水無月、おべんきょう、1.
少し遅くなりました、水無月のうた、お寄せいただきありがとうございました。
この色は詠草、一緒にべんきょう、させていただきます。この色は詞書や詠み人さんからのメッセージ、この色の部分はKUONが書いています、詠み人さんのお名前はこの色です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白萩
風待月のうた
・くちなしの香は濃やかに雨上がりレインブーツで水たまり跳ぶ
気持ちのいいおうたです。レインブーツ、の一語の、いささかノスタルジックな感じが生きています。くちなしの花は、確かに雨上がり、香りをつよく放ちますね。
・新しきフューシャピンクの傘に落つ雨音を聴く帰路は楽しき
これも的確で明るい抒情を感じさせる一首。あえて言えば「落つ」は、「落つる」が正確になるのです。今はけっこう、このままで通しているうたもありますが、「タッチ」させていただきました。
・雨音のほかは聞こえぬひとり居もあと二十日ほどとなりにけるかな
「あと二十日ほど」。この一首に「なりにけるかな」の「けるかな」の納め方は、きっちりと決まっています。
・シルク サテン レースにタフタ オーガンジー 白にはかくも色ありけるか
そして美しい色ですね、白は。
・眼差しは亡き母上に似たりとふ君を頼むと父上のたまう
・・・さまざまな「人の思い」を、しっかりと受け止められて。
お幸せに。お幸せに、と、心から念じさせていただきます。幸せになられます。
アルジェリマン
逆光にくらむ景色は灰青の影と転ずる ネガのごとくに
色彩感覚の冴えたお方です、こういううたもどんどん読ませて下さい。景色を詠む時、大きなものになられる。
黒犬と日陰求める畦道は延々続くケリのなわばり
「ケリ」が不確かにしかわかっていなくて、調べてみました。カモメに似たような鳥だとか。子育ての時期の激しい威嚇の鳴き声についてなど、ひとつものを覚えました。
黒犬クンが、威嚇されてびっくり、なのは避けたい主さんなのですね。凄い声だとか。
苗の列整然の田の鏡面を乱さず二羽のカモすべりゆく
日本の田んぼの景色。整然。「鏡面を乱さず」の描写が、事実を描いて言い尽くせている、というところです。
アメンボとカエルの波紋 黒犬の顔は揺れるよキラキラ光る
この一首も、よく「見え」ます。
まぶしくて眼鏡をかけず風強く帽子かぶれぬ過酷な散歩
あらま。まこと過酷な散歩事情?。
・・・とはいえ総合的に見て、犬との散歩は非常に楽しいものであります。
・・・そうなのか。犬さんも幸せですね。
パール
水無月のおうた
れっつ・うた詠み まいります。
⭐梅雨晴れにカーテン揺らぎ我れ独り
難なき一日(ひとひ)午睡の幸よ
「カーテン揺らぎ」と具体的な描写があるので、この情景がまこと「幸せ」なものになる。
午睡の幸。。いや、ほんまですね。
⭐紫陽花の「移り気」という花言葉
移らぬものはこの世に有りか
そうですね。この「?」疑問は、平凡なようで一回一回、普遍的なものになりますね。
このままで充分ですが、「この世に有りか」を「「この世に有りや」とされたら、感じはどう変わるかな、と。
「変わらぬものの この世に有りや」ではいかがかと、感じています。いかが?。
⭐清(さや)き朝穏やかな昼憂う夜
今この瞬間(とき)もすぐ過去になる
私事ですが、地震を経験したばかりのわたし、本当にそうだよなあ、と感じています。
人は、ブロック塀が倒れる前の時に、戻れはしないのだから。うたは本来はこのように続けて記すものですが、うたは漢字が続くとどうしてもカチカチの字面になります。いま許されている形として、
清(さや)き朝 穏やかな昼 憂う夜
今この瞬間(とき)もすぐ過去になる
このように空間をおいてあげる方法も、用いられています。お好みですけどね。
⭐長生が幸多きとは思えねど
親には永くと願うわがまま
これも本音の一首。こういう風に、思うことそのまま詠んでうたになるのは、努力の結果かと。
⭐雨が好き!そんな時代もあったけど
洗濯の山今は恨めし
(笑)。雨音はショパンの調べ、なんてやっていられたら、ですね。
★四半世紀何も学ばず努力せず
銀メダルとは選手に失礼
はい。パールさんのブラックスター短歌。
アホらしくて下らなくてのトーグー夫婦。写真もぬけぬけ出しておったが、あんな見つめ合って(の設定で)写真撮らせる〇カは、あれら以外にいない。ああ、きしょい。あ、過剰反応してしまいました。
黒猫アビ
6月のおうた
・梅雨空の合間くぐりて靖国へ
願うはひとつ絵馬に託して
長い間、ご自分の都合で行ったり止めたりでなく、靖国神社への参拝を欠かされない作者。東京大神宮と。絵馬に託される一つの「願い」が届きますようにと、私も願い続けております。
・いつの日か我も行きたい思いあり
伊勢神宮と出雲大社へ
これは本気の「行きたい」でいらっしゃるので、軽くチャラく「言って来られたらぁ」とは言えません。でも、本当に、お参り叶ったらいいですね、と、申し上げます。夫さんと、ぜひ。
・パソコンでいろいろ調べ旅をする
動けぬときは空想の旅
私もそういう「旅」や「鑑賞」が増えています。出雲への旅で初めて車椅子の快適さを知りました。もっと動きにくくなったら、電動車いすもいいかなあ、と。
・若き棋士 光り輝く活躍に
我もつられてAI将棋を
すごい才能の持ち主、若い天才さん、おっとりと頼もしいですね。AI将棋、未知の私には、それもキラキラ。
今回、私感ばかりを書いているのは、おうた、ご自分でいろいろ工夫して詠んでおられるのがよく判り、それがうまくはまっているから。最後の七音の終わり方の「て」の癖も、克服しておられます。とても嬉しいです。,
・・・今夜はここまでとさせていただきます。
温泉郷さん、お申し出はよくわかりました。明日になりますか、温泉郷さんの時に、きちんと、お望みのようにさせていただきますからね。
お待ちくださいね。
では、明日。雨、やみました。
この色は詠草、一緒にべんきょう、させていただきます。この色は詞書や詠み人さんからのメッセージ、この色の部分はKUONが書いています、詠み人さんのお名前はこの色です。
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白萩
風待月のうた
・くちなしの香は濃やかに雨上がりレインブーツで水たまり跳ぶ
気持ちのいいおうたです。レインブーツ、の一語の、いささかノスタルジックな感じが生きています。くちなしの花は、確かに雨上がり、香りをつよく放ちますね。
