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ブログタイトル変えました。中身は変わらずKUONです。

たゆたひ





汚れっちまった悲しみに
                                 中原中也

 
           汚れっちまった悲しみに
           今日も小雪の降りかかる
           汚れっちまった悲しみに
           今日も風さえ吹きすぎる

           汚れっちまった悲しみは
           たとえば狐の革裘(かわごろも)
           汚れっちまった悲しみは
           小雪のかかってちぢこまる


           汚れっちまった悲しみは
           なにのぞむなくねがうなく
           汚れっちまった悲しみは
           倦怠(けだい)のうちに死を夢(ゆめ)む

           汚れっちまった悲しみに
           いたいたしくも怖気(おじけ)づき
           汚れっちまった悲しみに
           なすところもなく日は暮れる




               また来ん春
                                         中原中也

 
                また来(こ)ん春と人は云(い)う
                しかし私は辛いのだ
                春が来たって何になろ
                あの子が返って来るじゃない


                おもえば今年の五月には
                おまえを抱いて動物園
                象を見せても猫(にゃあ)といい
                鳥を見せても猫だった

                最後に見せた鹿だけは
                角によっぽど惹かれてか
                何とも云わず 眺めてた

                ほんにおまえもあの時は
                此(こ)の世の光のただ中に
                立って眺めていたっけが……








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コメント

中也

2人の男の子供、亡くしてるんですよね・・・
精神的にも不安定になったとか。
辛かったでしょうね。

「朝露にぬれた明けの明星が、輝かしい太陽の到来を告げて
晴れ渡った空を乱すものは、かすみも影も一つもない
やさしい風が吹き渡り見上げる顔を愛撫する、魂の奥へささやくように
人生は美しい
そう
人生は美しい」
(映画『永遠と一日』より)

最近メモった言葉です^^。

死人(しびと)は無言

オラは中原昼夜が嫌いです
『生』にも『死』にも因があると思いますから
汚れたら洗えばいい
くすみは『拭え』ばいい
死人(しびと)を讃えるだけの人は
彼の生前には
拘わっておりません
人が死ぬから悲しいのではありません
『私・わたくし』は彼に力を貸す事が出来ませんでした
ゴメンナサイ



私が『傍ら』にいたならば、と
想います。

中原中也を陰気でかなわない、と評される方がいますね。

そう、人生は素晴らしい。
鳥の鳴き声さえ、生きる幸福をうたっているのだ、と。

ただ、
どうしても
どうしても
頭に浮かぶフレーズは、
中也ばっかり

また、今年も夏が来て
夜は蒸気でできた白くまが
沼をわたってやってくる
いろいろのことがあったのです
いろいろのことをしてきたものです
嬉しいこともあったのですが
回想されてはすべてがかなしい

わたしの主題歌みたいなもんです

あぁ、生きるって素晴らしい!
何もかも奇跡の連続だ
新しい靴をはいて
今すぐ旅に出よう

みたいな詩に共感しないわたくしは
ひねくれ者なのか

なにしろ
中也の乾いた秋の日のような
乾いた言葉の数々にしか
共鳴しない

多分、死ぬまでおんなじ

哀しみ

まあな、子供三歳でなくすとか、
娘気狂になるとか、
その他、色んなこととか、
この世で対処出来んことって、
在るよなあ。
そんな時中也くんのうたよむと、
人は哀しい胸の中触ってもらえんのんちゃう?

と、私は思いますね。

皆さまへ。

コメントを下さりありがとうございます。

お返事させていただきたく存じます。

@熟女Nたん。

中也の、山口県にある記念館へ行きました。数年前に。こじんまりした静かないいところでした。

弟を二人亡くし、17歳で同棲した恋人に去られ、その恋人が産んだよその男の子の名づけ親となり、長男を亡くしそして、自分は30歳で没しました。死んだ翌年、次男も亡くなりました。

生前は認められなかった詩が残りました。

中也の母親は、息子を三人先立たせ、孫の二人にも先立たれ、だったのでした。妻は、幼い息子を二人と夫を。

詩が残ってよかったも何も、本人は知らないこと。でも現実に私は、

「ゆあ~ん ゆよ~ん」なんてコトバに、しびれたわけなのでしてね。(笑)。


@sarahさん。

お気遣いと優しさを、いつも、ありがとうございます。

「永遠と一日」すてきなタイトルです。永遠、という言葉に憧れがあり(若い頃はランボーに惑溺していたし)、KUONというHNも、久遠、にかけているつもりです。他の意図もあったのですが、それは、まあ、それ。

