄弟の愛称が、長子「太郎ちゃん」末子「花ちゃん」に対して中間子だけは次郎ちゃんではなく「やまもっちゃん」みたいな感じです。とっても疎外感…。

そんな子育て論、頑固で気の強いお母さんは聞かないでしょうね。親の目が届きにくい場合は、代わりに祖父母が目をかけても大丈夫なのですが、自分が目をかけてないことは棚に上げて「アテクシの嫌いな舅姑に可愛いがられてる子」みたいな感覚だったのではないでしょうか?

穿ってみれば、「天皇と言う孤独な立場」に備えて子供の頃から中間子さまを厳しくご教育されたお陰で次代をお任せ出来ますね。意図してかせずかはわかりませんが、結果オーライ!

あとはご移譲いただき、大大大好きな長男一家とご隠居くださいませ。

長々と失礼しました。

やっぱりですかしら?

歌からも読み取れてしまう数々の
不思議。
秋篠宮さまが他のお腹のお子さまなら、こんなに嬉しいことはございませんわ。
女優の方は、出産当時、舞台に立っていらしたとかで、デマでしたが、
女官と言う噂もあり、それならば
尚よろしいことでございますね。
吾子は、我が子ですのに、
みどり児は、単なる乳飲み子、赤ちゃんですね。
意味深な使い方です。
kuonさま、さすがですね!

我が子でも

歌など今までじっくり考える機会がなかったので、KUON様の視点の解説を見ると今まで見えなかったことが浮き上がってきますね。

私の母の関心は下の兄弟二人に向けられておりましたので親の好き嫌いで子への接し方への差はさもありなんと思います。
親との相性や当時の環境などあり、兄弟間の愛情差別を感じながら育ちましたので実の親であっても子への愛情は平等ではないことは珍しくないと思います。

皇室と一庶民を比べることが間違いではありますが、長男への偏愛を隠さないミチコ様を見ると何とも言えない気持ちになります。
秋篠宮殿下は物事を情に囚われず冷静に見ることの出来る脂質をお持ちなんでしょう。
母上の毒を受けずに良かったと思います。

やっぱり毒親かしら。

KUONさま こんにちは。

秋篠宮さまをお産みになられ、喜び一杯でお顔をのぞき込んでみたらば、嫌いな姑そっくり!
がっかりだわ、わたくしに似てない!

私の拙い想像では「姑に似ちゃったわ!ふん!」ぐらいしか、生まれて三日目のわが子を詠んだ歌で「子」と「児」を使い分けるほどの理由がわかりません。
今ここで初めて知りました、「子」と「児」には厳然たる差がある事を。
冷たくて、でもものすごい怒りを感じます。

秋篠宮さまには当然和歌の知識がおありでしょうから、ご自分の事を詠まれた我が母の歌の、他の兄弟とは違う文字の使い方は直ぐにお分かりだったでしょう。

こういう母の所に生まれて、兄弟の中でも「児」扱いされてしまう立場になってしまったら、もう。
あきらめるしかないですもん。何を言っても扱いが変わるわけでなし。毒親が一度決めた兄弟の扱いは、決して変わらないのだそうです。
肉体的な暴力は振るわれなくとも、これは相当きつかっただろうな、と拝察します。

慈愛ってなんなのさ?って真剣に訊きたい、あの方に。

このように美智子様の歌から、
お子様たちへの思いの違いを読み取られた文章は、はじめてと思います。和歌の研究論文としてまとめられたらよいようにも思います。

ナス子さんのブログで、紀子様と御成婚なさる前の、あーやの寂しげな表情を見て、胸をつかれましたが
(BBさんのところでも、複雑な表情の殿下のお写真を見てつらくなりました)、本当に驚きました。

・卯月さん。

子と児のこと。

多分、短歌をされない方よりは、実際にうたを詠む人間の驚きは、激しいと思います。子と児の使い分けは、必要なことだからです。

うたの師は美智子さまを嫌いで(笑)、うたなどは、積み重ねてほとんど捨てて、の修練の要るものなのに、たまに一首詠んで出して、超・歌人級など褒められて、ようも恥ずかしいないな、と、はっきり嘲笑っておられました。私は当時、まだ、もの知らずでした。

師がおられたら、現状を、どう仰るかなあと、久々に師の歌集をひもといてみました。

若い日の迸るような才気あふれる世界から、亡くなられる前の、静かな諦念のなかにも、老いていっそうみずみずしい世界に魅了されました。

秋篠宮殿下が「児」と詠まれるお方と、ご存じだったと思います。

ナルさんとまさことの結婚については、無言でいらっしゃいました。

・ちりぬるを さん。

はい。解ってしまうことが、あります。

あの女優さんのことは、初めから全く信じていませんでした。

女官さんなら、少なくとも皇子さまのご生母としては、筋道通ってふさわしいとも考えます。どなたより、とは、あえて申しませんが。(笑)。

・うーすけ さん。

私も、世の母親伝説には???の人間です。悲しいかな、私の母親は、自分はカシミヤのセーターしか着なくて、四人の子を連れて離婚して苦労している姉に対しては、はっきり冷たい態度の母親でした。自分に迷惑かけた娘だから、苦労は自分の責任というスタンス。そらそうですけど、姉は悲しかったと思います。

母親を誇れる方は、それだけでも「いいなあ」と思います。自分を認められる気がしますものね。ちなみに、私の友人には、何より誰よりママが好き、というタイプはいません。(笑)。

文仁親王とは、混じり切れないお母さまだったであろう美智子さまの

>母上の毒を受けずに良かったと思います。

これ、同感です。本当に、よかったです。

・laviniaさん。

毒親。というか。

本当に「親」なのか? という、とんでもない疑問につかまってしまったので・・・。

>慈愛ってなんなのさ?って真剣に訊きたい、あの方に。

ねえ。そうですね。

でも、自分が絶対に正しい、という人は、反省もしないし改めることもしない。悪いのはすべて、いつも、絶体に「相手」。

真剣に訊いたりしたら、顔を伏せて悲しげに眉を寄せ、はぁ、と吐息をひとつ。

あたくしって、どうして皆に理解されないのかしら。

いっしょうけんめいしてさしあげているのに、わからないのかしら。

わからないのね、皆さま、あたくしみたいに「出来て」いないのですもの、アホなんですもの、仕方がないからあたくしが、尊い犠牲者となってあげて、許してあげるしかないのだわ。

ホントに、みなさま、何もお考えにならないアホで。わたくしは、常に、犠牲者。

慈愛の光で世を照らすのよ。

・・・こーゆー感じですよ。(笑)。

ああいやだ。許してくれんでもいいですよ、KUONは。(笑)。

・美絵里さん。

過分なお認めのお言葉をいただき、ありがとうございます。

これは、非常にわかって頂きやすいことではないか、と、感じました。

今も驚いています。

腹が立っています。

腐り切った、あの、あの・・・。

ありがとうございました。感謝しています。

今後もよろしくお願い申し上げます。


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