・新しきフューシャピンクの傘に落つ雨音を聴く帰路は楽しき
これも的確で明るい抒情を感じさせる一首。あえて言えば「落つ」は、「落つる」が正確になるのです。今はけっこう、このままで通しているうたもありますが、「タッチ」させていただきました。
・雨音のほかは聞こえぬひとり居もあと二十日ほどとなりにけるかな
「あと二十日ほど」。この一首に「なりにけるかな」の「けるかな」の納め方は、きっちりと決まっています。
・シルク サテン レースにタフタ オーガンジー 白にはかくも色ありけるか
そして美しい色ですね、白は。
・眼差しは亡き母上に似たりとふ君を頼むと父上のたまう
・・・さまざまな「人の思い」を、しっかりと受け止められて。
お幸せに。お幸せに、と、心から念じさせていただきます。幸せになられます。
アルジェリマン
逆光にくらむ景色は灰青の影と転ずる ネガのごとくに
色彩感覚の冴えたお方です、こういううたもどんどん読ませて下さい。景色を詠む時、大きなものになられる。
黒犬と日陰求める畦道は延々続くケリのなわばり
「ケリ」が不確かにしかわかっていなくて、調べてみました。カモメに似たような鳥だとか。子育ての時期の激しい威嚇の鳴き声についてなど、ひとつものを覚えました。
黒犬クンが、威嚇されてびっくり、なのは避けたい主さんなのですね。凄い声だとか。
苗の列整然の田の鏡面を乱さず二羽のカモすべりゆく
日本の田んぼの景色。整然。「鏡面を乱さず」の描写が、事実を描いて言い尽くせている、というところです。
アメンボとカエルの波紋 黒犬の顔は揺れるよキラキラ光る
この一首も、よく「見え」ます。
まぶしくて眼鏡をかけず風強く帽子かぶれぬ過酷な散歩
あらま。まこと過酷な散歩事情?。
・・・とはいえ総合的に見て、犬との散歩は非常に楽しいものであります。
・・・そうなのか。犬さんも幸せですね。
パール
水無月のおうた
れっつ・うた詠み まいります。
⭐梅雨晴れにカーテン揺らぎ我れ独り
難なき一日(ひとひ)午睡の幸よ
「カーテン揺らぎ」と具体的な描写があるので、この情景がまこと「幸せ」なものになる。
午睡の幸。。いや、ほんまですね。
⭐紫陽花の「移り気」という花言葉
移らぬものはこの世に有りか
そうですね。この「?」疑問は、平凡なようで一回一回、普遍的なものになりますね。
このままで充分ですが、「この世に有りか」を「「この世に有りや」とされたら、感じはどう変わるかな、と。
「変わらぬものの この世に有りや」ではいかがかと、感じています。いかが?。
⭐清(さや)き朝穏やかな昼憂う夜
今この瞬間(とき)もすぐ過去になる
私事ですが、地震を経験したばかりのわたし、本当にそうだよなあ、と感じています。
人は、ブロック塀が倒れる前の時に、戻れはしないのだから。うたは本来はこのように続けて記すものですが、うたは漢字が続くとどうしてもカチカチの字面になります。いま許されている形として、
清(さや)き朝 穏やかな昼 憂う夜
今この瞬間(とき)もすぐ過去になる
このように空間をおいてあげる方法も、用いられています。お好みですけどね。
⭐長生が幸多きとは思えねど
親には永くと願うわがまま
これも本音の一首。こういう風に、思うことそのまま詠んでうたになるのは、努力の結果かと。
⭐雨が好き!そんな時代もあったけど
洗濯の山今は恨めし
(笑)。雨音はショパンの調べ、なんてやっていられたら、ですね。
★四半世紀何も学ばず努力せず
銀メダルとは選手に失礼
はい。パールさんのブラックスター短歌。
アホらしくて下らなくてのトーグー夫婦。写真もぬけぬけ出しておったが、あんな見つめ合って(の設定で)写真撮らせる〇カは、あれら以外にいない。ああ、きしょい。あ、過剰反応してしまいました。
黒猫アビ
6月のおうた
・梅雨空の合間くぐりて靖国へ
願うはひとつ絵馬に託して
長い間、ご自分の都合で行ったり止めたりでなく、靖国神社への参拝を欠かされない作者。東京大神宮と。絵馬に託される一つの「願い」が届きますようにと、私も願い続けております。
・いつの日か我も行きたい思いあり
伊勢神宮と出雲大社へ
これは本気の「行きたい」でいらっしゃるので、軽くチャラく「言って来られたらぁ」とは言えません。でも、本当に、お参り叶ったらいいですね、と、申し上げます。夫さんと、ぜひ。
・パソコンでいろいろ調べ旅をする
動けぬときは空想の旅
私もそういう「旅」や「鑑賞」が増えています。出雲への旅で初めて車椅子の快適さを知りました。もっと動きにくくなったら、電動車いすもいいかなあ、と。
・若き棋士 光り輝く活躍に
我もつられてAI将棋を
すごい才能の持ち主、若い天才さん、おっとりと頼もしいですね。AI将棋、未知の私には、それもキラキラ。
今回、私感ばかりを書いているのは、おうた、ご自分でいろいろ工夫して詠んでおられるのがよく判り、それがうまくはまっているから。最後の七音の終わり方の「て」の癖も、克服しておられます。とても嬉しいです。,
・・・今夜はここまでとさせていただきます。
温泉郷さん、お申し出はよくわかりました。明日になりますか、温泉郷さんの時に、きちんと、お望みのようにさせていただきますからね。
お待ちくださいね。
では、明日。雨、やみました。
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おべんきょう 皐月 2
続けます。この色が詠草。この色は詠み人さんの詞書、近況、さんのあれこれ。挨拶は省かせていただきました。この色はKUONの書いている部分です。お名前はこの色です。
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白萩
一面の揺れる稲苗に鯉泳ぐ立夏の空をひたと目指して
この「鯉」は,こいのぼり。目線の下部の早苗田に、その水面に映っている映っている。色彩の豊かな堂々たる鯉(のぼり)は、そして、立夏の・・夏の立った空を、ひたと目指している、と。視線の下部から、頭上の空へ移っています。
五月晴れ飛沫きらめき船進む十分間の短かき旅よ
雨の中神苑は緑滴れり「言の葉の庭」もかくありけるか
↑ 三首、落ち着いてしっかりと言葉を選んでおられます。どの季節もいいですが、はつなつ、初夏、いいですよね。
母と見る色打掛の絹の波「やっぱり赤の古典柄だわ」
あのう。なるべくこういう風に問わないように心がけておりますけれど。
色打掛。色打掛? 世の衣装とは異なるその。おめでとうございます、と、申し上げてよろしいですか?
