KUONのブログへようこそ。

ブログタイトル変えました。中身は変わらずKUONです。

曼珠沙華

ごぶさたしました。

少しずつ色んなことしておりまして。主に姑のところにいて、更新できませなんだ。

正暦寺というお寺に、用あって参りました。創建が992年という古刹で、清酒発祥の地とも云われています。

同じく発祥地を名乗っておられる兵庫県の伊丹市とは、この秋も日本酒フォーラムを共同で開催されるというかんけい。

仲善きことは美しきかな。

この正暦時でお坊様によって醸造されたお酒は「菩提泉」というのだったとか。

・・・今年2月の大雪で、直径120センチもの古木が根こそぎ倒れて、本堂の瓦が砕けて建物全体が歪んでしまった。

本堂は重文指定を受けていないので、修復に要するお金も公の支援を仰げず大変なのだそうです。

しかし住職さまは、

「祈願に来る心のうちが『見舞』になってしまうのは申し訳ない」

と、しばらく公表を伏せていらしたのでした。そんな、お寺です。


参道両脇の緑が濃く、空気も澄んで清々と、朗々たるお経の音声もお腹の底に響きます。

狩野派の、おそらく貴重な襖絵が無造作に、普通の建具みたいに使われている襖に、見える。いつ見てもびっくりします。そしてお経の後に濡れ縁に座って眺めるお庭が、落ち着いて、しみじみ気持ちいい・・・と、すっかりそういう気分で下界へ降りて来れば、咲き始めて若い赤い赤い曼珠沙華。

空からまっすぐに投げおろされて、一本一本突き立ったように咲く曼珠沙華。

あちこちに曼珠沙華。

このお寺でもらってきた小冊子、ぱらぱらと眺めていたら。

奈良にはさまざまお寺があります、そのうちの名高い一か所、帯解寺の案内文に。

「美智子妃、紀子さま、雅子さまも安産を祈願」

とあるのを発見。皇室や徳川家の安産祈願で知られるお寺なのですが、↑のごとく記されていました。

感想は控えます。どなたかが「順序が違うのでは」とか、文句つけそうな。

一言述べさせていただきますれば、この「順序」はまこと、正しいと思われます。


映画も見ました。封切られたばかりの「柘榴坂の仇討」。ネタバレはさすが、憚られます、が、面白かったです。

「間」の心地よい映画でした。吉右衛門ですから、まあ当然・・中井貴一もよかったです。寡黙な男が似合います。激しい目も見せます、いろんな顔を、抑えに抑えて。ラストシーンの表情も。

個人的に、役としてよかったのは、藤竜也。姑は、阿部寛は時代劇をやるには背が高すぎると言う。いつもそう言う、見終わってからお茶するから、その時に話しようねと、暗闇の中で囁き説得。

男性陣はよかった。女優は、私には、今イチでした。好き嫌いのみでない、すっごく頑張ってるなあ、よく、身のこなしも出来てるなあ、など。

見ている間、ずっとその感じだけ与え続けている女優って、どうよ、という。

何もかも忘れて、ほおっと酔わせて欲しいのです、特に主役クラスのお方には。

広末さんが頑張っていた。でも、頑張っているのがみえみえで、私は、酔えなかった。私感です。

しかし同時に、思いました。

着物の着方、帰宅した夫の大小の受け方、武家の人である夫の両親の前での座り方、生活のために小女として働きながらどこかしゃきっとした佇まい。30代の女優に出来ていることが、出来ないでいる、あの、なんだか図体の大きな、がさつな、ごく短いシーンでの広末さんの晴れやかな笑顔の可愛らしさのカケラも感じさせない・・・あら。

女優さんも、よかったのだわ、あの映画。てへぺろ。でも、説教臭い小母様もいらして、他の方にはどうか知らないけど、私は、あの奥方、パスです。解らなくはないけどね。。これ以上はお口にチャック。