「そう、人生は美しい」

私もしばしば、こう感じます。ふとした時に。それは、本当に「実感」でもあるのです。


@ウナさん。

一読、似毒(二読)、大変、悲しい思いをしました。正直な話です。悲しく、苦(にが)く、イヤで、腹が立ち、それは数十時間、続きました。今はと言えば、諦めています。仕方が無いよなあ、と。

走って殴りにも行けないし。

人には人の気持ちなどわかりません。わかってくれと望むのが間違っている。ですから、すくなくとも私は、簡単にはそんなことを他者に求めないし、わざわざ誰かの所へ行って、その人の大切なモノを茶化したり踏みつけたりしないように、しているのだと思います。

誰かについてどんな感想を持つかは個々の自由です。自由ですが、私の部屋で、私の大切なものを、人目にはつまらないもの些細なものでも当人には大切なものを、どうこうするのは、する方が悪いです。ウナさんはデストロイヤーです。私を大切に思ってくれている女性をも、ぐちゃってくれました。多分、仕方がないなあと、許してくれるとは思いますが。

きっと、くそったれウナさんは、大変心の根っこは優しい方なのだろうとは思う、悪気でも無い、おそらく。時には悪気の方がマシです。自覚のある悪気が、マシ。では平気なの?。

平気でこういうことをやられてはたまりません。私のエネルギーの損失を考えてみてください。

たった数行のあなたの「なさり方」で、ここまで過剰反応する人間であることを、覚えておけとは申しませんが。そんなおこがましいことは望みませんが。・・・・・・私だって自分が、ややこしい、やりにくい人間だとの自覚はある。おかしな人間ですよ、私は。しかし

私にも「聖域」めいたものはある。そこが、HNでいられる自分の場所、ここ、です。

おそらく優しい方ではあろうデストロイヤー・ウナさん。それと。傍らにいてあげたかった、って、中也の、ですか?。他の、誰か?。

・・・たとえば自分、わたし、くおんなら。たとえば、ですよ。

生者にせよ死者にせよ。自分にとって比類なき存在、それを失った時、傍らにいて欲しいのは、矛盾ではありますが、その当人のみ。

その生者なり、死者のみでしょう。それ以外なら要りません。

独りでいるがベストです。私にとってはそうです、他の誰かではダメです。誰でも何でもいいとは思えません。こんなおかしな自分ですから、実生活はのほほ~んと、だらけた自分で営んでおります。バランスも自分で取ります。取れるようになりました。

私の部屋では、わたしを、わたしのままでいさせて下さい。

大変きついことを書きましたが。これでも、蜂蜜をダシのかわりに用い、キビ砂糖、黒砂糖をふんだんにふりかけて、優しくソフトに仕上げてみました、のつもりです。

それと。説教、説得の類はいっさい、受付拒否ですよ~。(笑)。


@たまき さん。

少しお久しぶりでした、ようこそ。

  また、今年も夏が来て
  夜は蒸気でできた白くまが
  沼をわたってやってくる
  いろいろのことがあったのです
  いろいろのことをしてきたものです
  嬉しいこともあったのですが
  回想されてはすべてがかなしい

>いろいろのことがあったのです
>いろいろのことをしてきたものです

・・・このフレーズ。

>回想されてはすべてがかなしい

・・・わたしたっぷりひねくれ者で。関係ないけどユーミンより中島みゆき・・・。

世の片隅で。いい人できた人なんて言ってもらわなくていいから、机の前で自分のままの自分でいさせていただけたらそれだけでいいから、 人としての仕事も義務も忘れず行きますから。

しのごの言われず、中也や時に山頭火や。放哉や方代さんや。若書きだけを遺したランボーを、ああああああ、いいなあああ、と、ひたりきりながら、生かしておいて頂きたいもんだ、と思います。

いま、たまきさんが記して下さったフレーズを再読して、胸が、ぎゅううんと、再び幾度たび、絞れています。自分的には幸せなやつです。(笑)。たいへん、しあわせな自分と思っています。


@詠み人知らず さん。

そうなんです。

>この世で対処出来んことって、
>在るよなあ。

在るの。どうしようもないこと、沢山、一人一人にあります。

男の人には男なりにあるんだろうけど。(まあ、中也は男だけどそれは別の事として)、女には女にしかわかりにくいこともあるし、女性はどちらにしても、生きているもの、命持ってしまっているものの近くにいる・・・おらざるを得ないこと、あるから。痛いから。

しんみりしないでどはは、がはは、と、行っちゃいながら、一人でぢいいいいいいいん、としていることは、ありますよね。

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