指に咲くダイヤモンドの煌めきは見ても見飽きぬ約束の証
指に煌めく「約束の証」ダイヤモンド。
そうなのですね。・・私も思います。
「やっぱり赤の古典柄だわ」。そう、思わせていただきます。着物とひと言に言え、けたたましい色彩や奇をてらった柄行など、氾濫している世にてはございます、されど華燭の典。大切な記念すべき覚悟の日にまとわれるのは。
「やっぱり赤の古典柄」。・・・安堵の世界です。
パール
皐月のおうた
☆朝戸風闇の心もため息も
連れて吹き抜け朝日の中に
☆いざ行かん私の化粧楯と鉾
強く息吐き戦闘開始
ここぞの時、紅を差しますとカーン!とゴングが鳴ります。
普段は、3分間クッキングならぬ3分間メイクです(恥)
KUON様と一緒に致しましては申し訳なく思います。
☆あまた立ち五百余年の時空(とき)超えて
今同じ地に我れ立つ不思議
まとまったうたにはなっていますが、この「地」に具体性の無いのが残念です。あえてそこらを書かないうたもありますが、この一首には、そのあたり、欲しい気がするのです。
☆風の友藤の香りに誘われて
居たね一緒に肩に背中に
これは・・・。
ごめんなさい、「居たね一緒に肩に背中に」ならば。よろしいですか、ここ、「風の友」でなく「友は風」ではいかがでしょうか。
もっときっぱり書くなら「亡友(とも)は風」となると。詠み人の思いがくきやかに、読む者の胸に、来ます。
☆淡き陽が藤棚の色映し出す
きらりきらきら香るむらさき
もったいないから突っこみますよ、「きらりきらきら」と書きたいのはわかる。わかるが、微妙に軽くなる。口のすべりが良すぎると、そうなることがあるのです。
「きらりきらりと、と、、凡庸なようでも、抑えられた方がいい、と考えます。
☆鏡台の奥にそっと居た小瓶
香り芳し想い出遠く
YVES SAINT LAURENTの君とは
逢わぬが花でございますね。お互いに(笑)
「これがふさわしい、似合うと思う」、とのお言葉を下さったお方。」なかなかの意思表示ですよね。記憶の中に、純に芳しい思い出。
逢えても、逢わない。そんな贅沢もある気がします。
★触れさせてならぬ輩に触れられて
姫のオーラは無残に曇る
・・・もう。言葉も無い。と、申し上げます。
ここから、えいやっと立ち上がって行かれる女性なら。また違う思いを向けられる、曇ったらまた磨けばいい、と、でも。
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白萩
一面の揺れる稲苗に鯉泳ぐ立夏の空をひたと目指して
この「鯉」は,こいのぼり。目線の下部の早苗田に、その水面に映っている映っている。色彩の豊かな堂々たる鯉(のぼり)は、そして、立夏の・・夏の立った空を、ひたと目指している、と。視線の下部から、頭上の空へ移っています。
五月晴れ飛沫きらめき船進む十分間の短かき旅よ
雨の中神苑は緑滴れり「言の葉の庭」もかくありけるか
↑ 三首、落ち着いてしっかりと言葉を選んでおられます。どの季節もいいですが、はつなつ、初夏、いいですよね。
母と見る色打掛の絹の波「やっぱり赤の古典柄だわ」
あのう。なるべくこういう風に問わないように心がけておりますけれど。
色打掛。色打掛? 世の衣装とは異なるその。おめでとうございます、と、申し上げてよろしいですか?
指に咲くダイヤモンドの煌めきは見ても見飽きぬ約束の証
指に煌めく「約束の証」ダイヤモンド。
そうなのですね。・・私も思います。
「やっぱり赤の古典柄だわ」。そう、思わせていただきます。着物とひと言に言え、けたたましい色彩や奇をてらった柄行など、氾濫している世にてはございます、されど華燭の典。大切な記念すべき覚悟の日にまとわれるのは。
「やっぱり赤の古典柄」。・・・安堵の世界です。
パール
皐月のおうた
☆朝戸風闇の心もため息も
連れて吹き抜け朝日の中に
☆いざ行かん私の化粧楯と鉾
強く息吐き戦闘開始
ここぞの時、紅を差しますとカーン!とゴングが鳴ります。
普段は、3分間クッキングならぬ3分間メイクです(恥)
KUON様と一緒に致しましては申し訳なく思います。
☆あまた立ち五百余年の時空(とき)超えて
今同じ地に我れ立つ不思議
まとまったうたにはなっていますが、この「地」に具体性の無いのが残念です。あえてそこらを書かないうたもありますが、この一首には、そのあたり、欲しい気がするのです。
☆風の友藤の香りに誘われて
居たね一緒に肩に背中に
これは・・・。
ごめんなさい、「居たね一緒に肩に背中に」ならば。よろしいですか、ここ、「風の友」でなく「友は風」ではいかがでしょうか。
もっときっぱり書くなら「亡友(とも)は風」となると。詠み人の思いがくきやかに、読む者の胸に、来ます。
☆淡き陽が藤棚の色映し出す
きらりきらきら香るむらさき
もったいないから突っこみますよ、「きらりきらきら」と書きたいのはわかる。わかるが、微妙に軽くなる。口のすべりが良すぎると、そうなることがあるのです。
「きらりきらりと、と、、凡庸なようでも、抑えられた方がいい、と考えます。
☆鏡台の奥にそっと居た小瓶
香り芳し想い出遠く
YVES SAINT LAURENTの君とは
逢わぬが花でございますね。お互いに(笑)
「これがふさわしい、似合うと思う」、とのお言葉を下さったお方。」なかなかの意思表示ですよね。記憶の中に、純に芳しい思い出。
逢えても、逢わない。そんな贅沢もある気がします。
★触れさせてならぬ輩に触れられて
姫のオーラは無残に曇る
・・・もう。言葉も無い。と、申し上げます。
ここから、えいやっと立ち上がって行かれる女性なら。また違う思いを向けられる、曇ったらまた磨けばいい、と、でも。
うたのおべんきょう、パート 1
「うたのおべんきょ」始めさせていただきます。
この色が詠草です。この色が詞書(ことばがき)、ちょっとひとこと、などです。ご挨拶は勝手ながら省かせてもらっています。この色はKUONが書いているところです。お名前は、この色で。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
KUON
・練り香を紅さし指にすくひたり今日ひとに逢ふ仕上げともして
いただいた「練り香水」、沈丁花の香りとのことで、つかってみたく思い。くすり指のことを「紅さし指」とも言いますので、練り香を紅さし指にすくって、とやってみましたが、いささかイヤみ風味になった感あります。しかも「会う」でいいのに「逢う」とか。自分でちょっと許しがたくもある一首になりました。作りこみ過ぎや、と、自らにつっこむ。