最近は時代劇しか見たくなくなっている、KUONです。

時代劇も、テレビのドラマは、ドラマによってはセリフも考証も役者の腰つきもメッタクタで、やっぱりワタシは映画が好き・・・。


コメントを頂いていてありがとうございます、後ほど、お返事をさせて頂きたいです。


   滲みたる視界のなかに曼珠沙華いと赤かりき 秋の葬り(はふり)に



    
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コメント

KUON様
先日は、お名前を小文字で表記してすみませんでした。
全くウッカリ者でKYです。
今回の文章…もううっとり…です。
992年の古刹、菩提泉…うわぁ~~何て素敵な言葉でしょうか。
『柘榴坂の仇討ち』という映画の事も、拝読しただけで観に行きたくなりました。
曼珠沙華、私の住んでいる大分県で割と街中ですが、見かけました。
山口百恵の歌を思い出しました。
「マンチューシャカ~♪」と歌っていたような気がしたのですが、「マンジューシャカ」ですよね。
私は15、6年前から自己流で下手な俳句をひねっているのですが、亡くなった父は短歌を勉強していました。
最近、KUON様のブログを読ませて頂き、とても素敵なお歌を目にして、私も恐る恐る三十一文字の世界に関わろうとしています。
本当に日本人で良かったです。

KUON様、こんにちは。
曼珠沙華
我が家の前から神社へ続く参道にも、赤や黄色の曼珠沙華が咲いています。
百恵さんの影響で「マンジューシャカ~♪」と歌ってしまいそうですが、
「まんじゅさげ」のほうが、ぽってりと佇む感じがします。
近頃、バタバタ、ピリピリしていた中、
一呼吸おいて、道端の花に目をやる時間はあるのだと気付きました。
いつもながら「色」を感じるお歌、すばらしいです。

まるで自分がそこにいるかのような。
まるで自分がそれを見たかのような。
やわらかい薫りやあたたかい日差しまでをも感じてしまう素敵な空間がKUONの部屋だと思っています。
ルールル♪ルルルルールル♪
あ。これは徹子の部屋でした。

住職の心遣いも見事ですね。
「アテクシ、オカワイソー」アピのあの方に爪の垢でも煎じて飲ませたいですわ。
相手を思いやるさりげない配慮は美しいものですが、あのお方にさりげなさを要求するのも無理でしょうしね、天下一のこれ見よがしですものね。

女官「妃殿下、曼珠沙華が咲いております。一句お詠みになられたらいかがですか?」
雑子「え?何味のマンジュウが一個あるって?」


まんじゅしゃげぇー 
  まんじゅうさげてピザ持ってこーいっ!(字余り)

KUON様こんばんは。

KUON様の記事を読んで、曼珠沙華の色合いや姿が見えるようです。
私も山口百恵さんの“曼珠沙華”の歌が浮かびました。
東京郊外でも曼珠沙華咲いてます。彼岸花ともいわれるようにお彼岸を迎えて咲いています。

かつて病を抱えた友人が「彼岸花が見たい」と言い出し、関東の曼珠沙華の名所のひとつに出かけたことを思い出しました。友人はその後、厳寒の頃に他界しましたが、出かけて良かったと思う秋の一日でした。

まったく私事のコメントで申し訳ありませんでした。
KUON様のご判断でコメント削除なさってください。

たいへん失礼いたしました。

曼珠沙華

「空からまっすぐに投げおろされて、一本一本突き立ったように咲く曼珠沙華。」
本当にその通り。見事な描写です。
葉がないぶん、余計に茎と、更には花が目立ちますよね。
地中の魔物がストロー(茎)で吹いた炎のような赤い花。
お墓参りに行って来ようかな。

徒然に

赤い花なら 曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に 雨が降る…
私の曼珠沙華の唄は、長崎物語…じゃがたらお春の 悲しい物語
勿論 親世代の歌… 混血ゆえに、じゃがたら(インドネシア)に追放された お春…
たぬきち的には 父親が異国の人とある 二番を飛ばして 歌われるのが…ちょっとです。

今日はとても 穏やかな陽気で、気持ち良く過ごせました。 秋はいつも 何故か胃が悪くなるのと…低気圧に弱く低血圧のたぬきちは、仕事で出る以外は、巣穴に籠っておりました。

