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  1. ことばのたのしみ
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ジャムのかなしみ

書きたいことはいっぱいあるのですが、今日は時間が足りませんでした。

また読んでみたいと仰って下さる方があり・・・以前の記事です、二度目の再掲です。

・・・・・・・


         ジャムのかなしみ


朝ごはん食べられない

きのうの夜のごはんが まだどっかへ行っていない

ジュースだけ飲む

ジュースを飲んだからそれで おわりになった

ママは寝ている

パパは起きている

ろうかであの人たちに会った

おじいさんはちらっと見た

おばあさんはうつむいた

おばあさんはわたしをみたくない

庭にでる

すごい音がしている

気がついたときに聞いた  あれは何なの

セミだそうだ

セミ

大きなこえだ

落ちている虫がいたので聞いたら

セミだと言った

セミ

おちていて死んでいた セミ

もう鳴かないと思ったら また鳴いている

たくさんいるんだ セミ

好きな石のところへ行く

座るのに好きな石

だれにも言わない この石

さくら がさいていたころに

すわって桜をみていた

きもちよかった さくら

いつまでもふっていた 雨みたいにつめたくなくて

なんにも言わないでふっていた

口にもきた

まゆげにも来た

さくらはやさしい

さくらが来ても びくっとならない

ずっと見ていた

あとでパパが何をしていたのって聞いた

きょうは何をしていたの

「さくら見ていた」

パパはわらった

ママはフンって言った よこ目でみた

わたしは変わったこなの



石があつい

でもだいじょうぶ 座れる

この前きたとき石はもっとあつかった

足のうしろがあつくてびっくりして

スカートを引っぱって座ったけど

やっぱりあつかった

きょうはだいじょうぶ

ずぼんをはいているからビクッとならない

耳のあっちからも

こっちからも   

セミが聞こえる

あたまのうしろの方にもいる

上からも声はくる

あたらしいのが鳴きはじめるとしずかになって

またわんわんみんなで鳴いている

わたしにはきょうだいいない

セミにはいる


静かです

セミはいるけどしずかです

だれかがわたしをよんでいる

呼んで へやに入れて  いなくなるのに 

へやに入れるために呼ぶの  いつもそう


立って 声の方へ行く

セミがおちている

死んでいる

ふまないように 行く


思い出した

パパはセミをよけて歩く  あるいた  いつだったか

ママはセミをふんだ

おちてパタパタしていたセミを

ふんで ふりむいて わたしを呼んだ

はやく来なさいよ

わたしはとってもイヤ

あのママの「よ」が

わたしのことを きらいみたいな「よ」です

いつかふむ かな ママを





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  1. 2017.08.11 (金) 18:40
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お待ちしておりました

この詩をお待ちしていました。でも・・
読めば読むほどかなしいです。
胸の奥がギュッと掴まれたまま。

  1. 2017.08.13 (日) 03:16
  2. URL
  3. 虎が雨
  4. [ edit ]

以前に読んだのに
新鮮な感じで読みました。

バイコは何も分からない訳ではなく
感情が遠い所にあるという
不思議な感覚。。。
桜は優しいあの方と同じような気がして
好きなのかな?

みたんのジャムとバイコ。
どう繋がっていくのか…
ゆっくり待っていますね。
今回はどうもありがとうございました。

  1. 2017.08.13 (日) 20:29
  2. URL
  3. KUON
  4. [ edit ]

・柊さん


私も、久しぶりに出して来まして、自分の書いたものながら、愕然。

こんなに淋しい話があるのだろうかと。

想像で描いたものですが、現実はこんなものでない気もします。

罪深いことです。無惨なことです。あのあたりで起こっていることです・・・たぶん。


・虎が雨さん


過去の自分の作品を引っ張り出して来てどうこうと。

自己愛強いと言われても仕方がないです(笑)。自虐も強いですけどね(再(笑))。

これ書いた頃はまだ、ナル氏を「まし」と感じていたような気がします。美智子さんに対しても、今のような判断では無く。

進んでしまいました。絶望的に酷い状況です。

「さくら」の方の詩で、優しいあの方、としたのは、もちろん、紀子さまのことでした。今もそれは変わっておりません。

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プロフィール

KUONの久遠

Author:KUONの久遠
     ・・・・・・・・・・・・・・

四十年以上住み慣れた奈良の地を離れ、海の近くへ越してまいりました。

海の見ゆる高層の部屋に耳遠き
夫(つま)とふたりの暮らし始むる

明確に、残生を意識します。余分なあれこれはもう要りません。
シャネルの赤いルージュは変わらず。生意気なままの私でいたい、いようと願っております。

    ・・・・・・・・・・

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