・シャツを干す向うに青き海の見ゆ両手だらりとしてしばし視る
・洗濯物干し了へて見る沖に早やヨットいっぱいに風はらみをり
・そこまでは行けないけれど 快晴の沖のヨットの白さ眩しむ
「白さ」でなく「白を眩しむ」にします。
Nちゃん
昨日、大雨の後の葛城、御所に行きました
新緑に
葛城山の
見降ろすは
大和 難波津
古代の遺跡
うたを詠んで何度も推敲(すいこう=ああしようか、これでどや、と))しておられるの、とても嬉しいです。この一首、後半のリズムも「大和難波津古代の遺跡」と畳みかける読みぶりも「いい」です。で、もったいないので前半に手を入れました。
「新緑の葛城山「より」とするのが字余りになっても自然なのですが、「葛城山「ゆ」という言い方があります。「より」という意味。どちらにされるかは、詠み人のお気持ちです。「葛城山に」でもいいのでは。
三度目の正直の「差し替え」ですと、この「新緑」が「青嵐」になっていました。青嵐、確かに魅力的な初夏の「季語」です、が、Nちゃんさんのこの一首には、元の「新緑」がいいのではないかと、私は、思いますのです。
新緑の
葛城山に
見降ろすは
大和難波津
古代の遺跡
お揃いの
靴を浮かべる葛城の尾根
躑躅 鶯
君と二人
「お揃いの靴を浮かべる」が、すこ~しわかりづらい。でもこのままで「君と二人」を「君とふたあり」にしてしまったら。
登山せぬ
10代の頃
決めたハズ
君と登りし
山の数々
うたの内容を重視して、うたとしてまとめさせてもらいました。
「登山せじ十代の日に決めたれど君と登りし山の数々」
「せじ」とは「~するもんか」と、強い目の決意を言う時に使います。
伊吹山
君と初めて
登ったは
オトメ?十九
今ひとたびの
この「?」は、テレカクシでしょう。わかるけど却下(笑)。無しでいいでしょう。
「伊吹山君と初めて登りしは乙女十九 今ひとたびを」
山道を
手を引き引かれ
バカップル
いつの間にやら
四十重の月日
差し替えを依頼されて迷ったのがここ、四十重の月日。ここ。四十年近いこと、その四十年がそのままで重いので、淡々と「四十年なり」とか「四十年来つ」とか。実際にも少し短くても、こういったオーバーは、いいことに・・・。
脚上げて
息整えて
頑張れよー
歩けるうちは
連れもて遊ぼ
「連れもて遊ぼ」は、大阪の言い方ですね。そう、連れもて遊んで下さい。
まめはな
・仏壇にひっそり鎮まる桃の実の産毛震えりろうそくの灯に
桃の産毛はたしかに、ろうそくの灯に震えるような。よくとらえておられます(と思う、スグ、エラそーになってしまいます)。
・りんご剥くくるくる落ちてく皮の上(え)を少女が独り駆け降りていく
二首目は「駆け降りていく少女が一人」とどちらにしようか迷ったのですが、上記を選びました。疾走感を採りかったんです。
むぎわらゆらさんという童話を書く方がいらして、その方の書かれたものの中に、「(りんごの)剥かれた細い皮は途中で切れることもなく下へ下へと続いてゆく。まるで赤い螺旋階段のように」という一節があって、そこからの連想です。
「螺旋階段」という喩えが素敵だなと思ったのですが、さすがにそれを使うと盗作になってしまうので…。
ガラスの靴を片方残して駆け去っていくシンデレラが思われたのですが、りんごにシンデレラは合わないので、「少女」として、少女期の焦りや衝動、過ぎるのの速さを表したつもりです。
「駆け抜けていく」「駆け去っていく」…ここも悩みました。
一首に向かって迷う、悩む、嬉しいです。
で。「駆け下りていく」は「正解」と思います。もっと言い足せば「ゆく」が、いいかなあ・・。
「螺旋階段」という言葉、実際の存在は、なかなか妄想癖を満たしてくれるもの。私の気持ちを書けば、まめはなさんが「螺旋階段」をここで使われても「盗作」にはならないようにも考えます。赤い、までいってしまうと難しいでしょうが。こういう例はままありまして。
迷われた「少女の感じは、とてもよく出ています。
堂々と、まめはなさんとしての「螺旋階段」を使われればいいです。もう少し書きますと、
「くるくる落ちてく」は「くるくる落ちゆく」くではいかがかな、と思います。「てく」の口語感のたっぷりさが、ここでは惜しい気がします。調子に乗って書きますと、むかし角川の「短歌」に、
「地上へとぐるぐる続くを朝ごとに長さ異なる螺旋階段」と書いたのを、思い出しました・・・。
この色が詠草です。この色が詞書(ことばがき)、ちょっとひとこと、などです。ご挨拶は勝手ながら省かせてもらっています。この色はKUONが書いているところです。お名前は、この色で。
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KUON
・練り香を紅さし指にすくひたり今日ひとに逢ふ仕上げともして
いただいた「練り香水」、沈丁花の香りとのことで、つかってみたく思い。くすり指のことを「紅さし指」とも言いますので、練り香を紅さし指にすくって、とやってみましたが、いささかイヤみ風味になった感あります。しかも「会う」でいいのに「逢う」とか。自分でちょっと許しがたくもある一首になりました。作りこみ過ぎや、と、自らにつっこむ。
・シャツを干す向うに青き海の見ゆ両手だらりとしてしばし視る
・洗濯物干し了へて見る沖に早やヨットいっぱいに風はらみをり
・そこまでは行けないけれど 快晴の沖のヨットの白さ眩しむ
「白さ」でなく「白を眩しむ」にします。
Nちゃん
昨日、大雨の後の葛城、御所に行きました
新緑に
葛城山の
見降ろすは
大和 難波津
古代の遺跡
うたを詠んで何度も推敲(すいこう=ああしようか、これでどや、と))しておられるの、とても嬉しいです。この一首、後半のリズムも「大和難波津古代の遺跡」と畳みかける読みぶりも「いい」です。で、もったいないので前半に手を入れました。
「新緑の葛城山「より」とするのが字余りになっても自然なのですが、「葛城山「ゆ」という言い方があります。「より」という意味。どちらにされるかは、詠み人のお気持ちです。「葛城山に」でもいいのでは。
三度目の正直の「差し替え」ですと、この「新緑」が「青嵐」になっていました。青嵐、確かに魅力的な初夏の「季語」です、が、Nちゃんさんのこの一首には、元の「新緑」がいいのではないかと、私は、思いますのです。
新緑の
葛城山に
見降ろすは
大和難波津
古代の遺跡
お揃いの
靴を浮かべる葛城の尾根
躑躅 鶯
君と二人
「お揃いの靴を浮かべる」が、すこ~しわかりづらい。でもこのままで「君と二人」を「君とふたあり」にしてしまったら。