KUON様の 高野山のお話…そして、曼珠沙華の花、集う皆様のコメント 想像の世界で 遊んでおります。
体調の波…年齢と上手に付き合わなければね(>.<)

体力も知力も、下降の一途かしら~ KUON様を見習いたいですが…悲しい事に資質が!
こんなたぬきちですが、時々コメントする事を、お許しくださいませ。

ところで、この頃 テレビニュース等で、敬語を使えない アナウンサーが 増えたような気がしています!!
私は小学生の頃、敬語の使い方を 先生に教わった覚えがあります。
アナウンサーの言葉づかいが、お手本だったのは、今は昔…でしょうか。


ぶんこ さん。

名前が小文字だとか、そーゆーことは平気です、だいじょぶです。

曼珠沙華。夏休みの終わりに孫息子・中一の宿題で「光合成」なんてのを、数十年ぶりに調べるハメになり・・曼珠沙華の光合成はどうなっているのだろうと。数十年前に苦手だったことが、いま、当たり前に理解できるはずはないのでした。v-291

カラオケでは「まんじゅーしゃかー」唄います。今度のぢょし会の夜にも、おそらく。はじけまっす。あの歌は、たっぷりと自己陶酔=じぶんうっとり、とお読みください=できるので聞く方はともかく、うたう方は気持ちいいのですわ。

三十一文字。本当に、日本人に生まれた幸せを感じますね。

> こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり

> 一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております

山崎方代=やまさき ほうだい さんという方の歌です。男性。戦傷で片目を失い、一人で何も持たずお暮らしになった歌人です。華麗な歌や技巧の極みのうた、いろんなうたを読みますが、究極、ここまでシンプルになれたらいいなあと、憧れの方です。(笑)。

さぶた さん。

あれこれお忙しいご様子、ん年も生きてるといろいろありますね(笑)。頑張れ、でなく、息抜いて、と、お声掛けしたいです。

まんじゅーしゃかー。初め聞いた時、違和感があったのに、今は堂々と歌いますね。百恵さんは、つくづく凄い歌手だったと思います。引退後も。一途なものには魅かれます、やはり。

曼珠沙華の、アイボリーの花は、リコリス、とかいいますか。秋のひと時だけの、きれいな花の一つですね。赤い曼珠沙華は、いろんな思いを呼び寄せる花と思います。

アラ50さん。

本当に立派なご住職と思います。威張った感じも全く無く。読経の音声がすんばらしいのです。中身のある方は、気さくで腰の低い方が多いですね。

春日大社のいちばんトップのお方も、本当にさりげない方です。話は結局またここへ来ますが、あれらさん方とは、まるっきり、宇宙の果てまでくらいの距離、違いますとも!。

正暦寺、春は桜、秋は紅葉のこれから盛り。日本は四季のある国で、それも幸せですね。、

>あのお方にさりげなさを要求するのも無理でしょうしね、天下一のこれ見よがしですものね。 <

見ていると息が苦しくなるくらい、これ見よがしオーラ全開。世にも完璧なマイナスイメージの権化です。あれが次代の「日本の象徴」だなんっぞ、まっぴらごめんだよ。

頼んでないよ~、全力で拒否したいよ~わあぁああああん。

  >まんじゅしゃげぇー 
      まんじゅうさげてピザ持ってこーいっ!(字余り) <

ここまで破壊的ですと、いっそ快感。あのお方をばっちし連想させます。はなまる!。


ひーたん さん。

いえいえ、コメントありがとうございます。

見たいものを見て、亡くなった。人の死は時を選ばないのだから、望みが一つでも多く叶ったということは、すてきなことだな、と、思います。勝手な言い分で申し訳ないですが。

私も、いっときよりは雑事の手が抜けたのをいいことに、したいことはささやかにでもしておきたい、会いたい人に会いたい、と、思うようになりました。そう思うようになったきっかけとなって下さった「やさいさん」は、今回はご都合で来て頂けないのですが。やさいさんがそう仰ってたので、私も、ほんまにそうや、と、考えたのでした。