登山せぬ
10代の頃
決めたハズ
君と登りし
山の数々
うたの内容を重視して、うたとしてまとめさせてもらいました。
「登山せじ十代の日に決めたれど君と登りし山の数々」
「せじ」とは「~するもんか」と、強い目の決意を言う時に使います。
伊吹山
君と初めて
登ったは
オトメ?十九
今ひとたびの
この「?」は、テレカクシでしょう。わかるけど却下(笑)。無しでいいでしょう。
「伊吹山君と初めて登りしは乙女十九 今ひとたびを」
山道を
手を引き引かれ
バカップル
いつの間にやら
四十重の月日
差し替えを依頼されて迷ったのがここ、四十重の月日。ここ。四十年近いこと、その四十年がそのままで重いので、淡々と「四十年なり」とか「四十年来つ」とか。実際にも少し短くても、こういったオーバーは、いいことに・・・。
脚上げて
息整えて
頑張れよー
歩けるうちは
連れもて遊ぼ
「連れもて遊ぼ」は、大阪の言い方ですね。そう、連れもて遊んで下さい。
まめはな
・仏壇にひっそり鎮まる桃の実の産毛震えりろうそくの灯に
桃の産毛はたしかに、ろうそくの灯に震えるような。よくとらえておられます(と思う、スグ、エラそーになってしまいます)。
・りんご剥くくるくる落ちてく皮の上(え)を少女が独り駆け降りていく
二首目は「駆け降りていく少女が一人」とどちらにしようか迷ったのですが、上記を選びました。疾走感を採りかったんです。
むぎわらゆらさんという童話を書く方がいらして、その方の書かれたものの中に、「(りんごの)剥かれた細い皮は途中で切れることもなく下へ下へと続いてゆく。まるで赤い螺旋階段のように」という一節があって、そこからの連想です。
「螺旋階段」という喩えが素敵だなと思ったのですが、さすがにそれを使うと盗作になってしまうので…。
ガラスの靴を片方残して駆け去っていくシンデレラが思われたのですが、りんごにシンデレラは合わないので、「少女」として、少女期の焦りや衝動、過ぎるのの速さを表したつもりです。
「駆け抜けていく」「駆け去っていく」…ここも悩みました。
一首に向かって迷う、悩む、嬉しいです。
で。「駆け下りていく」は「正解」と思います。もっと言い足せば「ゆく」が、いいかなあ・・。
「螺旋階段」という言葉、実際の存在は、なかなか妄想癖を満たしてくれるもの。私の気持ちを書けば、まめはなさんが「螺旋階段」をここで使われても「盗作」にはならないようにも考えます。赤い、までいってしまうと難しいでしょうが。こういう例はままありまして。
迷われた「少女の感じは、とてもよく出ています。
堂々と、まめはなさんとしての「螺旋階段」を使われればいいです。もう少し書きますと、
「くるくる落ちてく」は「くるくる落ちゆく」くではいかがかな、と思います。「てく」の口語感のたっぷりさが、ここでは惜しい気がします。調子に乗って書きますと、むかし角川の「短歌」に、
「地上へとぐるぐる続くを朝ごとに長さ異なる螺旋階段」と書いたのを、思い出しました・・・。
四月のうたのおべんきょう、ラストまで。
続き、行かせていただきます。
この色がうた。 この色が詞書もしくは詠み人さんからのメッセージなど この色をKUONが書いています。
もっと書きたいな~私しつこいかな~無反応なのはどういうことかな~、などなど、それなりの煩悶のありつつ。
お名前は、はんなりとこの色で。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おてもやん
○じいさまの葬儀翌日巣立つ子に次の世代の希望託せり
○全壊で解体されし義父の家 主帰らぬ更地残れり
○葉桜の並木通りを空港へスーツ姿の息子を送る
三月末に夫の父が亡くなり、通夜、火葬、葬儀、と喪主の夫と共に参列者に挨拶していた息子は、荷造りも途中で転出の手続きもせず出発しました。荷物に入れ忘れはないか、届出書類の書き方、などLINE画像で確認しながら何とか荷物搬出と役所への届けを済ませました。
夫さんのお父さまは、あの熊本地震で家屋全壊の憂き目に遭われた。実家がそうである中、自宅も危うかったなか、夫さんは黙々と、体が案じられるほぼ不眠不休の日々を、公務・・お仕事を続けられた。そして息子さんは、家族を守りながら大学院を終了、大手術をも乗り越えられて、この春、ご就職。
個人的に知っていることを書いてごめんなさい。でも、どう考えてもご立派で。まっすぐさがご立派で。火の国の女、おてもやんさんが、言葉少なに踏ん張って支え切られた、ご立派と思います。夫さんのお父さま、安心して旅立たれたでしょう、夫さん、ご子息が自慢でまぶしくおられるでしょう、娘さんもお兄ちゃんがね。
おてもやんさん、今はものすごく、息子さんを自慢し倒しても許される時期ですよ・・・と言っても、あからさまにはされないのですよね。
おめでとうございます。万感こめて「おめでとうございます」を言わせて下さいね。
しだれもも
・月光に抱かれる桜花は墨色の影のなかへとひとひらずつ散る
静かで、豪勢で、どこかひんやりとする光景ですね。ひとひらずつ散る。うう、そうなんだ・・。
私は、「桜の満開の下には屍体が眠っている」
と書いたあの人の感性に、とても魅かれるのですが、ワルクチのつもりは無いが書きますと、姑は私がそう書いた後へ
「桜の満開の下に眠っているのは妖精たちですよ」
と書きはった。怖がらせたらあかんやろ、というのがその理由。何十年か経った今も、腹がたって覚えている(!)。
「墨色の影のなか」は、わからなくは無いが、イメージ的にはわかりますが、もう少しはっきり言うと、広がりが出るなあ、とも、読ませていただきました。
・骨箱にキャラメル一つ還り来た叔父の墓にうぐひすの鳴く
キャラメル、の語が唐突で、言葉を失います。「一つ還り来た」のあたり、何か手を加えようとしましたが、妥当にまとめてしまうのもためらわれます。で、逃げはしないが泣いてしまうKUON。
・線香の残り香つよき指先を問ふひともなき家に帰らん
こういうおうた好きです。「指先」に語らせてうまい。結句の「家に帰らん」も、いいです。
一つだけ。「問ふひとも」と「問ふ」と書いておられるので「帰らん」は「帰らむ」となさいませんか。一首の中では、統一性があるのがいいです。寺山修司は今もなおが、そのあたりごっちゃごちゃのままではありますが。
・春嵐さあぁっと黒い雲ながれころがり出づるまんまるの月
桜子
お歌のこと、季語や文法など、何も知らず。ネットで調べ、あれこれいじくってみましたが、最早、降参状態です。でも、どうしても、どうしても、この桜のことを詠んでみたかったのです。もう、KUONさんにお任せ。どうぞ、一人前のお歌にしてやってください。甘えています。申し訳ありません。
異国の地春を告げむとひとり咲く日本のさくら我を泣かしむ
この植物公園の女王です。一本、横に大きく、おおきく枝を広げた桜の木です。毎年、威風堂々と咲き誇り、多くの市民を惹きつけています。
皆、口々に「ニホン ノ サクラ」(もちろん、現地語になりますが)と呼び、私は誇らしい気持ちでいっぱいになります。
切実な思いを、ありがとうございます、甘えて下さって。
さてどうしましょう。本気で考えます。いつも本気なのですよ、実は。ここも本気。
おうたは、ほぼまとまっています、あれこれ言葉も選ばれたのでしょう。で、もう一押し。
・異国にて春を告げむとひとり咲く・・・はじめを五音にすると。
・異国の地に春をし告げてひとり咲く・・・異国の地に、と字余りのまま、春を「し」告げて、と言い切る、この「し」は過去形の「し」でなくて、先の言葉を強調する「し」です。
・どっしりと異国に根付き咲き盛る日本のさくら我を泣かしむ
・根付きたる桜の一樹日の本の 威風堂々と春を咲くなり
・人ら呼ぶ「ニホンノ サクラ」誇らしく大樹の下に共に花浴ぶ
・このさくら祖国の桜延びやかに異国の青き空に枝を張る
・・・いっしょけんめい、あなた様の思いが言葉になってくれますようにと考えてみました。
でも、ご本人のおうたが、つまりはいちばん、いいと思うのです。思いぜんぶ入っています。
ご期待に添えなくて・・でも、楽しかったです。ありがとうございました。
ROM
・久方の 友とのひととき噛みしめる 溶けゆくアイス食べ惜しむように
雰囲気のあるうたですね。
「噛みしめる」と「溶けゆくアイス」が反抗期になる感じもしますので、勝手に
「久方の 友とのひととき ゆったりと 溶けゆくアイス食べ惜しむように」
・子供時代に ついた嘘を告白す 我れもと言う友の瞳にほどけゆく
手を入れるのをためらいますが「ついたる」、と「る」を入れる方が私はいいと思います。
・雨曇りの 空にかかりし水墨画 かなたに山水こなたは鳥獣
※春嵐の昨日、長年の親友と会いました。心からうれしかったので、追加でつくりました。
すみません、よろしくお願いします。
今回、何度でも何首でも、の文言を書くのを忘れ、失礼いたしました。
なんどでも追加してくださいね、以降も。雰囲気のあるおうたが沢山出て来ておられます。文法は大事、雰囲気もっと大事。文芸ですものね。ちなみに私は大嘘つきです、子ども時代も今も。
かりそめ
なにかと心忙しく、お歌をつくる余裕がありませんでした。もちろん、宿題もまっとうできず。ごめんなさい、です。
以下のお歌は急いで作りましたので、穴だらけです。
でも、かえって自分の日常を素直に出せたかな、と思っています。
*実朝の海に潮の満ち満てど海底に砂なめらかに見ゆ
実朝の海。割れて砕けて裂けて散る、海。この海に、長く、憧れています。
*とある朝花見に誘ふメール来し病知らざる旧き友どち
*わが病知りてメールの相次げり思ひもかけぬ優しさ綴る
*犬猫を飼へぬ団地のはずなれど犬猫多し異人も多し
*葉隠れに梅の小さく実りたり見つめてをれば猫通りすぐ
*道沿ひにアメリカ産の花水木ワシントン市は葉桜のころ
*研修の名札を胸にその視線PC画面にひたと貼りつく
*夜(よ)も白き雲を崩せる旅客機の点滅の灯(ひ)のいざなふごとし
穴だらけとは思いませんが。俳句のように瞬間瞬間を切り取って見、感じ、情緒を添えて短歌とされる。花水木のうたと、ラストの、いま現実の自分自身には許されていない旅情への揺らぎのうたが、いいなと読ませてもらいました。
また、異国への旅、なさいます。
たまき
隠された
ツールがあると
知らずいた
長い年月
ゲームの終わり
血が噴き上げていますよ。
ゲームなら、まことにゲームだったのなら、血は噴き出したりしないもの。
春の宵
覆い被さる
寂寥よ
肩に背中にそして心に
はらいのけても覆いかぶさってくる寂寥、からだ丸くして耐える。
でも、胎児のように丸まっても、けんめいに丸くなっても、寂寥にからみつかれている肩や背中は、むき出し。
心は、どうやっても庇ってやれない、護ってあげられない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今月もおうた、たくさん、ありがとうございました。
いや私はこうで・・と思われるなら、お申し出くださいね。それは本当に、そうなさって下さいね。
また来月。皐月です。さつき。
四月おべんきょ、まんなかあたり
続けさせていただきます。
この色が各人のおうた。この色が「詞書(ことばがき)或いは詠み人さんの思いなどこの色はKUONが書いている部分です。
なるべくうたわれる方のお気持ちをそのまま、触れていいとさせて下さっていると解釈して最小限に、提案したり実際お直しさせてもろたりしています。今まで迷っていましたが「ちょっと待ったぁ」がかからなければ、形を整えたり思いを引き出したり(とわたしが思う)ように、さわった「おうた」を、最終的に残させてもらうことにします。
この色が、詠み人さんのお名前です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パール
☆冬を耐え教わるもなし春来れば
主(あるじ)なき地に咲(え)む桜たち
「教わるもなし」は、誰に、何を教わるでもないのに、という、桜への思いでしょうか。そうなのでしょう。いけなくはない、でも、もう少しだけ詩的になんとか・・「冬を耐え」、るのはもちろんそうですが、
「その季(とき)を静かに待ちいて」、春来れば、とか、では、いけませんかしら?。さくらは、春のいっとき、その時だけを咲く花。あとの季節は忘れられている、だから魅力的な花で。
「あるじなき地」というのはまた、他の意味があるのですかしら? すみません私、しつこいんです。一首をきちっと立ってもらいたいのです。
☆ゆっくりと目開ける母を覗き込む
母の眼(まなこ)に映るよ私
素直なあたたかい一首です。
☆真新し子の学び舎の制服を
見かけ心でyellをおくる
真新しの後には「き」を入れた方がいいと思います。
大、と呼ばれる新聞などの歌壇でも、全国版なら「き」は要る、地方版だったら「き」無しでも行けるかも、という違いはあると思います。もったいないんです。
☆独り好きおぼろ月夜の音楽は
ユーミンよりも中島みゆき
ユーミンさんも好きです!