ひーたんさんも、永訣の悲しさを、幾つも、お持ちで。

うっふふ、それはそれとして、今度の会では、弾けましょうぜ。

いのち短し、語れや(むかし)乙女。息が続くうちに、うたいたい歌もうたいませう。食べられる体のうちに、ぱくぱく楽しみませう。

まめはな さん。

ありがとうございます、読んで下さってv-282

>地中の魔物がストロー(茎)で吹いた炎のような赤い花。

このフレーズも、ほんとにそんな感じです。

ふと思ったのですが。若い頃は、自分をはじめ、人間関係のことにほとんどのエネルギーや時間を費やしていましたが。

今の自分、空の色や風の気配や、むかしは見えていても気にもとめなかったことの方に、気をとられているような。

花の色の美しさ、日本の木々の緑の色の多彩さ、年とるのっていいこともいっぱいあるなと、小さな楽しみが嬉しい日々です・・・とか、行き過ぎかしら? もうちょっと、生々しくていいのでしょうか? (笑)。

お墓参り・・・やはり、気持ちは済みますね。いい気候です、行ってらしたら?。

たぬきち さん。

じゃがたらお春。実はね、と言ってしまっていいものか、数奇な運命で異国で暮らしましたが、実は、大切にされ経済的にもよろしく、金品なども送ってあげることができたようで、歌われるようには、気の毒な身の上でも無かったような・・・永井道子さんの考察ですが・・・しかし、そうは言ってもあの、じゃがたら文。

日本が恋しい恋しいと、お春さんの血を吐くような訴えには、胸がしんしんします。

私この歌、半分くらいまでは唄えます。あ~か~い~花な~ら~、けっこうジャンル問わず何でも歌ってしまいます、気持ちいいもん。(笑)。中島みゆきや高橋真梨子のヴォーカルが好きですが。

なんだか機嫌いい人みたいに脱線しました、お許しを。歌うの大好きなんですよ。

   「じゃがたらお春」、の文。

うば様まゐる
  日本こいしやかりそめにたちいでて又とかへらぬふるさとゝおもへば心もこころならずなみだにむ せびめもくれゆめうつゝともさらにわきまえず候共あまりのことに茶つゝみひとつしんじあげ候あらにほんこいしや   こしょろ

うば様へ

日本こいしや、こいしや
ふとしたことで、日本を離れたところ、
二度と帰ることのできないふるさととなってしまい、いてもたってもいられません。
目がはれてしまうくらい泣いて、夢か現実かわかりません。
ふるさとを慕う気持ちをもって茶包を一つ贈ります。
日本こいしや、こいしや

こしょろより

 千はやふる、神無月とよ、うらめしの嵐や、まだ宵月の、空も心もうちくもり、時雨とともにふる里を、出でしその日をかぎりとなし、又、ふみも見じ、あし原の、浦路はるかに、へだゝれど、かよふ心のおくれねば、
 おもひやるやまとの道のはるけきもゆめにまちかくこえぬ夜ぞなき(後略)

そして、結びの文章は以下の通り。

あら日本恋しや、ゆかしや、見たや 。
           じゃがたら
            はるより

父親が日本の人でない、それだけで、流刑になったんですもの、切ないことですね・・・。

KUON様 ありがとうございます。

お春さん、お父さんはイタリア人で、インドネシアに追放されてから、同じく追放された方と結婚されて、ご主人は東インド会社で活躍され、お子様も7人もたれて裕福に過ごされたのでですよね。
たぬきち、詰めが甘いのです。きちんと調べてから、コメントしなければ…!反省m(__)m

たぬきち、懐メロ好きなんです!! 渡辺はま子なんかも、歌っちゃいますよ~ CD持ってたりして へへへのへ

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・・・・・


としどしに わがかなしみは ふかくして 

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・・・・・・・・・・・・・・・


やはり赤い口紅が好き。


ものすごく唐突ですが、私、口紅(だけ)はシャネルよ。(笑)。

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