私は中島みゆき!。うたの雰囲気はよく出ています。おぼろ月夜はみゆきでしょう(断言)(笑)。
☆盛りより心奪わる散る桜
この先の時間(とき)見ているようで
細かいことを言うようですが、奪わる、ですとそこで切れるのです。奪われる、の意味なら「奪わるる」と、そうなります。
★静養か無能不様かうましか(馬 鹿)か
アレラの元号使う気はなし
日本人としてどうかとは思いますがもう西暦でいいです
まともな日本人(たち)にこんな思いをさせる、あの万年血税浪費静養家無能無様醜悪空洞空虚阿保・うましか。美しく使い得る元号が、ほんとうは、欲しいのですが。
Nちゃん
バラバラですが…
先生と
言われよろこぶ
バカもおり
言うてよろこぶ
バカもおりかな
最後のとこ。「おるかな」か「おるなり」か。どちらでも。
晩節に
教師人生
恥ずる君
今じゃそんな
教師もおらず
「今じゃそんな」、少し音が足りなくなりますから「今ではそんな」、あるいはいっそ「今じゃあそんな」。
おどけてし
君を見るたび
気の和む
実は奥深
できる漢か?
「おどけてし」これけっこう使い方の難しい言い方で。万葉集の中にもあまり見かけない・・おどけて、までは今のこと、それを「し」で過去にする。ふつう「おどけたる」など、現在形で言うこと多いですが。。このまま行きますか?。
高熱の
熱き乳房を
触れ揉みで
さびしからずや
寝入る瘋癲
ああ卯月
熱の身体を
抱きしめて
君もコクリコ
我もコクリコ
仰ぎ見し
狛犬髭に
花の散る
見上げし君の
髭も花落つ
ちと触れますね、うたに。「仰ぎ見し」は「仰ぎ見る」「狛犬髭に」は、「狛犬の髭」と「の」は要ります。ラストに向かって
「仰ぎ見る狛犬の髭に花の散る君の髭にも花落つるなり」あるいは「君の髭にも落花は盛ん」とか。
おてもやん
まずは宿題だけ
○送る荷の中身を息子が書いてをり少し歪んだ癖のある文字
宿題はなまる。とってもよくなりました。「少し歪んだ癖のある文字」これが、具体的に、ということですね。も芸も細部に宿るのです。(えらそーでごめん)。
御多忙のなか。切り抜けて下さい!。。大丈夫や!
へなちょこ一年生
・春雨の青谷川の坂道は 鬱金桜に染まり霞みゆく
地名などの固有名詞は、うまく使うと響きや文字面がイメージを描かせてくれたり飛躍させてくれたり。この一首は「青谷川」の地名のイメージ喚起、「鬱金桜」のイメージの深まり。坂道であることは技巧でもあるでしょう。
・菜の花の丘から眺むちぬの海 縄文の頃の景色夢見て
恥ずかしながら「神戸の原田の森」がどんなものなのか、わからないままに。。わからないながら、ああ、そんな風なんだな、と、勝手に思い描けるのも、言葉の力のひとつかもしれません。
「ちぬの海」がダントツですね。ああ、めっちゃええやん、みたいな。
ただ。あの夏井先生ならこうおっしゃるかな「もったいないですよ、「縄文の頃の」まではよくて、でも、「夢見て」は、ねえ」。私もそう思います。「景色夢見て」ここ、甘くて惜しいのです。もう一押し、なさいませんか。ね。押していただきたいです。
黒猫アビ
・子は宝 できが良くても 悪くても
我の姿 映す鏡に
「われの姿「を」映す鏡に。「を」を入れましょうね。
・早や卯月 亡き愛猫の 一周忌
可愛いしぐさ 心にのこりて
(桜満開の時に逝った猫、桜を見るたび家族で思い出話を・・・)
アビさん私も同じ、寝たり起きたりの毎日です。今年の風邪にはやられました。起き上がれたからいいとします。ね。
KUON
・青空に聳えてゐたり熊本城天守崩るるも悠然として
・熊本の人らの思ひ受け止めて地震禍の城悠然たりき
・地震渦の酷かりしあたり共に巡りひとりの人と疎遠になりぬ
・観光かグルメの旅か善き人を切りてしまひぬ吾が傲慢に
忘れな草
亡き人の
想いを乗せて
春が逝く
落花盛んな
桜浴びつつ
亡きひとよまた巡りくる花の季の盛りにわれの春は逝くかも
爛漫のさくらはや散る花散れば母よわたしの春は逝くなり
〃花が散る散る 春が逝く〃
目ンない千鳥 より
この歌を聞くたび桜が散ってしまうと今年の春も逝ったなという感慨に打たれます。
本当は桜のあとから色とりどりの百花繚乱の爛漫の春が始まる
のに何故か桜と共に春が終わってしまうように感じるのです。
もう三十年近く経ったのに母への追慕の念はこの春の逝く頃一番強く浮かんできます。
この色が各人のおうた。この色が「詞書(ことばがき)或いは詠み人さんの思いなどこの色はKUONが書いている部分です。
なるべくうたわれる方のお気持ちをそのまま、触れていいとさせて下さっていると解釈して最小限に、提案したり実際お直しさせてもろたりしています。今まで迷っていましたが「ちょっと待ったぁ」がかからなければ、形を整えたり思いを引き出したり(とわたしが思う)ように、さわった「おうた」を、最終的に残させてもらうことにします。
この色が、詠み人さんのお名前です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パール
☆冬を耐え教わるもなし春来れば
主(あるじ)なき地に咲(え)む桜たち
「教わるもなし」は、誰に、何を教わるでもないのに、という、桜への思いでしょうか。そうなのでしょう。いけなくはない、でも、もう少しだけ詩的になんとか・・「冬を耐え」、るのはもちろんそうですが、
「その季(とき)を静かに待ちいて」、春来れば、とか、では、いけませんかしら?。さくらは、春のいっとき、その時だけを咲く花。あとの季節は忘れられている、だから魅力的な花で。
「あるじなき地」というのはまた、他の意味があるのですかしら? すみません私、しつこいんです。一首をきちっと立ってもらいたいのです。
☆ゆっくりと目開ける母を覗き込む
母の眼(まなこ)に映るよ私
素直なあたたかい一首です。
☆真新し子の学び舎の制服を
見かけ心でyellをおくる
真新しの後には「き」を入れた方がいいと思います。
大、と呼ばれる新聞などの歌壇でも、全国版なら「き」は要る、地方版だったら「き」無しでも行けるかも、という違いはあると思います。もったいないんです。
☆独り好きおぼろ月夜の音楽は
ユーミンよりも中島みゆき
ユーミンさんも好きです!
私は中島みゆき!。うたの雰囲気はよく出ています。おぼろ月夜はみゆきでしょう(断言)(笑)。
☆盛りより心奪わる散る桜
この先の時間(とき)見ているようで
細かいことを言うようですが、奪わる、ですとそこで切れるのです。奪われる、の意味なら「奪わるる」と、そうなります。
★静養か無能不様かうましか(馬 鹿)か
アレラの元号使う気はなし
日本人としてどうかとは思いますがもう西暦でいいです
まともな日本人(たち)にこんな思いをさせる、あの万年血税浪費静養家無能無様醜悪空洞空虚阿保・うましか。美しく使い得る元号が、ほんとうは、欲しいのですが。
Nちゃん
バラバラですが…
先生と
言われよろこぶ
バカもおり
言うてよろこぶ
バカもおりかな
最後のとこ。「おるかな」か「おるなり」か。どちらでも。
晩節に
教師人生
恥ずる君
今じゃそんな
教師もおらず
「今じゃそんな」、少し音が足りなくなりますから「今ではそんな」、あるいはいっそ「今じゃあそんな」。
おどけてし
君を見るたび
気の和む
実は奥深
できる漢か?
「おどけてし」これけっこう使い方の難しい言い方で。万葉集の中にもあまり見かけない・・おどけて、までは今のこと、それを「し」で過去にする。ふつう「おどけたる」など、現在形で言うこと多いですが。。このまま行きますか?。
高熱の
熱き乳房を
触れ揉みで
さびしからずや
寝入る瘋癲
ああ卯月
熱の身体を
抱きしめて
君もコクリコ
我もコクリコ
仰ぎ見し
狛犬髭に
花の散る
見上げし君の
髭も花落つ
ちと触れますね、うたに。「仰ぎ見し」は「仰ぎ見る」「狛犬髭に」は、「狛犬の髭」と「の」は要ります。ラストに向かって
「仰ぎ見る狛犬の髭に花の散る君の髭にも花落つるなり」あるいは「君の髭にも落花は盛ん」とか。
おてもやん
まずは宿題だけ
○送る荷の中身を息子が書いてをり少し歪んだ癖のある文字
宿題はなまる。とってもよくなりました。「少し歪んだ癖のある文字」これが、具体的に、ということですね。も芸も細部に宿るのです。(えらそーでごめん)。
御多忙のなか。切り抜けて下さい!。。大丈夫や!
へなちょこ一年生
・春雨の青谷川の坂道は 鬱金桜に染まり霞みゆく
地名などの固有名詞は、うまく使うと響きや文字面がイメージを描かせてくれたり飛躍させてくれたり。この一首は「青谷川」の地名のイメージ喚起、「鬱金桜」のイメージの深まり。坂道であることは技巧でもあるでしょう。
・菜の花の丘から眺むちぬの海 縄文の頃の景色夢見て
恥ずかしながら「神戸の原田の森」がどんなものなのか、わからないままに。。わからないながら、ああ、そんな風なんだな、と、勝手に思い描けるのも、言葉の力のひとつかもしれません。
「ちぬの海」がダントツですね。ああ、めっちゃええやん、みたいな。
ただ。あの夏井先生ならこうおっしゃるかな「もったいないですよ、「縄文の頃の」まではよくて、でも、「夢見て」は、ねえ」。私もそう思います。「景色夢見て」ここ、甘くて惜しいのです。もう一押し、なさいませんか。ね。押していただきたいです。
黒猫アビ
・子は宝 できが良くても 悪くても
我の姿 映す鏡に
「われの姿「を」映す鏡に。「を」を入れましょうね。
・早や卯月 亡き愛猫の 一周忌
可愛いしぐさ 心にのこりて
(桜満開の時に逝った猫、桜を見るたび家族で思い出話を・・・)
アビさん私も同じ、寝たり起きたりの毎日です。今年の風邪にはやられました。起き上がれたからいいとします。ね。
KUON
・青空に聳えてゐたり熊本城天守崩るるも悠然として
・熊本の人らの思ひ受け止めて地震禍の城悠然たりき
・地震渦の酷かりしあたり共に巡りひとりの人と疎遠になりぬ
・観光かグルメの旅か善き人を切りてしまひぬ吾が傲慢に
忘れな草
亡き人の
想いを乗せて
春が逝く
落花盛んな
桜浴びつつ
亡きひとよまた巡りくる花の季の盛りにわれの春は逝くかも
爛漫のさくらはや散る花散れば母よわたしの春は逝くなり
〃花が散る散る 春が逝く〃
目ンない千鳥 より
この歌を聞くたび桜が散ってしまうと今年の春も逝ったなという感慨に打たれます。
本当は桜のあとから色とりどりの百花繚乱の爛漫の春が始まる
のに何故か桜と共に春が終わってしまうように感じるのです。
もう三十年近く経ったのに母への追慕の念はこの春の逝く頃一番強く浮かんできます。
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プロフィール
Author:KUONの久遠
・・・・・・・・・・・・・・
四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。
海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる
明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。
・・・・・・・・・・
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四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。
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シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。
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